2019年3月28日木曜日

ネットワークオーディオ2 JRMC

次はJRMCです。音質が良いので以前から使ってきましたが、分かりにくく使いづらい面もありマニア向けのソフトと言う感があります。


1.JRMCのネットワーク構成

ケース1
・スマホ:JRMC・Remote(コントロール)
・PC1:JRMC本体
・PC2:renderer(foobar2000等をレンダラーにすることもできます)

ケース2
・スマホ:JRMC・Remote(コントロール)
・PC:JRMC本体

分かりにくいJRMCの設定メニュー
余りに機能が多すぎて、メニューが多岐に広がり、あちこち飛び回って設定する必要があり、初心者には非常に分かりにくいです。wikiも英語版で、マニュアルも要領を得ません。


2.実際の構築(ケース2の場合)

(1)NASの楽曲のインポート

JRMCをインストールしたら、まず最初にNASの楽曲をJRMCのライブラリーにインポートします。左メニューからMediaLibraryを選び、右画面でインポートを選びます。

単一のフォルダーからインポートを選びます。

NASのIPアドレスと共有フォルダーを入力します。

次に、このフォルダーを監視し自動インポートしてくれるように設定をします。



NASのIPアドレスと共有フォルダーを入力します。




 (2)フォルダービューを追加する

JRMCにはデフォルトでフォルダーツリーがありません。そこで、ビューの追加をしてフォルダーツリーを追加します。

表示、ビューを追加、ライブラリービューを追加します。

既存で用意されたビューが出てくるので、その中から「ディスク上の保存場所」を選びます。

すると、左メニューの「オーディオ」の中に、「ディスク上の保存場所」が現れ、NASのIPアドレスと共有フォルダーが表示されています。名前を「フォルダー」に変更しておきます。


これで、ルーンではできなかったフォルダーツリー検索ができるようになりました。

これをJRemotoに反映させるために、一つやっておかなければならないことがあります。この当たりが分かりにくいところです。

まず、JRemoteをスマホやiPadで使うときに必要となるアクセスキーを生成します。「メディアネットワークの機能を利用してこのライブラリーを共有しDLNAを有効にします」にチェックを入れると、アクセスキーが生成されるので控えておきます。

次に、詳細の「・・・JRemoto,Gizmo,パネルのビューをカスタマイズ・・」をクリックします。

追加を押し、

「スタンダード表示のライブラリー項目」から「Audio\Folder」を選びます。
これで、スマホやiPadのJRemotoの画面に「フォルダー」が現れます。

以上で、JRMC本体の設定は終わりです。


(3)JRemotoを使う

通常、JRMC本体は起動だけさせておいて、一切操作しません。変わって操作するのは、スマホやiPadにインストールした「JRemote」です。

インストールしたら、まず最初にJRMC本体とネットワーク接続します。左上の設定ボタンを押します。

「Add a new server」をクリックします。

「Connect with access key」をクリックします。

上記で生成したアクセスキーを入力し、「Add and connect」をクリックします。


これでJRMC本体と接続できました。
オーディオを選ぶと、ちゃんと上記で作成した「フォルダー」が表示されています。

「フォルダー」の中を見ると、しっかりとフォルダーツリー状態で表示されています。
プレーヤーを選びます。「プレーヤー」がDACに繋がっているJRMC本体なのでこれを選択します。楽曲を選択し、PLAYボタンを押せば再生が始まります。

以上です。ポイントを押さえればそれほど難しくはないと思います。

設定場所がもっとコンパクトに集約されていれば、もう少し取っ付きが良くなると思いますが、何度アップグレードしてもこの複雑なメニューはほとんど変わりません。

ルーンのように多様な情報は表示されませんが、画面はいろいろカスタマイズできますし、フォルダーツリーも使えるので非常に使い勝手が良いです。音質も良いのでお勧めです。





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