まったくこんなことで喜ぶなんて情けない話だが、正直嬉しい。何がというと、TPS7A4700を半田付けできたことが嬉しいのだ。
TPS7A4700というICは、QFNというパッケージタイプだ。これはチップ本体からピンが出ておらず、しかも裏のパッドに基板裏面から半田を流し込むという超難易度の高いタイプだ。
基板とTPS7A4700の表 基板とTPS7A4700の裏面
0.3mの半田とHAKKOT18-C1 うちの半田こて先 勢ぞろい
左から2番目がD型
一番右がC型の小型
C型こて先で半田付けをした後 基板裏に0.3mの半田を詰め込む
D型で修正すると綺麗にできる
C型大こて先で溶かし込む 半田がぷくぷくと穴から吹き上がればOK
チップコンデンサなどを半田付けする
電解はOSコン!初めて使った!
高いのでこれまで使ったことがなかったのだった
うまくいったか確認用ルーペ 半田付け時に使用するルーペ
拡大率の大きい小さい方を使う
10枚中9枚成功、失敗の1枚はTPS7A4700を90°間違えて半田付けしてしまった
ということで、今回は周到な準備をしてほぼうまくいった。1枚のミスは凡ミス(とほほ)。すべてトランスをつなぎ3Vジャンパで確認。きっちり安定した3Vが出力された。今回の基板は、ジャンパを自由に切り替えて使えるので非常に自由度が高い。端子もつけたので接続も簡単。
なんといっても活躍したのは、0.3mの半田とD型のこて先。小さなチップには0.3mだとちょうといい量の半田が供給され盛りすぎがなくなる。また、D型のこて先はチップのリードにフラックスをたっぷり塗りさっと当てるだけできれいに半田が溶け直して固まってくれる。またチップコンデンサなどにも横から当てるとピッタリフィットして簡単に半田付けができる。この二つは微細基板の半田付けに非常に役に立つ。
さて次は、ADP151用の基板Dual Regulatorだ!