XMOS(USB Audio 2.0 Reference Design)にはアナログINとOUTがついている。おまけのようなものだろうと思い全く気にも留めていなかったが、念の為音を確認しておこうとヘッドホンを差し込んでみて驚いた。
おお!これはなんだ!驚くほどの高音質じゃないか!解像度が非常に高く、一音一音が鮮明に美しく聴こえる。ただし繊細で細い音ではなくて豊かで太い音だ。
ゼンハイザーHD600は、安っぽいアンプだと全然ダメなんだけど、なんと心地よく鳴っていることか。むむむ?高音質はDDCだけじゃじゃなかったのか!ちょっとしたヘッドホンアンプより高音質だ!
これだけ高音質なら他にヘッドホンアンプは要らない。これからは、XMOSをヘッドホンアンプにしよう!
2011年4月29日金曜日
XMOS が突然届いた!
驚いた。当面届かないだろうと忘れていた。ところが、本日、クロネコ(UPS)から荷物が届いた。何だろうと思ってよく見ると、なんとDigi-keyからだった。うかつだった。もう発送されていた。
さっそく聴いてみた。当然、確認するのは、24bit/192kHz が聴けるかどうかだ。
ubuntu
pulseaudioのハイレゾ対応
sudo gedit /etc/pulse/daemon.conf
default-sample-format=s32le
default-sample-rate=192000
alsaのハイレゾ対応
sudo gedit /etc/asound.conf
type plug
slave {
pcm "hw:0,1"
format s32le
rate 192000
}
}
上記のようにハイレゾ対応の為の設定変更を行って、Audaciousで、出力プラグインを「ALSA Output Plugin」出力プラグイン設定を「plughw:card=x20,dev=0(XMOS USB Audio2.0,USB Audio・・・・)」にして、192kHzを再生して見た。
3秒ほど間違いなく192kHzで音が出て、やった!と思った途端にこけた。何度やってもだめ。3秒は音が鳴るので、設定や接続は問題ないと思われる。理由は不明。
そこで、Audaciousで普通に44.1kHzの楽曲を聴いてみたが、なんと192kHzにアップサンプリングされて3秒でダウン。こりゃだめだ。ubuntu は普段はあまり使っていないが、サンプリングレートの自動変更ができないのだろうか。これでは、ハイレゾ楽曲がどんどん出てくる中、ubuntuは生き残っていけないように思うが。
*翌日再挑戦。今日はダウンすることなく上手く聴けた。しかし、出力プラグインが「ALSA Output Plugin」では、192kHz以外のサンプルレートは再生しない。そこで、出力プラグインを「PulseAudio Output Plugin」に変更して聴いてみた。192kHzは問題なく再生できる。それ以外のサンプルレートも問題なく再生できる。と思ったら、全てが192kHzにアップサンプリングされている。まあこれで全てのサンプリングレートが再生できるので仕方ないか。
Windows(vista)
ドライバーが必要なので、CEntrance で登録してメールを待つ。5-10分で届くと書いてあるが一向に届かず。半日待っても届かないのでもう一度登録。数秒で返信が届いた。ドライバーをインストールしJRMCで聴いてみた。192kHzを全く問題なく再生している。アップサンプリングすることなく楽曲オリジナルのサンプリングレートでしっかりと再生されている。このあたりはJRMCの非凡なところだ。Windowsの音は上品で美しい。
VoyageMPD
おー!! 何の設定もせずに、全く問題なく192kHzが再生された。しかも、サンプリングレートは楽曲に応じて自動で変更される。こりゃ便利!!VoyageMPDの音は太くて気持ちがいい。同じLINUXであるが設定も不要でubuntuより簡単にハイレゾを聴ける。
さっそく聴いてみた。当然、確認するのは、24bit/192kHz が聴けるかどうかだ。
ubuntu
pulseaudioのハイレゾ対応
sudo gedit /etc/pulse/daemon.conf
default-sample-format=s32le
default-sample-rate=192000
alsaのハイレゾ対応
sudo gedit /etc/asound.conf
type plug
slave {
pcm "hw:0,1"
format s32le
rate 192000
}
}
上記のようにハイレゾ対応の為の設定変更を行って、Audaciousで、出力プラグインを「ALSA Output Plugin」出力プラグイン設定を「plughw:card=x20,dev=0(XMOS USB Audio2.0,USB Audio・・・・)」にして、192kHzを再生して見た。
3秒ほど間違いなく192kHzで音が出て、やった!と思った途端にこけた。何度やってもだめ。3秒は音が鳴るので、設定や接続は問題ないと思われる。理由は不明。
そこで、Audaciousで普通に44.1kHzの楽曲を聴いてみたが、なんと192kHzにアップサンプリングされて3秒でダウン。こりゃだめだ。ubuntu は普段はあまり使っていないが、サンプリングレートの自動変更ができないのだろうか。これでは、ハイレゾ楽曲がどんどん出てくる中、ubuntuは生き残っていけないように思うが。
*翌日再挑戦。今日はダウンすることなく上手く聴けた。しかし、出力プラグインが「ALSA Output Plugin」では、192kHz以外のサンプルレートは再生しない。そこで、出力プラグインを「PulseAudio Output Plugin」に変更して聴いてみた。192kHzは問題なく再生できる。それ以外のサンプルレートも問題なく再生できる。と思ったら、全てが192kHzにアップサンプリングされている。まあこれで全てのサンプリングレートが再生できるので仕方ないか。
Windows(vista)
ドライバーが必要なので、CEntrance で登録してメールを待つ。5-10分で届くと書いてあるが一向に届かず。半日待っても届かないのでもう一度登録。数秒で返信が届いた。ドライバーをインストールしJRMCで聴いてみた。192kHzを全く問題なく再生している。アップサンプリングすることなく楽曲オリジナルのサンプリングレートでしっかりと再生されている。このあたりはJRMCの非凡なところだ。Windowsの音は上品で美しい。
http://centrance.com/downloads/ud/
VoyageMPD
おー!! 何の設定もせずに、全く問題なく192kHzが再生された。しかも、サンプリングレートは楽曲に応じて自動で変更される。こりゃ便利!!VoyageMPDの音は太くて気持ちがいい。同じLINUXであるが設定も不要でubuntuより簡単にハイレゾを聴ける。
光で接続
同軸基盤直出し接続
念願の24bit/192kHz対応のDDCを遂に手に入れた。ほんとうはFireFaceで十分なのだが、Linuxに対応していないので、Linux用のDDCがどうしても必要だった。UDIF7は96kHzまでだった。
XMOS(USB AUDIO 2.0 REFERENCE DESIGN)は、24bit/192kHz対応で、Windows、Linuxに対応。しかもヘッドホンアンプまで高音質というおまけが付いていた。
これで$149だ。送料なども全て込みで15,000程度で買えるのだ。こんなお買い得は無いと思う。今も在庫は無いようなので何時届くか分からないが、買っておいて損は無い。
Digi-key
2011年4月27日水曜日
Voyage MPDをやってみたい人はStarterKitで!
久々に Voyage MPD のHPを覗いたら、Voyage MPD StarterKit の販売を始めたとの案内があった。
Alix3D2 に VoyageMPD をCFにプリインストールしたものを販売している。CF512MBタイプで$120、4GBタイプで$130だ。これは安い。支払いはPayPalのみだが、HDTRacksを使っている人なら問題ない。香港から航空便で送付される。送料は$12。
PC Engines を覗くと、Alix3D2は在庫が無く、次回入荷予定は2100/6/05だ。相変わらずの人気だ。在庫が無く$99だから、Voyage Store で買った方が全然お得だけど、残念ながらケースを扱っていない。ケースはPC Enginesに在庫がある。
安いし、インストール済みだから、自分の環境にあった設定に変えるだけで済む。これはお勧めだ!
パソコンをLAN経由で操作!エバーグリーン「NetDockHD」(2)
早速届いたので、使ってみた。うーん。落胆。
PCを起動すれば、自動的に「NetDockHD」に接続したディスプレイやUSB機器も使えるようになると思っていたのだが、そうではなかった。
「NetDockHD」に接続した機器を使うには、まず最初に、PC接続のディスプレー画面上で専用ソフトを起動して、ディスプレイやUSB機器を接続する為の「接続ボタン」を押す必要があるのだ。
これは不便だ。せっかくPC本体をディスクトップから離したのに、そこまで行って専用ソフト上の「接続ボタン」を押さないと使えないのだ。
いくら探しても、OSの起動と同時に「NetDockHD」を使えるようにする設定は見当たらない。
何というか、使えるような使えないようないま一つの機器だ!これは失敗か!
PCを起動すれば、自動的に「NetDockHD」に接続したディスプレイやUSB機器も使えるようになると思っていたのだが、そうではなかった。
「NetDockHD」に接続した機器を使うには、まず最初に、PC接続のディスプレー画面上で専用ソフトを起動して、ディスプレイやUSB機器を接続する為の「接続ボタン」を押す必要があるのだ。
これは不便だ。せっかくPC本体をディスクトップから離したのに、そこまで行って専用ソフト上の「接続ボタン」を押さないと使えないのだ。
いくら探しても、OSの起動と同時に「NetDockHD」を使えるようにする設定は見当たらない。
何というか、使えるような使えないようないま一つの機器だ!これは失敗か!
2011年4月25日月曜日
パソコンをLAN経由で操作!エバーグリーン「NetDockHD」
PCオーディオで一番の悩みは、パソコンをオーディオ機器の直ぐ近くに置かなければならないことだ。
「ディスプレー+キーボード+マウス」+「PC本体」+「オーディオ装置」これを全てディスクトップの近くの狭い場所に置かなければならない。何をするにも三身一体といった感じで余裕がなく窮屈極まりない。
できれば「PC本体」と「オーディオ装置」は伸び伸びと接続したいのだが、USBケーブルがせいぜい1mしか伸ばせず、離すことができないのだ。
何とかならないかと思ってきたが、これならこの悩みを解決できそうだ。それは、エバーグリーンが発売した「NetDockHD(DN-GNDH1080P)」だ。LAN経由で、ディスプレイ、マウス、キーボード、その他USB機器を接続することができる。
「ディスプレー+キーボード+マウス」+「PC本体」+「オーディオ装置」これを全てディスクトップの近くの狭い場所に置かなければならない。何をするにも三身一体といった感じで余裕がなく窮屈極まりない。
できれば「PC本体」と「オーディオ装置」は伸び伸びと接続したいのだが、USBケーブルがせいぜい1mしか伸ばせず、離すことができないのだ。
何とかならないかと思ってきたが、これならこの悩みを解決できそうだ。それは、エバーグリーンが発売した「NetDockHD(DN-GNDH1080P)」だ。LAN経由で、ディスプレイ、マウス、キーボード、その他USB機器を接続することができる。
ディスクトップに、NetDockHDを置いておき、これにディスプレイ(HDMI)、キーボード(USB)、マウス(USB)を接続すれば、「PC本体」はLANケーブルで離れた場所に「オーディオ装置」と一緒に置くことが簡単にできる。
これは便利じゃないか!価格も11,999円と手頃。エバーグリーンの直販サイト「上海問屋」限定で発売している。さっそくぽちった。
2011年4月24日日曜日
自作 後面開放SP(ぽんせんべい)+ウーハーの再作成(3)
今日は、木の鳴りを抑えるため、枠の裏側にフェルトを貼りました。またもS氏の道具登場です。コンプレッサーで針を打ち出すマシーンで、あっという間に終了です。
ウーハーは、S氏の試行錯誤の末、フルレンジから3.5cm奥に設置してあります。この場所が完全に位相があっている場所です。
これで完成です。サランネットはまた後です。そして、ついに完成したスピーカーを我が家に運びました。
ネットワークは、コンデンサとウーハーを逆相接続し、バイワイヤリングにしました。
ツイーターは、ミリ単位で動かして、フルレンジと完全に位相があって音圧がぐんと跳ね上がる”ここしかない!”という場所に、設置してあります。
ウーハーは、S氏の試行錯誤の末、フルレンジから3.5cm奥に設置してあります。この場所が完全に位相があっている場所です。
このように実際に耳で確認しながら位相が完全に合っている場所を決めているので、音のつながりが自然でかつ美しく力強い音が出ています。
2011年4月22日金曜日
XMOS納期 更に延長 5月3日に!
Digi-keyから連絡があり、XMOSの納期が更に延長された。新たな予定日は5月3日だ。
元々、5月12日の予定が4月12日に変更になって、それがまた今回5月3日となった。まさに迷走だ。Digi-keyに質問したが、メーカーが納品しないからしょうがないといった感じだ。
まあ、元々は産業用のOEM製品で、大口ユーザー向けのものだ。なかなか大口ユーザーがつかないから、Digi-keyでサンプル提供として、企業の開発担当者向けに小口で販売していたものだろう。
大手への安定供給の道ができれば、もはや小口販売は非効率であり、Digi-keyに出てくることもなくなるかもしれない。そうであれば、もう買えなくなるのだろうか。なんとか最後の供給でいいから納品してほしい。
元々、5月12日の予定が4月12日に変更になって、それがまた今回5月3日となった。まさに迷走だ。Digi-keyに質問したが、メーカーが納品しないからしょうがないといった感じだ。
まあ、元々は産業用のOEM製品で、大口ユーザー向けのものだ。なかなか大口ユーザーがつかないから、Digi-keyでサンプル提供として、企業の開発担当者向けに小口で販売していたものだろう。
大手への安定供給の道ができれば、もはや小口販売は非効率であり、Digi-keyに出てくることもなくなるかもしれない。そうであれば、もう買えなくなるのだろうか。なんとか最後の供給でいいから納品してほしい。
まあ、待つしかない。
Queenのハイレゾ最高です!
先日は散々文句を言ったが、どうしても聴きたくてダウンロードしてしまった。
それにしても、ONKYOにはほんとがっかりさせられる。私は、Googleの Chromeを使っているのだが、ONKYOの配信は、InternetExplorerでしかダウンロードできないうえに、DRM付きだからWMPでしか再生できない。まったく”ここまでマイクロソフトの思う壺に嵌らなくてもいいじゃないか!”と言いたくなる!
しかも、HDTrackと比べて価格が2倍も高い。HDTracksはフリーだが、ONKYOは所有権を侵害するDRM付きだ。これはないだろう。
ONKYO Queen アルバム¥3,000、1曲¥350
HDTracks Waltz for Debby アルバム¥1,528、1曲¥211
(24bit/96kHz、1$=¥85換算)
そこで、HDTracksの2倍もする正規の料金を払ってダウンロードしたアルバムを、Windows7のVirtualPCのXPMODE上で、Automate undrmでちょこっと加工した。さらにWMAが嫌なのでFoobar2000でFLACにコンバートした。使い勝手も音質も最高!
ただ高い!待てる人は、HDTracksで安く配信される(されないかも)のを待った方がいいかも。
それにしても、ONKYOにはほんとがっかりさせられる。私は、Googleの Chromeを使っているのだが、ONKYOの配信は、InternetExplorerでしかダウンロードできないうえに、DRM付きだからWMPでしか再生できない。まったく”ここまでマイクロソフトの思う壺に嵌らなくてもいいじゃないか!”と言いたくなる!
しかも、HDTrackと比べて価格が2倍も高い。HDTracksはフリーだが、ONKYOは所有権を侵害するDRM付きだ。これはないだろう。
ONKYO Queen アルバム¥3,000、1曲¥350
HDTracks Waltz for Debby アルバム¥1,528、1曲¥211
(24bit/96kHz、1$=¥85換算)
そこで、HDTracksの2倍もする正規の料金を払ってダウンロードしたアルバムを、Windows7のVirtualPCのXPMODE上で、Automate undrmでちょこっと加工した。さらにWMAが嫌なのでFoobar2000でFLACにコンバートした。使い勝手も音質も最高!
ただ高い!待てる人は、HDTracksで安く配信される(されないかも)のを待った方がいいかも。
2011年4月21日木曜日
自作 後面開放SP(ぽんせんべい)+ウーハーの再作成(2)
横浜ベイサイドネットで注文したネットワーク・パーツが届いた。
コイルは、ウーハー(ローパス)用で、クロスオーバー周波数を130HZ(6db/oct)あたりにしたいのでインダクタンス4.7mHのものを使う。
コイルで重要なのはDCR(直流抵抗)。0.1Ωでダンピングファクターが半分になるらしく音質への影響も大きい。DCRはなるべく小さなものが良い。
コイルには、下図のようにコアコイル、空芯コイル、銅箔コイルがある。
・コアは、大音量入力で歪が発生する場合もあるようだが、巻き線が短くDRCが非常に小さく価格も安い。
・空芯は、歪が無くて音がいいと評判だが、巻き線が長くなりDCR(直流抵抗)も高くなる。線を太くしDCRを小さくしたものは価格が高い。
・銅箔は、DCRも比較的小さく音質もいいが、まさに高級オーディオグレードで非常に高価。
コイルはインダクタンスが大きくなるほど高価だ。クロスオーバー周波数を低くするには、インダクタンスの大きなコイルが必要になり、コスト負担も大きくなる。結局、Jantzenの P-コアコイル(15AWG)4.7mH を選んだ。
このコイルは「Permite75」というJantzenが独自に開発したコアを使っており、驚異的な低ヒシテリシスを持ち、磁気飽和が起こりにくく、DCRも0.26Ωと非常に低く、15AWGというゲージで、耐入力400Wという性能を有する。重量も590gでどっしりとしている。
コンデンサは、5kHzあたりをハイパスしたいので、容量は4.7μFとした。ただし、フィルムコンデンサも材質による価格差が凄く、Jantzenの最高グレードの silver の価格は、standard の13倍もする! silver はいずれ使ってみたいが、今回はとりあえず安価な standard を選んだ。
早速、取り付け。
ツイーターは、S氏が新潟のSP01.JPで見つけた後面開放(?)タイプのリボンツイーター。メーカーはフィリップスと書いていあるが、イアホンやヘッドホンのあのフィリップスだろうか?
後面に穴があいていて、音が前だけでなく後方にも広がるので、後面開放型のJA-3504Bとは相性が良く音が自然な感じで繋がるはず。
後ろから見ると、こんな感じ。
そして音出し。正直感動した。低域が加わったことで中域や高域の音に厚みが増し、音質が一気に数段階向上している。堅いゴムの木が音をしっかりとグリップして歪みのない透明感のある美しい音を出してくれている。
低域は、低域の音そのものも大事だが、高域、中域の音を補完して音全体に厚みを加えより豊かにし音のリアル感を一層増してくれる。低域はそうした意味で非常に重要で、今回はその効果をはっきりと感じることができた。これはウーハーを自作した甲斐があったというものだ。
ツイーターも後面型にしたので、高域も後方に広がりYamaha JA-3504Bとのつながりがより自然でスムーズになっている。
心配した歪みも全くなく、各ユニットの繋がりも問題ないようだ。レンジも広く、太く豊かでリアル感も増している。何とも美しい音で大いに満足だ。ただし、これはあくまでS氏のオーディオルームでの視聴であって、我が家でここまで鳴らすことは難しいかも。
残るは、フェルトで後面の振動を抑えること、そして、再びサランネット作成だ。これは次回。
コイルは、ウーハー(ローパス)用で、クロスオーバー周波数を130HZ(6db/oct)あたりにしたいのでインダクタンス4.7mHのものを使う。
コイルで重要なのはDCR(直流抵抗)。0.1Ωでダンピングファクターが半分になるらしく音質への影響も大きい。DCRはなるべく小さなものが良い。
コイルには、下図のようにコアコイル、空芯コイル、銅箔コイルがある。
・コアは、大音量入力で歪が発生する場合もあるようだが、巻き線が短くDRCが非常に小さく価格も安い。
・空芯は、歪が無くて音がいいと評判だが、巻き線が長くなりDCR(直流抵抗)も高くなる。線を太くしDCRを小さくしたものは価格が高い。
・銅箔は、DCRも比較的小さく音質もいいが、まさに高級オーディオグレードで非常に高価。
鉄心コイル 空芯コイル 銅箔コイル Jantzen Jantzen DIY.AUDIO ¥2,910 ¥3,310 ¥16,980 (インダクタンス4.7μFのコイル) |
コイルはインダクタンスが大きくなるほど高価だ。クロスオーバー周波数を低くするには、インダクタンスの大きなコイルが必要になり、コスト負担も大きくなる。結局、Jantzenの P-コアコイル(15AWG)4.7mH を選んだ。
コンデンサは、5kHzあたりをハイパスしたいので、容量は4.7μFとした。ただし、フィルムコンデンサも材質による価格差が凄く、Jantzenの最高グレードの silver の価格は、standard の13倍もする! silver はいずれ使ってみたいが、今回はとりあえず安価な standard を選んだ。
standard ¥640 superior ¥4,100 silver ¥8,100 (Jantzen フィルムコンデンサ 4.7μF) |
早速、取り付け。
ツイーターは、S氏が新潟のSP01.JPで見つけた後面開放(?)タイプのリボンツイーター。メーカーはフィリップスと書いていあるが、イアホンやヘッドホンのあのフィリップスだろうか?
ネットワークを配線して完成!全体はこんな感じ。
後ろから見ると、こんな感じ。
低域は、低域の音そのものも大事だが、高域、中域の音を補完して音全体に厚みを加えより豊かにし音のリアル感を一層増してくれる。低域はそうした意味で非常に重要で、今回はその効果をはっきりと感じることができた。これはウーハーを自作した甲斐があったというものだ。
ツイーターも後面型にしたので、高域も後方に広がりYamaha JA-3504Bとのつながりがより自然でスムーズになっている。
心配した歪みも全くなく、各ユニットの繋がりも問題ないようだ。レンジも広く、太く豊かでリアル感も増している。何とも美しい音で大いに満足だ。ただし、これはあくまでS氏のオーディオルームでの視聴であって、我が家でここまで鳴らすことは難しいかも。
残るは、フェルトで後面の振動を抑えること、そして、再びサランネット作成だ。これは次回。
2011年4月19日火曜日
世界初のONKYO「Queenハイレゾ配信」は最悪のDRM付きWMA配信だ!
ONKYOが、Queen結成40周年を記念して世界初のQueenのハイレゾ配信を開始する。'74年~'80年のヒット曲集「グレイテスト・ヒッツ」と'81年~'91年のヒット曲集「グレイテスト・ヒッツ VOL.2」の2枚だ。
しかし、これが最悪のDRM付きWMAで配信される。これ程の大物なのに、世界初なのに、世界中が注目しているのに、DRM付きのWMAだ!!!!(絶句)!!!!!
著作権の保護はわかるが、DRMはほんとうに最悪だ。
まず、DRM付き楽曲は、WindowsMedia Playerでしか再生できない。誰が注目のハイレゾ音源を WindowsMedia Player なんかで聴きたいものか!!!
次に、DRM付きの楽曲を再生する為にはライセンスキーが必要になる。しかし、このライセンスキーは、OSを再インストールしたり、CPUやマザーボードを交換したり、大幅なシステム復元などを行うと、無効または消去されてしまうのだ。ライセンスキーは再発行できるが、その回数は僅か数回に制限されている。
つまり、ONKYOの配信においては、購入者は楽曲を買っているのではなく、再生可能なライセンスキーを買っているということだ。しかもこのライセンスキーは、ちょとしたPC環境の変化で無効となり、再発行もわずか数回しかできない。
ライセンスはバックアップできると書いていあるが、ONKYOはその方法について一言も説明せずに、マイクロソフトにまる投げしている。しかも、リンク先をクリックすると、以下のHPが表示されるだけで、どこに何が書いてあるのかさっぱりわからないときている。
そもそもバックアップできないライセンスキーもあるらしく、Windows Media Player11,12には、バックアップ機能すらついてない。
しかも、ライセンスキーに関する情報は、ONKYOの配信ページには全く見当たらない。注意喚起の文言すらない。わざわざ奥まったFAQのページで探さないと出てこない不親切さだ。
ONKYOさん。Queenのような超メジャーアーチストの楽曲を世界初で配信するなら、今からでも遅くないから、DRM付きは止めて欲しい。
HDTrackを見習うべきだ。ローリングストーンズ、ビルエバンスなど錚々たる大物アーチストの楽曲を、DRMフリーのFLACで配信しているではないか。どうしても配信するなら、(購入者には所有権がないのだから正規料金の価値はなく)、料金は1/3程度にすべきだ。
ONKYOは、こうした無理な背伸びが、かえって多くの音楽ファンを落胆させることがわからないのだろうか。
残念だが、近い将来、HDTracksでQueenが配信されることを期待するしかなさそうだ。
*ONKYOのFAQ(抜粋)
※Windows Media Player11,12にはライセンスバックアップ機能が搭載されていません。各楽曲の「ライセンス再発行」回数分のみライセンスを復旧することができますので、楽曲とライセンスの管理には充分ご注意ください。本件に関する詳細はマイクロソフト社のページにてご確認ください。
しかし、これが最悪のDRM付きWMAで配信される。これ程の大物なのに、世界初なのに、世界中が注目しているのに、DRM付きのWMAだ!!!!(絶句)!!!!!
著作権の保護はわかるが、DRMはほんとうに最悪だ。
まず、DRM付き楽曲は、WindowsMedia Playerでしか再生できない。誰が注目のハイレゾ音源を WindowsMedia Player なんかで聴きたいものか!!!
次に、DRM付きの楽曲を再生する為にはライセンスキーが必要になる。しかし、このライセンスキーは、OSを再インストールしたり、CPUやマザーボードを交換したり、大幅なシステム復元などを行うと、無効または消去されてしまうのだ。ライセンスキーは再発行できるが、その回数は僅か数回に制限されている。
つまり、ONKYOの配信においては、購入者は楽曲を買っているのではなく、再生可能なライセンスキーを買っているということだ。しかもこのライセンスキーは、ちょとしたPC環境の変化で無効となり、再発行もわずか数回しかできない。
ライセンスはバックアップできると書いていあるが、ONKYOはその方法について一言も説明せずに、マイクロソフトにまる投げしている。しかも、リンク先をクリックすると、以下のHPが表示されるだけで、どこに何が書いてあるのかさっぱりわからないときている。
そもそもバックアップできないライセンスキーもあるらしく、Windows Media Player11,12には、バックアップ機能すらついてない。
しかも、ライセンスキーに関する情報は、ONKYOの配信ページには全く見当たらない。注意喚起の文言すらない。わざわざ奥まったFAQのページで探さないと出てこない不親切さだ。
ONKYOさん。Queenのような超メジャーアーチストの楽曲を世界初で配信するなら、今からでも遅くないから、DRM付きは止めて欲しい。
HDTrackを見習うべきだ。ローリングストーンズ、ビルエバンスなど錚々たる大物アーチストの楽曲を、DRMフリーのFLACで配信しているではないか。どうしても配信するなら、(購入者には所有権がないのだから正規料金の価値はなく)、料金は1/3程度にすべきだ。
ONKYOは、こうした無理な背伸びが、かえって多くの音楽ファンを落胆させることがわからないのだろうか。
残念だが、近い将来、HDTracksでQueenが配信されることを期待するしかなさそうだ。
*ONKYOのFAQ(抜粋)
●ライセンスキーは他のパソコンにコピーや移動することは出来ません。
そのため、お客様がご購入になったパソコンにインストールされているWindows Media Playerでのみ再生可能となっています。
そのため、お客様がご購入になったパソコンにインストールされているWindows Media Playerでのみ再生可能となっています。
●ライセンスキーが無効になる場合とライセンスのバックアップについて
OSのアップグレード、再インストール、リカバリー、CPUやマザーボードなどのパーツ交換、大幅なシステムの復元などを行うと、再生ライセンスキーが消失または無効となってしまいます。
あらかじめ、楽曲ファイルとともに、ライセンスのバックアップを必ず行ってください。
ライセンスのバックアップに関する詳細な手順等はマイクロソフト社のサイトにてご確認ください。
あらかじめ、楽曲ファイルとともに、ライセンスのバックアップを必ず行ってください。
ライセンスのバックアップに関する詳細な手順等はマイクロソフト社のサイトにてご確認ください。
※楽曲によってはライセンスのバックアップを許可していないものもあります。楽曲詳細のその他でご確認ください。
※Windows Media Player11,12にはライセンスバックアップ機能が搭載されていません。各楽曲の「ライセンス再発行」回数分のみライセンスを復旧することができますので、楽曲とライセンスの管理には充分ご注意ください。本件に関する詳細はマイクロソフト社のページにてご確認ください。
2011年4月17日日曜日
自作 後面開放SP(ぽんせんべい)+ウーハーの再作成
先日、JSP式ウーハーが完成したので、今日は、これを後面開放SP(Yamaha JA-3504B,
ぽんせんべい)と組み合わせて、作り直すことにします。
まずは、ウーハーボックスの四面を、ランダムサンダーを使って綺麗に磨き上げます。12面あるので結構大変な作業です。手ではとてもやれません。
次は、ルーターで鋭角なエッジや角を丸く優しく仕上げます。
こんな感じです。道具ですね。紙やすりではこれほど簡単にまた綺麗にできません。
これでウーハーボックスの仕上げは終わりです。
次に、スピーカー全体の外枠を作ります。
底板と側板を木ネジで組み上げて、その中にウーハーボックスとぽんせんべいユニット(YAMAHA JA-3504B)を取り付けます。ゴムの木が硬くて、ネジ穴を開けたりネジを回し込む際に、ドライバーのねじ山が破壊されるなどかなり大変な作業でしたが、ウーハーボックスはほぼ寸分の狂いもなくぴったりと枠内に嵌りました。
最後に、ぽんせんべいユニット(YAMAHA JA-3504B)を取り付けて、木工作業は終了です。ほぼ狂いなくできました。これも、S氏の緻密な計算と、細心の作業工程と、手際の良さと、道具のおかげです。
今日は、ここまでです。次回は、ウーハー、ツィーター、ネットワークを取り付けです。もう少しです。楽しみです。
ぽんせんべい)と組み合わせて、作り直すことにします。
まずは、ウーハーボックスの四面を、ランダムサンダーを使って綺麗に磨き上げます。12面あるので結構大変な作業です。手ではとてもやれません。
次は、ルーターで鋭角なエッジや角を丸く優しく仕上げます。
これでウーハーボックスの仕上げは終わりです。
次に、スピーカー全体の外枠を作ります。
底板と側板を木ネジで組み上げて、その中にウーハーボックスとぽんせんべいユニット(YAMAHA JA-3504B)を取り付けます。ゴムの木が硬くて、ネジ穴を開けたりネジを回し込む際に、ドライバーのねじ山が破壊されるなどかなり大変な作業でしたが、ウーハーボックスはほぼ寸分の狂いもなくぴったりと枠内に嵌りました。
最後に、ぽんせんべいユニット(YAMAHA JA-3504B)を取り付けて、木工作業は終了です。ほぼ狂いなくできました。これも、S氏の緻密な計算と、細心の作業工程と、手際の良さと、道具のおかげです。
今日は、ここまでです。次回は、ウーハー、ツィーター、ネットワークを取り付けです。もう少しです。楽しみです。
2011年4月16日土曜日
ABC PCB USB Audio interface
Pascalさんがサンプルを買ってみると言っていたUSB Audio interfaceです。XMOSのHPにも紹介されています。
http://www.abc-pcb.com/?page_id=187
スイスのレマン湖のほとりにある会社です。産業用のOEM製品ですが、Pascalさんによると、サンプルを販売しているそうです。
なんとか入手できればと思いますが、なにせスイスですから資金決済もできそうにありません。
Features
http://www.abc-pcb.com/?page_id=187
スイスのレマン湖のほとりにある会社です。産業用のOEM製品ですが、Pascalさんによると、サンプルを販売しているそうです。
なんとか入手できればと思いますが、なにせスイスですから資金決済もできそうにありません。
Features
- USB 2.0 Full Speed compliant & USB Audio Class 1.0 or 2.0 supported (user selectable)
- 2-channel asynchronous endpoint for stereo jitter-free playback
- On board low jitter oscillators
- External master clock input
- Resolution up to 24-bits, sampling rate up to 192kHz (96kHz for USB Audio Class 1.0) I2S and S/PDIF output
- Full galvanic isolation
- Based on XMOS XS1-L1 controller/DSP in 128TQFP package and SMSC USB3318 USB PHY.
XMOSに雪崩打つデバイスメーカー!XMOSが一向に発送されない!
4月4日にDigi-keyで注文したXMOSが予定日4月12日を過ぎても一向に発送される気配がありません。
先日、フェーズテックが新発売のHD-7A192とHD-7D192にXMOSを採用したと発表がありましたが、その前にはラトックもXMOSを採用しており、USBデバイスメーカー各社は、USB入力24bit/192kHzに対応するために、XMOSに雪崩打っている感があります。
なにせ、HDtracksがローリングストーンズやビルエバンスなどの人気有名楽曲を176.2kHz192kHzでどんどん配信し始めたことで、まだまだ96kHzでいけると高を括っていたメーカーが、泡を食って、192kHz対応のXMOSに雪崩打ったのではないかと邪推します。
大口ユーザーが優先され、小口ユーザーが後回しにされた為、Digi-keyに在庫が入らないのでしょう。
先日、フェーズテックが新発売のHD-7A192とHD-7D192にXMOSを採用したと発表がありましたが、その前にはラトックもXMOSを採用しており、USBデバイスメーカー各社は、USB入力24bit/192kHzに対応するために、XMOSに雪崩打っている感があります。
なにせ、HDtracksがローリングストーンズやビルエバンスなどの人気有名楽曲を176.2kHz192kHzでどんどん配信し始めたことで、まだまだ96kHzでいけると高を括っていたメーカーが、泡を食って、192kHz対応のXMOSに雪崩打ったのではないかと邪推します。
大口ユーザーが優先され、小口ユーザーが後回しにされた為、Digi-keyに在庫が入らないのでしょう。
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