ファインメット・トランスは、実際に聴いてみると誰もが「 ああ! 違う!」 と実感できる凄いトランスだ。ただし、なぜ音がいいのか技術的な検証はあまりされていないように思われる。
そんなファインメット・トランスを半導体計測屋さんが調べてくれた。
「某有名トランスXXXX」 と 「ファインメットトランス(TLT-0615)」 の比較と、
ファインメット・トランス同士 「TLT-0615」 と 「TLT-1595」 の比較だ。
*は私の感想。
比較1
赤いグラフ : 某有名トランス XXXXX
青いグラフ : ファインメット・トランス TLT-0615
* ファインメットトランスの方が低域から高域まで歪なく波形がしっかりと出ている。
|
100HzRect XXXXX 周波数ドメイン |
|
100Hz Rect LT0615 周波数ドメイン |
|
1kHz Rect XXXXX 周波数ドメイン |
|
1kHz Rect LT0615 周波数ドメイン |
|
100HzRect XXXXX タイムドメイン |
|
100Hz Rect LT0615 タイムドメイン |
|
1kHzRect XXXXX タイムドメイン |
|
1kHz Rect LT0615 タイムドメイン |
|
Sine 20Hz LT0615 vs XXXXX 周波数ドメイン |
|
Sine 20kHz LT0615 vs XXXXX 周波数ドメイン |
|
Sine 4Hz LT0615 vs XXXXX タイムドメイン |
|
Sine 8Hz LT0615 vs XXXXX タイムドメイン |
|
Sine 20Hz LT0615 vs XXXXX タイムドメイン |
|
Sine 20kHz LT0615 vs XXXXX タイムドメイン |
比較2
青いグラフ : ファインメット・トランス TLT-0615
赤いグラフ : ファインメット・トランス TLT-1595
* TLT-0615の方がいいようだ。 ただし、使い勝手はTLT-1595か。
|
Sine 1kHz LT0615 vs LT1595 50k 周波数ドメイン |
|
Sine 1kHz LT0615 vs LT1595 100k 周波数ドメイン |
|
Sine1kHz LT0615 vs LT1595 1MHz 周波数ドメイン |
|
Sine 1kHz LT0615 vs LT1595 タイムドメイン |
以上から
TLT-0615 > XXXXX
TLT-0615 > TLT-1595という結果に。
TLT-1595は汎用性が高く幅広く使える(ファインメットワールドのTVCでも使われている)が、TLT-0615はインピーダンスの関係もあって、順方向で使うより逆方向で使うとうまくいくようだ。
100HzRECTで赤も青も、太くなったり細くなったりノイズが載ってます。50Hz周期です。
返信削除これはTPS7A47に入る整流後DCがヘボだから。
半波整流して4700uFじゃ容量足りなくて、盛大にリップル載ってました。
DC出力にも微妙に漏れてて、最終的にはこんな風にノイズとして出るんです。
整流回路の容量不足な失敗例として見といてください。
1kHzで違いは無いけど100Hz以下で違いますね。赤は水平が保てない。
20Hz以下は磁気飽和して全く違います。
低音が歪むと高い音になって出てくるから、聞こえないはずの低音が聞こえちゃうことになります。
実際4Hz再生で、赤い方は音が聞こえました。うちのスピーカそんな低音出ないです。
トランス自身の体積も倍ぐらい違うのだから、20Hz以下での差は仕方ないと思います。
やはり、電源も大事という事ですね。
削除低音が歪んで聴こえるはずのない低音が聴こえるというところ、ぎくっ、ですね。
おお!低音がよく出て素晴らしい!なんて思ったら実は低音が歪んでいただけだったなんて、しゃれになりません。
ファインメット・トランスであれば、低域や広域の歪がなく、音質もいいので理想的ですね。
ありがとうございました。
asoyaji様
返信削除https://drive.google.com/file/d/0B0XnUQ0nJhJWT3FqR3lEeGdzM2s/edit?usp=sharing
これをNEW ALIX+voyageMPDにUSBなDDC繋いで再生してみてもらえませんか?
16Bit441な1kHzサイン波形です。
Windows+USB_DDC、Volumio+IISではOKだけど、RaspberryPi+USB_DDCだと30秒、40秒、50秒でポップノイズ出ます。
ギャップレス再生でループしても、切替りではノイズ出ないように造ってます。
XMOSでもAmaneroでもエレアトでも、Rapi以外のLinuxで鳴らすとどうなのか?が焦点です。
版権フリーデータですから、どなたでもお試しください。