2013年7月31日水曜日

やなさんDSD原理基板32TAP

昨日ようやく部品が届きこの2日間で半田付けをした。

さて、音出し。無事一発で音が出た(ほっ)。

第一印象は、低音が凄い!。16TAPと音の迫力が違う。やや騒がしい感じがあるが、エージングで落ち着くと思われる。あらら、エージングを待つまでもなく一気に良くなってきた。デュアル×2と甲乙つけがたし。8TAP,16TAPとは全然違う。

FIRフィルターはTAP数が多ければ多いほど良いらしい。しかし、TAPを増やすとICや抵抗やコンデンサなどの部品点数が飛躍的に増大し、費用的にも作業的にも音質的にも影響が大きくなる。できれば片ch64TAPあたりの音を聴いてみたいが、現実的には片ch32TAPあたりが限界かもしれない。


それにしてもこの基板、IC選びと半田の準備が大変だった。

ICのシリーズによって音が異なるのだそうで、今回はAHCで揃えた。それが最初の注文が間違えてDIPが届き、あわててSOPで再注文。

抵抗は秋月で利久の100本入りを購入。これを全部テスターで測定し値を揃える。必要な値を出すために半田を2本直列につなぐ。さらに、見た目重視(?)でこれをアーチ形に曲げる。

この作業に4日ほどかかり、とうとう抵抗の夢にうなされてしまった。











ふう



2013年7月13日土曜日

デュアル×2成功! FN1242A(9)

4パラではなく、デュアル×2だ。正直デュアルで十二分な音だと思っていた。ここまでしなくともと思ったがやるだけはやってみようということで組んでみた。


いやあ。言葉がでない。デュアル以上の音など想像もできなかった。こんな音が出るとは?!

圧倒的な迫力なのだ。まさに4つの音が重なっている感じで恐ろしいほど太い音。単にボリュームを上げた時の迫力とはまるで違う。背景の静けさもより一層際立ち、音が生き生きと空間を満たしている。ちょっと線の細い楽曲なども非常に安定して聴こえる。

ドラム、ベースの迫力が凄い。これならロックもジャズも文句なしだ。ボーカルもまるでそこで歌ってるかのような錯覚を覚える。

これまでのわが家で最高の音だ。

アナログを超えたかも。


2013年7月8日月曜日

デュアルモノ FN1242A基板(8)

デュアルモノにしたが、音量が上がらない。そこで、一旦インピーダンス調整抵抗かつローパスフィルターを外してみた。ついでにルンダールも巻き線を1:2.5 → 1:5 で使うことにした。


なんと、音量が一気に倍くらいにアップした。シングルの時はノイズが酷くて10KΩで調整しなければならなかったのだが、抵抗を外しただけで、ノイズもなく音量が倍増した。

こりゃあ凄い!嬉しい悲鳴!ラッキー!(まったく成り行き任せで情けない限り)

抵抗って不思議だ。これ一つでノイズが消えたり音量がアップしたり。

それにしても、FN1242Aの出力インピーダンスが10kΩ、ルンダールの入力インピーダンスが200Ω、ハイ出しロー受けなのに十分な音量が出ている。不思議だ。

理屈は分からなくてもこうしてあれこれ試して音が変わるのは面白い。こんなことができるのも自作の楽しみの一つだ。(でも、またいい加減なことばかりやって!とお叱りを受けそうですが。)



さて、そもそもは基板を4つ組み合わせてみることが目的だった。ただし、シングルでも十分素晴らしい音だった。デュアル・モノで更に太く深みが増した。それではデュアル×2はどんな音がするのだろう。デュアル×2に挑戦だ!

2013年7月6日土曜日

久々にデュアルモノ! FN1242A基板(7)

FN1242A基板2枚でデュアルモノにしてみた。I2Sを反転させる回路が必要だが、以前あれこれやったのでちょいちょいでできた。


全体結線図
差動なのでFN1242A出力の真ん中のGNDは結線していない。ローパスはインピーダンス調整も兼ねている。

電圧出力なのでデュアルにしたからと言ってそれほど音量は変わらないが、音に深みと厚みが加わってより安定感のある音になった。左右の分離の効果は出ていると思う。

2013年7月4日木曜日

やなさんDSD原理基盤32TAP版 頒布募集開始

やなさんDSD原理基板32TAPの頒布募集が始まった。

今回は片チャン16TAP32TAPの2枚組だ。

締切は7月21日(日)17時。 
注意! 締切日が変更になり1週間早まりました。
変更後・締切日 7月14日(日)17時

今回は注文生産なので申し込めば確実に手に入る。
岡本さんによればめっちゃいいらしい。

お申込みはこちら
http://www.yanasoft.co.jp/~yana/dsd_kiban.html
こちらも参考に
http://okamoto1.exblog.jp/19179652/

 やなさんホームページより

2013年7月2日火曜日

まさか経営破たん?

今日お昼頃に秋葉原のコムファディオの前を通りかかった。んんん。店が閉まっている。そして店の硝子戸に張り紙が!


これによるとコムファディオは6月30日に破産したようだ。コムファディオはラステームの販売代理店だが、ラステームの東京営業所兼ショールームでもあるので実質同一と思われるが。ラステームはどうなったのだろうか。

コムファディオもラステームもホームページが閉鎖されている。
http://www.comfadio.com/
http://www.rasteme.co.jp/

デジタルアンプで一世を風靡し、最新DACを次々に発売し健闘していたのだが。

2013年7月1日月曜日

さらにシンプルに FN1242A基板(6)

今日の写真と昨日の写真の違いを見つけてください。


正解 : 電源基板(DVDD用)が1枚減った。

iinoさんの情報で、FN1242AはDSD再生ならDVDD電源は不要とのこと。さっそく外してみる。
おお!なくても全く同じ音がでているぞ。これでさらにシンプルになった。

なお、AVDDを5.0Vから5.4Vに上げてみた。すると、音に厚みと力強さが加わり、安定感と透明感が増している。ノイズ感も全くない。データシートでは最大5.5Vとなってるのでまあいいだろう。

高価な部品を使わなくとも、抵抗の大きさを変えたり電圧を変えることでこんなにも音が変わることを知った。これぞシンプル イズ ベスト!