FN1242Aの出力は、ライン・トランスで受けてパワーアンプに入れている。
FN1242Aの出力インピーダンスは10kΩ(正確には不明。もっと低いかも。データシートのアナログ出力の負荷抵抗は5kΩとなっているが、これが出力インピーダンスというわけではないようだ)。ファインメット・トランスTTL-1595のインピーダンス比は1:6.33であり、インピーダンス変換後のインピーダンスは6.33倍になる。これを受ける側のパワーアンプの入力インピーダンスは47kΩだ。
FN1242Aを2つパラ=デュアル・モノで使っている場合、FN1242Aの出力インピーダンスは5kΩとなり、トランスで31.5kΩとなるが、アンプの入力インピーダンス47kΩよりも小さいので、ノイズも歪みもなく何の問題もなく音が出る。
しかし、これがFN1242A1個=シングルになると、途端にノイズと歪に悩まされる。直列に抵抗を入れて調整しても全くだめだった。それで、インピーダンスの計算をしてみると、トランス後のインピーダンスが63.3kΩとアンプの入力インピーダンス47kΩを上回っており、これではインピーダンスマッチングすらできていない。
そこで、アンプの入力抵抗を47kΩから100kΩに変えてみた。すると、あれほど悩まされたノイズも歪みも全くなくなり音量も格段に増して、素晴らしい音に変わった。驚き!
DACの出力をオペアンプで受けていると全く気がつかないが、トランスで受ける場合は、インピーダンス(「ロー出しハイ受け」)に気をつけなくてはいけない。こんなことで音が格段に良くなる訳で、インピーダンスが本当に大事だということがようやく分かった。勉強になった。
素数が出てきて難しすぎで良くは理解できていないが、面白いインピーダンス!


