2013年6月30日日曜日

DACはシンプル・イズ・ベスト!? FN1242A基板(5)

非常にシンプルなDAC、これがとにかく最高の音がする。

UDA+P2DからのI2S入力 →

右下がFN1242A基板、電源がデジタル用(3.8V)アナログ用(5V)、ローパス基板(R1=3.3K、C=590P、R2=6.8K、R3=10K)、トランス(ルンダールLL1538)

→ アッテネーター → パワーAMPへ

ローパス回路をブレッドボードを止めて基板に組み直した。するとザーという背景ノイズが凄い。いろいろ触ってみて、結局、ローパス回路のマイナス側の抵抗10kを外していたのが原因だった。マイナス側に10kを付けると、背景ノイズが、カメラのピントがぴったり合うように、晴れ渡る青い空のように、完全に綺麗に消え去った。こりゃあ驚き!

(ブレッドボードの時はマイナス側の10kは外してあったのにノイズが無かったのはなぜか?不思議なことはよくおこる。たいていは自分の勘違いかミスだ。)

2013年6月26日水曜日

星合の空

今日、CDが届いた。
5月25日に有楽町で見た妖精のようなフルーティスト横田美穂さんの新作アルバム。あの日家に帰って速攻で予約したのだったが、もう三枚目なんですね。

有楽町で聴いた曲が入っている。なかなかいい。フルートをメインで聴いたことは初めてだが、チェロやピアノやドラムがとてもよくフルートを引き立てている。いやいやいいですね。

http://asoyaji.blogspot.jp/2013/05/blog-post_25.html


CDも手作り感があって素朴でいい。ただ6曲は寂しい。演奏時間も短い曲ばかりなのでもう少し曲数を増やしてほしかったなあ。


2013年6月21日金曜日

FN1242A基板(4)

今回のFN1242A基板は、1チップだしシンプルそのものなのになぜこれほど素晴らしい音なのか?これまでの並み居るDACに勝るとも劣らない、もしかしたら凌駕しているかもしれないのはなぜなのか?

基板はFN1242Aチップの変換基盤のようなもので、チップのピンを外部接続できるようにしたもので、IC変換基盤を使えば簡単に自作できるものだと思われる。つまり、基板自体は特別なものではないということだ。

そこで自分なりにその要因を考えてみた。

1.基板
シンプルな基板だが、AVCCとDVCCが完全に分離されフェライトビーズで接続されていたり、エミフル貫通コンが使われていたりと、電源・ノイズ対策はしっかりとしてある。


2.ジッタークリーナー
UDA+ジッタークリーナーで、SCKのジッターをクリーニングしている。


3.電源
基板の電源は、ローノイズのTPS7A4700を2個使ってAVCC5VとDVCC3.8Vを供給。(下写真)

4.トランス
トランス(ルンダール)を使っているので、信号がアイソレートされている。また電源を使わないのでこれに起因するノイズもない。ルンダール自身の音がいい。インピーダンス調整とRCローパスで、更によくなった。


5.アッテネーター
東京高音のキットだが色が無く素直な音。これも電源不要でこれに起因するノイズなし。


6.バッファ基板
ここでオペアンプが登場する。電源はTPS7A4700を2個使った±15V。このオペアンプで音が大きく変わる。LME4920などは十分にいい音がする。結構好きな音だ。MUSES02は更に音の余裕を感じる。しかしやはり真打はLH-0032だ。これに変えた途端に音が瑞々しくなりぐっと迫力が増す。もう他には戻れない。


推論
FN1242Aがシンプルであるがゆえに、こうした様々な要因が合わさってこの素晴らしい音になっているのではないかと思われる。

2013年6月20日木曜日

FN1242A基板(3)

FN1242Aは鮮烈な音になったが、なんとなく騒がしい気がする。ルンダールの周波数特性は10Hz~100KHzなので、やはり高域ノイズをカットした方がいいのかも。ということでRCローパスを入れて45kHzあたりでカットしてみた。抵抗は以前海神で買った金被6.3kΩ、コンデンサはサンリング590p。ルンダールとの間の10kΩを3kΩに交換。



おお!音量と鮮烈さは維持しながら騒がしさが消え落ち着きのある安定した音に変わった。いやあ、更によくなったではないか。嬉しい悲鳴!


追記(6・24)

その後、ローパスを3.3kΩ+1200P(40KHzカット)にしてみた。上記写真は差し替え。

追記(7.1)
当初マイナス側にも10kの抵抗をつけていたが、特に問題なかったので外していたが、組み直したとき背景ノイズが酷いのでいろいろやった結果、外した10kを元に戻したところ、ピタリとノイズがなくなった。カメラのピントがドンピシャで合った感じ。という訳で、写真にはないが、マイナス側に10kの抵抗を付けてある。



FN1242A基板(2)

音量が小さいのは、ルンダールの入力インピーダンスが200Ωしかないことが原因だと思われる。

そこで、基板出力の+と-に直列で2~10kΩの抵抗を入れてみた。ただし、2次側の2KΩがあると全然効果がないことがわかりこれを外すことにした。

2kΩだと、音量は十分。中高域は素晴らしい音。ただし低音が全然だめな感じ。高域にノイズがある。
4.7KΩだと、音量は十分。低音も素晴らしい。ただしまだ少し高域にノイズがある。
10KΩだと、音量は十分。すべてにわたって素晴らしい音だ。高域のノイズもほとんど感じない。

ということで2次側の2kΩを外し、1次側に直列で10KΩの抵抗を入れた。



上下とも写真が間違ってたので差し替えました(6/24)

驚きの音だ。解像度が高く透明感があり、その上音が鮮烈で迫力が凄い。これほんとうにFN1242A1個の音なのかと疑ってしまうくらいなのだ。手元のDSD原理基板では、この鮮烈さと迫力には勝てない。それほど凄い。オーノー!DSD原理基板はどうなる。

2013年6月18日火曜日

FN1242A基板

rtm_iinoさんのFN1242Aのシンプルな基板だ。


これをクロック分配器を使って片側4chで鳴らす!どんな音がするのだろうか。今のFN1242A Quadを超えることは間違いない。時間はまだまだかかるが、基板を準備しておく必要がある。

とりあえずはんだ付けがうまくできているかどうか確認も含めて音出しをしてみた。IV変換基板がないのでルンダールでそのまま音を出してみた。非常に小さな音だがボリュームを最大にするとちゃんと聴こえる。

FMTはDSDフォーマットで。UDA+P2DからI2S入力。DVDDは3.8V、AVDDは5V。iinoさんのアドバイスで、リセット回路は1KΩの抵抗でプルアップした。




たくぼんさんも既に音出し成功。
http://tackbon.ldblog.jp/archives/52316876.html


2013年6月15日土曜日

これまでの最高の音

エレアトUDA基板、iino氏ジッタークリーナー、エレアトP2D基板、やさなんDSD原理基板、ルンダールLL1538、東京高音アッテネーター36R-KIT、S氏バッファ基板+LH0032

この組み合わせから出てくる音は、これまで聴いた中でわが家の最高の音で、最強の組み合わせだ。

もう凄いとしか言えない。田力さん、iinoさん、やなさん、岡本さん、S氏の皆様に深く感謝します。素晴らしいものを教えていただきありがとうございます。

エレアト・UDA基板  エレアト・P2D基板

iinoさん ジッタークリーナー

やなさんDSD原理基板

ルンダール

東京高音アッテネーター36R-KIT
  S氏バッファ基板 + LH0032

2013年6月12日水曜日

やなさんDSD原理基板(2)               

今日は清水の舞台から飛び降りてしまった。


ルンダール。以前から気になっていたが、本日決断。お昼休みにアムトランスへ直行。
ところが、ラジオセンターのアムトランスはなんと定休日。張り紙に本社へとのこと。

昌平橋を渡り神田郵便局の路地を入ったところに本社はあった。1Fではなく、ビル入り口から2Fの事務所へ。

あの小さい奴ですね。いつもあるわけではないんですよ。今日はたまたまあってよかったですね。と
箱もなく説明書も保証書もなくそのままをぷちぷちに包んで渡してくれた。いい音がしますよ。楽しんでくださいね。と。感じのいいおばあさんでした。


というわけで、やなさん原理基板の出力に使用。上品で艶のある音だ。このセット結構凄いなあ。
しばらくエージングをしてみるとしよう。


追記  ルンダール パラ

パラにすると巻き線比が5倍になるので音量も5倍になる。
音量だけでなく音が太くなり、個人的にはこちらの方が好みの音だ。
直列の場合はより繊細な音を楽しめる感じがする。

ただしバッファ基板をつけて、オペアンプをLH0032にするとどちらも違わなくなる。

ということで、結局、上記図のように直列でキチンと中点を作ってGもつないで使っている。


2013年6月10日月曜日

やなさんDSD原理基板

やなさんDSD原理基板をトランスで音出し。かなりいい感じです。いや良すぎる?!




2013年6月9日日曜日

アッテネーター(1)

アッチネーターではなくて、アッテネーターというのだった。日本語で減衰器(げんすいき)、英語で Attenuatorと書く。なるほど、アッテネーターだ。

S氏のお勧めで、アッテネーターの次にバッファ(S氏作)を入れてみた。なかなかいい感じだ。



追記

バッファ基板回路図


2013年6月2日日曜日

アッチネーター

これまで、DACの後はプリ代わりのFireFaceUCだった。しかし、FireFaceは内部で、アナログをデジタル変換し、さらにアナログ変換して出力する。

かっちりした音で、へたなプリアンプやアッチネーターを入れるよりいい音だったので、そのまま使い続けてきたが、これだけネイティブDSDやP2Dなどを使っているのに、さすがにまずいと思っていたところに、Kouさんから、なんでFireFaceなんかつないでいるの?と質問され、返答できずで、

ついに再びアッチネーターに挑戦したのだった。

こんな時はS氏に相談。S氏の一押しはこれ!東京光音のアッチーネーターのキット(36R-KIT,100kΩ、P型、9,000円)だ。ロータリースイッチと抵抗が入っていて、抵抗をはんだ付けするだけで出来上がり。抵抗は東京光音の精密級金属皮膜抵抗器「RN14」が入っている。

さっそくラジオセンターの三栄電波で買ってきた。
ネットでも販売している。http://www.san-ei-denpa.com/toriatukai/explain/v19/index.html

36R-KIT

ロータリースイッチ
作りがしっかりしていて軸の回転もスムーズ

抵抗を順番に並べる

無事はんだ付け終了(超簡単です)

こんな感じです

ケースに入れる

FireFaceの音は、力強くかっちりしていて超高音質の最新デジタル音って感じだったが、このアッチネーターは違う。

音が解放されて部屋中に広がる感じで、音場感が凄い。また、自然な感じで解像度が上がり、デジタル音というより、アナログ音だ。これが UDA→ジッタークリーナー→P2D→FN1242AQuad の本来の音なのだろう。

ボリュームの上昇が滑らかで、音量を絞っても音が痩せないので、つい音量を上げてしまうということがない。小さい音でもとてもよく聴こえる。

P型なので、信号が全ての抵抗を通り音が濁るような気がしていたのだが、そんなことは全くない。それどころか本当に自然で気持ちのいい音だ。使われている東京光音の精密級金属皮膜抵抗器「RN14」が素晴らしいのだろう。

いやあ。これはいい。これまで試したプリアンプ、アッチネーターの中で最高の音だ。

わずかな投資でこの効果!これはお買い得!