2018年4月9日月曜日

モバイルバッテリー比較

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今回比較するのは、「①AnkerFusion5000」「②サンワサプライ700-BTL028W」「③Panasonic QE-AL-201」の3つで、DACの電源として使用し音の違いを比較する。

① Anker Fusion5000

② サンワサプライ700-BTL028W

③ Panasonic QE-AL-201


この3種を選定した理由は、以下の通り。
・バッテリーでありながら、コンセント付で充電器なしで充電ができるもの。
・充電しながら放電ができるもの。
・消費電流が2A以上のもの。
・薄型なら2セル、電池タイプなら2個以上使っているもの(外形で判断)。
・安全保護装置のついたもの。

最初に3機種共に、ノイズのない素晴らしい音が再生されることを断りしておく。基本的には、ノイズレベルが大きく下がり、静けさがと音の見通しがよくなり、奥行き感が出て空間感が増すと共に、埋もれていた音の粒が鮮やかに見えてくる。

3つともノイズの無い素晴らしい音なのだが、大きく以下の違いが感じられた。

・Panasonicは、空間感が大きく音が太い。
・サンワは、空間感は小さいが、滑らかで艶のある音。
・Ankerは、その中間で、空間感もあり滑らかで艶もある。

 ●広がりと音の太さ  Panasonic > Anker > サンワサプライ
 ●滑らかさと艶  サンワサプライ > Anker > Panaspnic

大きい部屋で聴くなら、Panasonicが素晴らしい空間感を出してくれるだろう。
小さい部屋で聴くなら、サンワかAnkerだ。ちょうどいい空間感と滑らかで艶のある音で、バランスよく楽しむことができる。

どれも基本的にはノイズのない素晴らしい音であることに驚かされる。どれを選ぶかは好みの問題で、自分の部屋の大きさや好みに応じて選択すればいいだろう。それにしても、バッテリーの違いでこんな違いがでるとは思いもしなかった。

追記
利便性としてはコンセントに刺したまま音楽を聴いても良いが、音楽を聴くときはコンセントから外し(タップの電源を落としても良い)、終わったら刺しておく(タップの電源を入れる)使い方の方がよりノイズレベルが落ちる感じがする。


2018年4月5日木曜日

AsoyajiDACの完成イメージできる

AsoyajiDACの最終図面が確定したので、イメージ図を作ってもらった。上がデュカロン版、下がスタンダード版だ。これから工場で試作機の製作に掛かる。

デザインしたのは、ウープス㈲の高橋さん。
http://oops.jpn.com/index.html

広告デザインが中心の実績のある凄腕デザイナーさんだが、オーディオ好きなことから、AsoyajiDACのデザインをやってもらえることになった。本業のデザインだけでなく本業外の設計図面(平面、CAD、3D)までやっていただいた。

デザイナーさんが作るデザインって違うね。




AsoyajiDAC 試聴会のお知らせ

ゴールデンウイークに「AsoyajiDAC 試聴会」を開催します。ご興味のある方は是非ともお越しください。

日 時  5月3日(木)~6日(日)の4日間連日

時 間  午前の部 10時~12時(9時30分開場)
     午後の部 14時~16時(13時30分開場)

会 場  東京都港区南青山 6-12-3
     南青山ユニハイツ103号室 ウープス㈲事務所

内 容  AsoyajiDAC デュカロン版、スタンダード版
     (いずれもバッテリー駆動)のデモ再生

お申込み
お名前、携帯番号、メールアドレス、希望日時を書いて、下記メルアド宛にお申込みください。
asoyaji@asoyajiaudio.jp

*参加費は無料です。
*部屋の関係で1度の最大収容人数は10人です
*この会場がASOYAJIオーディオの試聴室になります。
*今後も、随時、試聴会を行っていく予定です。

  

2018年4月4日水曜日

簡単なレンダラーとメディアサーバーの作り方

ミニPCを2台用意して、両PCにFoobar2000とUPNPコンポーネントをインストールし、1台をレンダラーに、1台をメディアサーバーにすれば、非常に簡単にレンダラーとメディアサーバーを構築することができる。1台目をJPLAYに、2台目をFoobar2000のメディアサーバーにすることも可能だ。

1.先日の最新PCオーディオの構成の通りに接続する。
2.両PCにFoobar2000をインストールし、UPNPコンポーネントをインストールする。
   http://www.foobar2000.org/components/view/foo_upnp

3.1台目のミニPCをレンダラーにする
①Foobar2000のUPNPの設定で、
 Media Renderer を Start する。
 Media Server を Stop する。
*JPLAYならインストールしsetthingsで設定するだけ。
②ControlPointに「Foobar2000 Renderer」が現れる。

4.2台目のミニPCをメディアサーバーにする
①ミニPCに楽曲の入ったUSB-HDDを繋ぐ。
②Foobar2000のMediaLibraryのMusic foldersで、接続したUSB-HDDの楽曲のあるフォルダーを指定する。
③Foobar2000のUPNPの設定で、
 Media Server を Start する。
 Media Renderer を Stop する。
④ControlPointに「Foobar2000 MediaServer」が現れる。

ControlPoint




2018年3月28日水曜日

AK4497とES9038とデュカロン

AK4497とES9038、どちらも現在の最先端のDACチップだ。当然、どちらが音がいいのか、誰もが関心のあるところだろう。

これまで、AK4497にはデュカロンを入れ最高の音を聴いてきたが、ES9038にまで手が回らずデュカロンなしのままだった。今回、バッテリー化の改造と合わせてようやくデュカロンを入れた。

これでようやく2者の比較ができるようになった。

AK4497
AsoyajiAudioの最高峰のデュカロン版AsoyajiDACだ。バッテリー駆動用の基板も取り付けてある。専用ケース(試作機)。

ES9038
既存のタカチケースから商用電源を取り除きバッテリー基板とデュカロンを取り付けた。
デュカロンはDDCに入力し、このクロック信号でI2Sをリクロック(同期)、更にこれをMCLKとしてES9038に入力。受けるESS9038もMCLK逓倍の同期モードにする。ジッター除去回路とDPLL回路は使わず、ジッタークリーナーも使わない(デュカロンより精度が落ちるため)。

ESSのDACチップは、MCLK不要で、I2S信号のBCLKもしくはLCLKを逓倍して内部でMCLKを生成する非同期モードがあるので便利だったが、この方式は基板上の水晶発振器の精度が低いと音質向上は望めない。

さて、音出し比較。

どちらもデュカロンを入れると、明かに音が変わる。言葉では説明しきれない極上の音だ。いわゆる自然な音=ほんとうにそこで演奏し歌っているように感じるという意味。どちらもほんとうに素晴らしい。やはりこれはデュカロンの効果だ。

さて、違いは?

どちらも甲乙つけ難い極上の音だった。以前の両社の音は、AK4497が温かみのある艶のある音で、ES9038が透明で綺麗で少し引いた感じの音と、正反対のような音であったが、今回の比較では、大きな違いはなないように感じた。ここまでくると好みの問題かな。

それでも良く聴き込むと、両社の違いはある。それは従来の傾向に近い感じだ。

AK4497の方は、温かみがあり、艶があり、惹きつけられる音、前に出てくる音で深みのある音。音楽が楽しいのはこっち。(意外なことに)解像度もこちらのほうが高く感じる。また、音の生々しさ臨場感がこっちが上だ。

ESS9038の方は、落ち着いた音、綺麗な音、正確な音、クラシックを聴くにはいいかも。
デュカロンを入れると断然良くなる。これは意外だった。これもありかな。

*注意:これはあくまでも当方のシステムでの音の比較であり私の個人的な感想です。




2018年3月25日日曜日

PCオーディオの最新

さて、このタイトルである。これまでPCオーディオについていろいろやってきたが、最新の状況をまとめておこうと思う。
構成は以上で決まりだ。

1.機器の選定

機器のグレード
いずれの機器も技術が進み「小さく安価なであっても」機能的には十分すぎるものを持っているので、通常グレードの安価なもので十分。できる限り5Vモバイルバッテリーで駆動できるものを選ぶ。

ネットワーク
ネットワークは、インターネットには繋がない音楽専用のネットワークとする。家庭のホームネットワークが、192.168.0なら192.168.2を使う。機器同士をHUBもしくはWIFIで繋ぎ、ルーターで同じネットワーク(192.168.2)のIPアドレス(1~255)を付与する。

ルーター
ルーターは、エレコムの小さなルーター「WRH-583YL2-S」(バッテリー駆動)で十分。安いうえに無線(WIFI)も付いているので、タブレットやスマホも使える。

HUB
電源内蔵タイプのHUBの電源は、ほぼスイッチング電源なので、ACアダプター入力(=DC5V入力タイプ)のものを選ぶ。使用時、ACアダプタは使わず変換ケーブルなどを使ってモバイルバッテリー5Vを入力する。
また、浮遊ノイズから保護するために、プラスティックではなくメタル筐体のものを選ぶ。

しかし、有名メーカーの製品はほぼ、ACアダプター(DC入力タイプ)の筐体はプラスティックで、電源内蔵タイプの筐体がメタルだ。直流入力でメタル筐体の製品は見当たらないので、ACアダプター(DC入力タイプ)でプラスチック筐体を選ぶしかないようだが、電源内蔵タイプでメタル筐体のものを選び、簡単な改造(中のスイッチング電源基板を取り外して、代わりにモバイルバッテリー5Vを基板に入力する)で、DC入力かつメタル筐体とすることができる。

改造はこちらを参考に。
http://asoyaji.blogspot.jp/2018/02/blog-post_18.html
http://asoyaji.blogspot.jp/2018/03/blog-post_24.html

RendererPC
ミニPCは、Windows10がインストール済みで5Vバッテリー駆動のものを探す。これも余計なアプリや設定は徹底的に削除・停止して音楽専用にするので、元々余計な機能の付いていないシンプルなものがいい。

MediaServerPC
これは上記と同じPCでOKだが、RaspberryPiでも十分にOKだ。
http://asoyaji.blogspot.jp/2018/03/raspberrypinasnew.html

もちろん、QnapなどNASにMinimserverなどをインストールする方が簡単だ。

レンダラーやメディアサーバーは、電源を入れたら一切操作しない(ディスプレイもキーボードもマウスも接続しない)縁の下の力持ち=黒子になる。

タブレット
有線で繋がったPCを使ってもいいが、やはりWIFIで繋がったタブレット、iPad、スマホ、モバイルPCがお奨めだ。

2.ソフトウエア

ContolPoint
コントロールポイントの画面には、メディアサーバーとレンダラーが表示される。メディアサーバーから楽曲を選択しレンダラーに再生指示をうると、楽曲が再生される。

LINNのKAZOOやKINSKY、AudionetRCPなど、自分の使いやすいものを選ぶ。
ただし、KAZOOはOpenHomeに対応したものしか表示しないので注意。

Renderer
JPLAYはインストールするだけ(シングル)でRendereになる。超簡単。
Foobar2000は、下記のUPNPコンポーネントを使ってRendereにする。
http://www.foobar2000.org/components/view/foo_upnp

MediaServer
PCにUSB-HDDを繋ぎNASにしたもの。市販のNASに、MediaServerソフトをインストールすることでMediaServerとなる。MinimServerが使いやすい。
なおJPLAYはトランスコードを持たないので、メディアサーバーでトランスコードする。


3.小型化とモバイルバッテリーの恩恵

機器が小型化し省エネ対応となり、モバイルバッテリー駆動が可能になった。特にPCは、ついこの間までバカでかいATX電源を使っていた訳で隔世の感がある。

バッテリー化により電源由来のノイズは解消され、ノイズレベルが格段に下がる。SNが上がり見通しが非常に良くなって音の一粒一粒が浮き上がってくる。綺麗な音だが力がないとか高域はいいが低域が今一つなどといた音質面でのマイナスは全くなく、むしろ力強く低域も素晴らしい。

従来の電池や鉛蓄電池などを使わなくとも、モバイルバッテリーが安全かつ手軽に使えるようになってきたことも大きい。

PCオーディオは、機器の小型化とモバイルバッテリー技術の進化の恩恵を最も大きく受けることのできる分野だ。この幸運を使わない手はない。




2018年3月24日土曜日

上流のバッテリー化(新)

PCオーディオの上流
PC     :  ControlPC  RendererPC  MediaServer
Network :  HUB  Router 

現在、上記PCオーディオの上流機器ははすべてモバイルバッテリー5Vで稼働している。
これは、機器がすべて小さく省電力になったからこそ実現できたことで、驚くほど技術は進んでいる。

ノイズレベルは益々小さくなり、それに反して音楽信号は益々際立ってくる。PCオーディオの世界でも、ようやく重厚長大の時代に終わりを告げ、短小軽薄の時代に入っているのだ。そろそろ上流に関しては商用電源から離れてもいいのではないだろうか。

DACですら、モバイルバッテリーで軽々と駆動する。