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2010年11月24日水曜日

最近頑張っている!ラステーム

先日ラステームからついにUSB入力で192kHz/24bit対応のUSBデジタルアンプ「RUA220」が発売された。



ラステームは、RD-520以降、矢継ぎ早にヘッドホンアンプ「RDH20」、D/Aコンバータ「UDAC192」を出したが、RDH20はヘッドホンアンプが付いたDDCで、UDAC192は、へヘッドホンアンプの付かないDACだ。いずれも、USB入力は192Khz/24bitには対応していない。

残念な思いでいたら、先日ついに「RUA220」が発売された。USB入力192kHz/24bit対応は画期的だ! 小さくともラステームらしく音質は高音質だが、出力がスピーカーしかなくDACやDDCとしては使えないこと、電源がACアダプターであることが少し残念だ。

ただし、ヘッドホンジャックが付き、有機ELの液晶もつき、サンプリングレートやボリューム値、レベルメーターなどの各種情報が表示され、デジタルアンプとしては、価格的にも十分であろう。今日コムファディオで視聴したが、なかなかの高音質だった。

ところで、コムファディオの音が非常に良くなったので、どうかしたのか聞いてみたら、なんと、自社開発のUSBアイソレーターを繋げているのだという。まだ未発表の製品で12月に中には発売するとか。見ると、USBの入力×1と出力×2で、普通のUSBケーブルでも音質が非常に良くなるとのことであった。値段次第だが果たしていくらで発売するのだろう。楽しみだ。

2010年9月30日木曜日

RASTEME RDA-520

オーディオ誌でフルデジタルアンプで高音質かつ低価格と紹介されていたので、秋葉原に行く機会があれば、コムファディオに寄ってみようと思っていた。
先月秋葉原に行く用事があり、コムファディオに寄ってみた。写真で見るよりは小さいと思ったが、持ってみて驚いた。重い! フルデジタルアンプだが、電源はトロイダルトランスだ。筐体はアルミで金色、RASTEMEのロゴが太くて野暮ったい。

USB入力、SPDIF入力(光、同軸)、SPDIF出力(光、同軸)があり、フルデジタルアンプなので、アナログ入出力はない。

音は評判通り相当良い。ただ店のスピーカーは今ひとつで、音響をまったく考えない設置状態でまともな環境ではないが、高音が綺麗で低音が力強く悪くない。しかも価格はキャンペーンで4,000引きの¥43,250円だ。ほんとに安い!

めったに秋葉原には来ないし、その場で購入し家に持ち帰った。重い!

tX-USB -> USBケーブル -> Monitor01 USD -> デジタル同軸ケーブル -> RD-520

まず驚くのは、小さい筐体で、デジタルアンプにも関わらず、音が太く、高音が綺麗で低音がしっかりと出ることだ。CROWND-45、TA-DB790 に全く負けていない。これは我が家では十分な音だ。USB->RD-520 直に接続すると、やや柔らかい音がするがMonitor01USDを入れることで、ノイズが消え解像度が増している。

大きなアナログアンプは重く腰も痛めるし何よりスペースを取り邪魔だ。それに比べて、RD-520は小ささくUSB接続で取り回しも簡単だ。

フルデジタルアンプは、デジタル入力し、デジタルのまま増幅する。しかも、小さく高音質で低価格。いうことなしだ。

2010年9月15日水曜日

デジタル化

音楽を聴くとき、アナログのレコードをアナログアンプで聴く。それでは、デジタルのCDは、どうしてアナログアンプで聴くことができるのか不思議に思ったことがある。

それは、CDプレーヤーやアンプの中に、DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)という機能が搭載されていて、CDのデジタル信号がアナログ信号に変換されているので、アナログアンプで聴くことができるということ7~8年前に知って驚いた覚えがある。

デジタルアンプには、デジタルアンプ(D級アンプ)とフルデジタルアンプがある

D級アンプ
一般的にデジタルアンプと云われているのは、D級アンプのことで、アナログ信号をデジタル信号に変換して増幅するアンプだ。簡単に説明すると、入力されたアナログ信号を、用意された三角波と比較して、デジタル信号であるPWM波(PWM=パルス幅変調方式)を生成する、このPWM波を出力トランジスタ(MOSFET)で増幅し、LPF(ローパスフィルター)に通すと、アナログ信号を取り出すことができるというもの。それをスピーカーに送り出せば音が出る。D級アンプはアナログ信号を増幅するのでアナログアンプである。

フルデジタルアンプ
フルデジタルアンプは、デジタル信号をデジタル信号のまま増幅するアンプだ。仕組みは、入力されたデジタル信号を計算でPWM信号に変換するもので、その後はD級アンプと同じ仕組みだ。デジタル信号を一度もアナログに変換することなくデジタルのまま増幅する正真正銘のデジタルアンプである。

フルデジタルアンプは、CDのデジタル信号をデジタルのまま増幅するので、アナログアンプに比べて無駄がなく音質も良いように感じる。しかし、長い歴史のあるアナログアンプに比べて技術が未熟で、音質でアナログアンプの域に達することができなかった。ソニーオンキョーなどがデジタルアンプを発売しているが、圧倒的な主流はアナログアンプだ。


電子機器は、複雑に設計された電子回路を基に、沢山の電子部品を基板上に組み上げて作られている。しかし、デジタルアンプは、アンプの機能が1つの小さなICチップに集積されているのだ。この小さなICチップに電源と入出力機能を付け加えるだけで、簡単にデジタルアンプを作ることができる。しかも、そのICチップはわずか1千円程度の低価格だ。デジタルアンプだけでなくDACも最近は高性能なICチップで提供されている。

デジタルアンプICチップ
( STMicroelectronicsの STA328 1個¥1,251/100個ロット)

この様に高性能なデジタルICチップの技術によって、デジタル機器は非常にコンパクトにそして安価に提供されるようになった。デジタルアンプやDACのICチップは、既に、携帯プレーヤー、ミニコンポ、カーオーディオ、AVアンプなどに広く使われている。

数年前に、iPodが急速に普及し、iPodの音質が高級アナログアンプと遜色ないことが話題となった。iPodが高音質だということが、ピュア・オーディオの世界の人々も認めざるを得なくなり、かつてディスクトップミュージックと言っていたものが、ピュア・オーディオの世界の人達によってPCオーディオと名前を変え、急速に注目を浴びるようになって来た。

今や、PCやデジタルがキーワードだ。しかし、国内のオーディオ大手の動きは鈍く、LINNに代表される海外のオーディオメーカーや、国内でもラトックやフェーズテックなどのPC関連や中小のオーディーメーカーの動きが活発だ。

アナログ一筋でやってきた大手オーディオメーカーは、安いICチップでアンプやDACなどのデジタル機器が提供されてしまっている以上、これを使って高級品を作るわけにもいかないのだろうし、既存の高級アナログオーディオの世界を守る必要があるのだろう。

ソニーは液晶テレビやVAIOやプレーステーションに代表されるデジタル技術をもっており、デジタルアンプでも独自のS-masterという技術を開発したが、高級路線を目指したためほとんど普及していない。

ただし、国内大手各社は、デジタルテレビの普及を背景にAVアンプの開発に鎬を削っている。AVアンプには最先端のデジタル技術が数多く取り入れられており、デジタル技術の蓄積は進んでいると思われる。

デジタルアンプは、安価に簡単につくることができ、音質も高級オーディオに負けない高音質だ。デジタルアンプの世界では、これまでオーディオメーカーが死守してきた「高額品=高音質」の神話が崩れつつあるのではないだろうか。

最近「ラステーム」という中小の電気機器メーカーが発売するフルデジタルアンプが注目されている。上述の「STA328」チップを使ったフルデジタルアンプであるが、高級オーディオに匹敵する高音質かつ5万円を切る低価格

(ラステーム フルデジタルアンプ「RDA-520」)


CDの販売が落ち込む一方、音源のダウンロード化が進んでいる。192kHz24ビットの超高音質音源も出現し、ダウンロードと再生にPCが欠かせない装置となってきている。

PCとオーディをつなぐ伝送技術も進化し、USB伝送方式、ジッター、クロック、DDC、DACなど様々なデジタル技術が進化している。今後、日進月歩で急速にデジタル技術は進歩し、低価格化が進み音質も向上するだろう。

茶の間においても、地デジ移行によるデジタルテレビの普及を背景に、DVD・ブルーレイ、AVアンプ、サラウンド環境など、これまで一部のマニアが独占してきたデジタル装置の普及も進んでいる。

消費者はいずれ、デジタルオーディオが安くて高音質であること知るだろう。オーディオ業界は、高級アナログ路線だけで生き残っていけるのであろうか。