2017年6月22日木曜日

PCI-Expressを使い倒す

友人の今田さんがご自身のブログで、ONボードのUSBポート、LANポート、SATAを使わずに、全て PCI-Eボードに接続すると音質が向上するとの実験結果を報告されている。

http://hyper-pc-audio.blogspot.jp/2017/06/projectm-pcie-x1-to-3x-pcie-x1.html

インテルのチップセットは、Coreiの登場と共にノースブリッジがCPU内部に統合され、それに伴いノースブリッジ直結のPCI-Exressも、CPU直結となっている。

これを使わない手はないというのだ。ソースブリッジを通るUSB、LAN、SATAなどは、PC内部のノイズの影響を受け、音質的には問題がある。

デバイス → ケーブル → 各ポート → ソースブリッジ → バス → CPU(ノースブリッジ)

これをON PCI-Eボードで接続すると経路が一気に短絡する。伝送経路が1つとなることで、高速化される以外に、PCに付き物のノイズの影響も大幅に減ることであろう。

デバイス ON PCI-Eボード → PCI-Eスロット → CPU(ノースブリッジ)

幸い、「USBポート」も「イーサーネットカード」も「SSD」もPCI-Express対応のものが安く売られており種類も豊富だ。

おまけに、1つのPCI-Expressスロットを3分岐するカードもあるとのこと。PCI-Expressスロットの少ないマザーボードには非常に有用だ。

これで、LAN、USB、SSDが全てPCI-Express経由のCPU直結となるので、間違いなく音質には好影響だろう。

これはやってみる価値はありそうだ!

2017年6月19日月曜日

夏の妙高

久々の高原だ。新幹線を降りて、長野駅から妙高高原駅までのローカル線「北しなの線」に乗る。のんびりと車窓から夏の山々を眺めるだけで心が休まる。ローカル線の旅は 楽しい。

しなの鉄道の車内、乗車しているのは、観光の外人さんと地元の方が数人。ドアは手動、エアコンがよく効いていた。

途中の牟礼駅ホーム。夏の気怠い昼下がり。

妙高高原一つ手前の黒姫駅から望む黒姫山。

妙高高原駅終点で下車。車で30分ほどの飯山線飯山駅近くにある「富倉そば本店」に向かった。ヤマゴボウをつなぎに使った10割そばが名物。つるつる触感で絶品。大盛りが300円増しでテンコ盛り、更に、採算度外視、「そば好き」が大好きな親父さんに「そば好き」をアピールできれば追加料金なしの600gも可!ただし、そばというのは、蕎麦湯こそがメインで、そばは蕎麦湯の出がらしらしい!

妙高山。 山頂。

赤倉温泉から見た絶景。手湯、足湯が無料で楽しめる、手や足を入れたとたん「キク―!!!」って感じ。

この後、隣の関温泉で、これまた最高の温泉を楽しむ。疲れが一気に吹き飛びました。



2017年6月6日火曜日

デュカロンの音

AsoyajiDACを購入された方からデュカロン追加の希望があり、DDCに付いているNDK NZ2520SDの45MHzと49MHzを外しデュカロンに取り換えた。3ステートで切り替え回路を作りDDCに入力する。これでDDCのMCLKはデュカロンのクロックとなる。

NDK NZ2520SDは非常に高精度で本当に良い音なのだが、デュカロンに変えるとより繊細でアナログに近い音になる。これを聴くとこれまでの音も実はデジタル的な音だったと気づく。一度、聴いてしまうと手放せない。高価だが現時点で最高のクロックだ。

最近、音楽展などで、様々なメーカーの超弩級の高級装置でデジタル音楽を聴く度に、ここ数年の格段の進歩を感じる。非常にSNがよく静かで素晴らしい音だ。もはやアナログを超えたといっても過言ではないようにも感じる。

しかし、しかしだ、どのメーカーの機器も、美しく磨き抜かれた素晴らしい音なのだけれども、どこかデジタルの殻を被っているような雰囲気を感じてしまう。もちろんこれは自宅のオーディオシステムでも同様だ。

どこかデジタル臭を被っているデジタル音源であるが、これをデュカロンで聴くと、そのデジタルの殻の存在を感じなくなり、自然でアナログ的な音に変わっていることに気が付く。音が激変する訳ではないが、どこか良いのだ。良質なテープの音を聴いたことがあるが、それを聴いているような心地よさ。デュカロンってそんな感じの音だ。

続9038

9038基板の100MHz水晶発振器を外して、デュカロン(45MHz or 49MHz)を入れてみたが、ノイズが出る。ノイズを避けるなら100MHzでなければならないのかもしれない。

次に、100MHzを元に戻し、DDCからのMCLKを外して、代わりにデュカロン(45MHz or 49MHz)を入れてみると、全くノイズなしの素晴らしい音になった。これはかなり良いかも。この場合、デュカロンは1個で済むので経済的だが、デュカロンを使うのはPCMだけでDSDでは使うことができない。(*通常はここに10MHzのクロックジェネレーターを繋ぐのだろう。)

そこで、結局、DDCの水晶発振器(45MHz and 49MHz)を外してデュカロンを入力することにした。この場合デュカロンを2個使うので予算的には厳しいが、PCMもDSDもデュカロンを使うことになる。ぼちぼちやってみることにしよう。

2017年5月29日月曜日

いたちょうさん宅訪問

日曜日は、赤羽のいたちょうさん宅にお邪魔しました。ファイルウエブで「真空管バカ」という日記を書いておられます。
http://community.phileweb.com/mypage/2027/

初めて降り立った赤羽ですが大きな駅でした。しかも新宿から12分とほんとうに近い。まずは、駅前の喫茶店で昔懐かしいナポリタンを頂きお宅に向かいました。

いたちょうさん宅のシステムは、リンのネットワークオーディオ「AKURATE DS/K」、真空管プリメインアンプ「OCTAVEV70SE」、そしてスピーカーはフランコセルブリン
の「Accordo」です。ほんとに凄い機器ばかりで圧倒されます。この中に、先日購入いただいた我が「AsoyajiDAC」が加わりました。

「AKURATE DS/K」の画面が後ろのディスプレイに写り、タブレットで再生するという超便利な仕組みです。

最初、スピーカーから出てくる音が真ん中と左右に分離されバラバラで一体感がなく何だろうと思いましたが、どうやらスピーカーと座席が近すぎるようです。そこで、スピーカーを思いっきり内振りにしてもらったところ、音が一体化して空間に広がり素晴らしい音に変わりました。

数曲聴いた後で、「OCTAVEV70SE」の電圧増幅管12AX7を取り換えて音の違いを楽しむことになりました。最初付いていたのは大御所テレフンケンですが、抜けが悪く重い感じがします、次に、シーメンス、ナショナル、と抜けが良くなり躍動感もでてきました。最後RCAに変えたところ、高域が出てきて音の伸びも良くなり軽快に鳴っています。

「これだ」ということになりましたが、いたちょうさんはまさか米国のRCAごときに大御所ドイツのテレフンケンが負けるとは思ってもいなかったらしく少し落ち込んでおられたようにみえました。まあ、これは私の好みなのでご勘弁を。最近、出力管を変えたそうで、新しくDACも追加したので、その影響で真空管の音の組み合わせが変わったのだろうとのことでした。

「AKURATE DS/K」は基本的にアナログ出力で、アンプに繋ぎますが、AsoyajiDACを入れた為、SPDIFで出力し同軸でAsoyajiDACに入力しています。SPDIFは44.1KHz~192KHzまで受けられますが、そもそも「AKURATE DS/K」がDSDに対応しておらず、DSDが聴けないのが課題のようでした。

PCオーディオ(JPLAY)に移行してDSDもいいですよと囁いておきました。

真空管遊びの後は、レコードです。昔懐かしいレコードをよくお持ちで、あべ静江、西島三重子、渡辺香津美、中本マリ他たくさんの貴重なコレクションを聴かせていただきました。レコードを聴くとその時代の自分を思い出すのでノスタルジック感が更に増します。本当に堪能させていただきました。今度は、「レコードも良いですよ」と言われましたが、昔もっていたレコードは散逸し、今更集めるのも大変なのでレコードはやらないと決めています。

音は、SNが良くまた真空管アンプでありながら真空管感を感じさせない現代的な音で、素晴らしく良い音でしたが、一つだけ残念だったのは、音量を上げられないことでした。ボリュームはいつも8時か9時あたりで、素晴らしい装置達の力がほとんど発揮されていない感じで、もったいないの一言です。でも日本家屋って仕方ないですね。大音量を出すと「うるさい!」と家族全員から集中非難を浴びますし、ご近所から苦情が来ようものなら大変です。

小音量で聴くなら、能率の低い現代的なスピーカーではなく、かつての能率の高いスピーカーで聴くのも手かなと勝手に思いました。

夕方、帰り際に赤羽駅前の居酒屋に入り、今度は、オーディオ談議で盛り上がりました(もしかしたら勝手に盛り上がっていたかもしれません)。

いたちょうさん楽しいひと時をありがとうございました。

70-G3さん宅訪問

土曜日は、70-G3さんのご自宅を訪問させていただきました。ファイルウエブで「ヴィンテージ・アナログからPCオーディオまで」という日記を書いておられる方です。
http://community.phileweb.com/mypage/4801/

朝早く我が家にお越しになり、午前中は我が家の音を聴いた後、急ぎ都心の70-G3さん宅に向かいサンドウイッチとワインを頂きながら聴かせていただきました。
驚いたのはスピーカーが平面バッフルだったことです。これはネットでしか見たことがありません。私自身、後面開放はヤマハポンせんべいから3代ほど使ってきたのでよくわかっていたのですが、平面バッフルは実物を見たのも聴いたのも初めてでした。

JPLAYのデュアルモードを3PCでしかもcoreモードで実現されており、なんと私が絶賛したあのM2 SWITCH GOLDまで導入されています。
DDC:「M2Tech:Hiface EVO Two」→DAC:「PS Audio:Direct Stream DAC」の構成で、クロックジェネレーター「EVOClockTwo」をDDCに入れています。DDCとDACはHDMIを使ってI2Sを送っています。
いやはや、恐れ入りました。デジタル歴は浅いとのことですが、ここまでやっておられる方は多くありません。ただ物でない感が凄いですね。

プリアンプ、パワーアンプは新藤ラボラトリーの真空管で、平面バッフルで音出しです。

デジタル部は最先端、アナログ部は伝統的な真空管と平面バッフルという構成で、なにやらハイブリッドな感じです。

ただし、平面バッフルなので、高域、低域はあまり出ておらず、また、最先端デジタルのソリッドな感じも真空管の両アンプで和らげられた感じでしたが、平面バッフルの中低域が何とも味わい深く、テープを聴いて感動した時のようなアナログの心地よさを彷彿とさせる音でした。

また、ガラード401とトーレンスTD124をお持ちで、収集されたレコードを「PS AUDIO:NuWave Phono Converter」でデジタル録音しているとのことで、その音源を聴かせていただきましたが、レコードのアナログ感が詰まった心温まる音でした。
更に、大量にお持ちのSACDもなんとかリッピングしたいとのことで、早速、パイオニアのBDP-160を購入されるとのことでした。

なお、私が勘違いしていたのですが、平面バッフルは後面開放の一種かと思っていたら大間違いで、平面バッフルは箱を無くすことで後方の音を打ち消し前面の音だけを聴こうとするもの、一方、後面開放は後方の音を後ろの空間に広げて部屋全体に広がる音を楽しむもので、互いに似て非なるものでした。

70-G3というハンドルネームは、恐らく70の爺さんという意味だと思いますが、古いものを大切にしながらもどんどん最先端も切り開いていくという意欲あふれる70-G3さんでした。

良いものをお聴かせいただきありがとうございました。

プリアンプ・回答

今回改造した真空管カソードフォロア・バッファ
前回、プリアンプについて、電圧増幅(ゲインの確保)的には無くても問題がなく、そもそもプリアンプで音を作っていない限り不要ではないかと書いた。

電圧増幅は不要だが、真空管を通すことによる真空管効果-真空管の偶数次の高調波と真空管内部の振動によるエコー効果-は欲しい。

そこで、電圧増幅は不要かつ真空管は通る方法=カソードフォロア(いわゆるバッファ)を試してみることにした。

今回は、12AU7ではなく12AX7を使った。土曜日深夜と日曜日早朝に基板を作り、既存のものと取り換えて音出をした。2極管なので真空管1本の寂しい姿となったが、プレート抵抗も不要、出力のゲイン調整用のアッテネーター抵抗も不要となったことで、ノイズレベルも格段に下がり、また、真空管効果も感じる。

増幅率が1なので、ボリュームの位置は10時あたりから12時~1時あたりに上がった。トランスのレンジをより広く使えるので、以前より細かく音量調節ができるようになったという2次的な恩恵もあった。

プリアンプが無くても十分だが、ノイズレベルも下がり、真空管効果も感じられるので、真空管効果を狙ってカソードフォロアを使うのはお勧めだ。

従来の真空管プリアンプ