2018年6月28日木曜日

現在の我が家の上流

さて、先日、PCオーディオの高音質化とノイズ対策について書いたが、現在の我がシステムについて具体的に書いておこう。

構成は、レンダラー、メディアサーバー、コントロールポイントとシンプル。ノイズ源であるハブを使わず無線ルーターで3機器を繋いでいる。

PCやネットワークはとっつきにくく難解な部分も多い。メディアサーバーとレンダラーを一つにしてしまえばよりシンプルだろう。Fidataなどは正にそれだ。

ただし、レンダラーに負荷をを掛けないことが高音質の要因の一つなので、この構成が最低限かと思う。

徹底的に搾り上げたWindows10のレンダラーが低ノイズ、高音質化への鍵であるが、ノイズレベルが低くなると逆にノイズに敏感になるので、各機器のノイズ対策が必須となる。簡単には、電源をバッテリーにし、USBケーブル、LANケーブルはシールドを繋がない、である。
1.レンダラー
LatePanda+Windows10+JPLAY
PCは文句なくLattePandaだ。Windows10が稼働するバッテリ駆動のミニPCは現在これしかない。

OSはWindows10だ。もちろん不要なプログラムはアンインストール、不要な機能を停止し、OSレベルのサービスも可能な限り停止している。サービスの停止方法はネットでもいろいろ書かれているのでそれを参考にして欲しい。やり過ぎたり間違うとWindowsの再インストールとなるので注意。

レンダラーソフトは、Foobar2000とJPLAYシングルを聴き比べるも、甲乙つけがたしだが、JPLAYの方がより透明性を感じる。JPLAYはデュアルにしなくてもシングルで十分。

2.メディアサーバー
メディアサーバーはQNAPだ。電源は12V,5.417Aでとてもリニアでは作れないので、そのまま付属のACアダプターを使っている。ハブを使うと、微かなジーノイズが聴こえるが、無線ルータで飛ばすことで完全にノイズカットできる。音の方はメリハリのある力強い音が伝送されるので問題なし。メディアサーバーソフトは、MinimServerだ。

3.コントロールポイント
iPadでルーターモード親機に接続する。ソフトは、Foobar2000ならAudioNet iMMだが、JPLAYなら慣れ親しんだkinskyだ。


4.ルーター
ミニ無線ルーターで十分。というか、バッテリー駆動なのでノイズがない。これを2つ使って1つはQNAPに繋ぎルーターモード(親)にする。もう一つはレンダラーPCに繋ぎ子機モードにする。WPSボタンで簡単に接続する。ただし、使っているうちに結構熱が出るので小さな突起状の足を切ってお腹の部分をヒートシンクに張り付けている。

5.USBケーブル
自作USBケーブル。ゴア線を使い、信号線と電源線を分離、シールドは端子金属部には接続してない。驚くほど高音質になる。自分ではアコリバを超えたと思う。

6、LANケーブル
これも自作LANケーブル。USBケーブル同様、シールドは、端子とは接続していない。端子はテレガートナー製。

7.電源
電源は、Lattepanda、無線ルーター、DACにモバイルバッテリーを使っている。バッテリー駆動だと、SNが上がりノイズフロアがぐっと下がる。音の見通しが良くなりこれまで聴こえなかった音が浮き出してくる。





PCオーディオの高音質化とノイズ対策

PCオーディオはノイズとの戦いであり、ノイズ取り除く事こそが高音質化への道である。
ノイズを一つ一つ取り除いていけば、完全な静けさと歪の無い透き通った力強い音が待っている。今回は、PCオーディオの高音質化とノイズ対策についてまとめてみた。

PC
PCはそもそも汎用コンピューターなので、世の流れとともに様々な機能が追加されどんどん肥大化していく。しかし、音楽再生だけを考えると、PCに搭載された多くの機能はほとんど使われておらずむしろ邪魔だ。

ハードもソフトも最低限必要なものだけに絞ることで、高音質化が図られノイズレベルも驚くほど下がる。現時点でこれを満たす最高のミニPCは、Pilewebでベルウッドさんが書いておられるLATTEPANDAだ。

CPU:オンボードのATOM(クアッドコア1.8GHz,Z8350TOM)で十分。音楽再生だけであればCPUの数パーセントしか使っていない。

メモリ:オンボードの2GB(DDR3L)で十分。音楽再生だけであれば500M程度しか使っていない。

ストレージ:オンボードの32GB(EMM)で十分。Windows10が問題なくインストールできる。

LAN、USB、HDMI:オンボードで十分。PCIなどのスロットがなければ基板も小さく済み省電力。

電源:バッテリー駆動5V2A。バッテリー駆動でノイズレベルが大きく低減し高音質となる。

OS:Windows10。他のOSやWindowsより音が良い。重要なポイントは、Windows10の音楽再生に不要なプログラムや機能を全てアンインストール、削除、停止させた後、更に、タスクマネージャーのサービス管理ツールでOSレベルでの不要なプロセス、サービスを一つ一つ丁寧に停止していく。

タスクマネージャーのパフォーマンスのプロセス数を見ると、わが家の通常使用のPCでは180もあるが、音楽専用のミニPCを使い20台まで落とす。ここまでくるとその効果は絶大だ。全く音質が変わる。

USBケーブル
USBケーブルは、PCに繋ぐケーブルなのでノイズの多いPC側のノイズを拾ってDAC側に伝えてしまう。このノイズで音質が劣化する。

そのため高価な銅線を使ったり、堅牢なシールドをしたり、電源線と信号線を分けたり、様々な工夫されてきたが、本当に重要なポイントは、シールドを金属の両端子に結線しないこと、シールドをGNDに結線しないことである。
アコリバ二股をも凌ぐ自作USBケーブル
これによりPC側のノイズがDAC側に伝わらなくなりノイズが遮断される。高価なケーブルであってもシールドが切断されていないケーブルがあるので注意が必要だ。

私自身、音質が良いと感じて長く使ってきた「アコリバ二股ケーブル」は、シールド線は金属の両端子に接続されていなかった。これがこのケーブルの高音質の秘密なのだろう。

テスターで両端の金属部分の導通を計測するだけで簡単にわかるので是非やってみて欲しい。

ハブ(スイッチ)
これもノイズが多い機器だ。LANは、エラー訂正機能があり、多少のノイズがあっても何の問題もなく伝送が行われるので、通常の通信では問題にならないが、音楽をストリーミングする時はそうはいかない。ノイズがそのまま音質を落とす。最近ようやく対策が必要との認識も定着してきたようだ。

日本テレガートナーの「M12 Switch Gold」は、音楽用の最高のスイッチであり、これが使えれば問題は解決するが、高価なので誰もが使えるわけではない。

しかし、安価なハブ(スイッチ)には、下写真のスイッチング電源が使われている。内蔵されているタイプと、ACアダプター(スイッチング電源)を使うタイプがあるが、どちらも音質に大きな影響を及ぼす。アライドテレシスあたりでもスイッチング電源を使っていた。

大抵の5ポートハブ(スイッチ)は5Vもしくは3.3Vで駆動するので、スイッチグ電源を取り外し、モバイルバッテリーをそのままもしくは3.3Vに降圧して基板に接続してやれば簡単に電源ノイズのない高音質ハブが出来上がる。また、5VのACアダプタータイプなら、変換ジャックを使えば、モバイルバッテリーを使うことができるのでお手軽だ。トランスを使ったリニア電源を使うものあるがこの方が遥かに簡単で高音質だ。

しかし、電源ノイズを改善しても、接続する機器から侵入するノイズまでは防ぎきれない。

ではどうするか。

ハブの代わりに無線を使うのである。ハブを使わず無線ルーターを使い無線で飛ばすことで、機器から侵入するノイズは完全に遮断される。この方法もベルウッドさんが書いておられる。
無線ルーター

わが家のQNAPはハブに繋ぐと微かなジーノイズがスピーカから聴こえるが、無線を使うと完全に無音になる。この無音はほんとうに気持ちが良い。

LANケーブル
LANケーブルもUSBケーブと同様、シールドを両端子に繋がないケーブルを使うことが重要だ。市販品だと端子が金属でないカテゴリー5,6のもの。カテゴリー7は両端子に金属を使っておりシールド線が結線されているので使ってはいけない。

NAS
楽曲データを保存するには、やはりNASが便利だ。PC内臓ストレージもあるが、上述のとおりPCの負担を軽くするためには使わない。

メディアサーバーとして、NASではなく、ミニPC+USB-HDD(バスパワー)もあるが、QNAPと比べると、圧倒的にQNAPの方が音が良い。力強くメリハリのある音になる。これはMINIPCはバッテリー駆動なので、USB-HDDに十分な電流を供給できないことが原因かと思われる。

電源
わが家では、上記の右図で、ルーター、レンダラー(ミニPC)、DACをモバイルバッテリーで駆動している。

モバイルバッテリーを懐疑的な見方をしている方も多いと思うが、驚くほど静かでノイズ感は全く感じない。ノイズフロアが下がり、音の見通しがよくなり、全ての音が見えてくる感じだ。

ただし、ノイズには非常に敏感で、どこかでノイズがあると音が濁ったり歪んだりするのを感じるが、原因も追究しやすい。上記の対策をやれば、ほぼ完ぺきなノーノイズ、高音質環境を手に入れることができるのでやってみて欲しい。

尚、QNAPの電源は、12V5.417Aで、付属のスイッチング電源で稼働している。これはこれだけの電力をリニア電源で作るのは非常に難しいからだ。しかし、微小なノイズはあても、上述のとおり無線ルーターで飛ばせば完全に無音となり、力強くメリハリのある音は健在なのでこれで良しとしている。


DAC
最後に、AsoyajiDACは、バッテリー駆動です。驚くほど静かなノイズレベルと、DACチップからのアナログ出力を、オペアンプを使わず、ファインメットコアのライントランスTLT-1010を使うことで、歪や劣化のないアナログを超えるアナログ信号を出力します。





2018年6月17日日曜日

TVC ー プリアンプ考

プリアンプの機能
プリアンプとは何だろう?その主な機能を列記してみた。

①電圧増幅機能:レコードは、音声信号が刻まれた溝の上を針が振動しながらトレースし、この振動を電気信号に変換する。この信号が非常に微弱なために、信号を増幅するアンプ(プリアンプ)が必須である。プリアンプの本来の役割はこの電圧増幅であある。

②フォノイコライザー:レコードは、低域を減衰させ高域を強調して記録されているので、再生時には逆にそれを戻す必要がある。それがフォノイコライザーで、レコードを聴くには必須の機能であり、独立機器もあるが、通常プリアンプに搭載される。

③ボリューム:オーディオシステム全体の音量調節は、プリアンプにおいて、その入力信号の電圧を上下させるのが一般的である。

④セレクター:入力機器のセレクター。

①②はレコード再生には必要な機能であるが、デジタル再生においては、上流からの出力電圧が高いので①は必須ではなく、②のフォノイコライザーは不要である。

デジタル時代の電圧増幅機能
①電圧増幅について、デジタル時代の上流の出力電圧は十分に高いので、レコード時代のように大きく増幅率を上げると逆にゲインが高くなりすぎて、ボリュームを1/3も上げられないといった弊害が生じることがある。

これを避けるために、プリアンプの出力段には抵抗でアッテネーターを組みゲインを下げる仕組みが入っているが、明らかに無駄である。

デジタル音源を再生するには、①電圧増幅はなくても全く問題なく、あっても1~3倍程度で十分だ。

トランスの電圧増幅機能
電圧を増幅するデバイスとして、真空管、トランジスタが最もよく使われるが、トランスにも電圧増幅機能がある。トランスは真空管やトランジスタと違い、電源や周辺回路が不要で、トランス一発で電圧増幅が可能である。

トランスは、1次巻き線と2次巻き線の比がそのまま増幅率となる。例えば、巻き線比が1:2であれば電圧は2倍に増幅される。ただし、巻き線比を大きくするとインピーダンスも巻き線比の2条に比例して増加するので、せいぜい1~3倍程度が良いと思われる。

ノイズ吸収や周波数特性に優れたファインメットコアのトランスを使えば、電源や様々なデバイスや回路が必要な真空管やトランジスタを使うより、はるかに、音質的には有利である。

デジタル時代のプリアンプ=TVC
デジタル時代にふさわしい電圧増幅器こそファインメットコアのトランスであり、このトランスとロータリースイッチを組み合わせたものがTVCだ。

冒頭の写真は、TVC(=トランス・ボリューム・コントローラー)に使うトランス達で、4つとも「さみず音響」寺本氏製造の特注トランス(ファインメットコア)である。

上の二つは「オートトランス」で、ライントランスからの信号を受けて、セイデンのロータリースイッチと組み合わせてトランスの巻き線比を変えることで信号の音量を変化させる(=ボリューム)。

オートトランスからは27本の中間線の端子が出ている。両端が全開で、これをセイデンのロータリースイッチで1つづつ切り替えることにより巻き線比を変更し音量をコントロールする。

通常の抵抗を使ったアッテネーターやボリュームとは異なり、1本の抵抗も使っていない。あくまでもトランスの巻き線比を変えることで信号電圧を変化させる。

更にノイズを吸収する特性も持つファインメットのコアを使うことで、上流からの信号を極力劣化させずパワーアンプへ繋ぐ。

下の二つはライントランス「TLT-1595wwjj」で、巻き線比が1:2.5と入力電圧が2.5倍になり、ちょうど良いプリアンプとなる。

プリアンプの最後の機能が入力信号のセレクターだ。これもセイデンのロータリースイッチを使う。

最高の音質の為に
レコード再生用に作られた従来型のプリアンプには、電源、様々な回路、抵抗やコンデンサやICなどのデバイスが信号線に対して直列で繋がれており、音声劣化の大きな要因になる。

それに比べて「TVC」は、一切の回路、デバイス、電源さえも使わない究極のデバイスである。ファインメットコアのライントランス一発でゲインを稼ぎ、ファインメットコアのオートトランスでボリュームをコントロールする「TVC」は、音質的に最も望ましく、劣化のない鮮度の高い信号がアンプへと送り込まれる。

TVCは、正にデジタル時代のプリアンプなのである。



ASOYAJIオーディオでは、従来型のプリアンプではなく、TVCを新しいデジタル時代のプリアンプとしてお勧めします。
ASOYAJIオーディオでは、「さみず音響」寺本氏と協力しTVCを製造販売していきます。


2018年6月15日金曜日

試作機が遅れています

試作機の製作が2か月ほど遅れており、それに伴い製品化も遅れています。販売は7月末もしくは8月初旬にずれ込むスケジュールになってしまいました。

初めて正式にデザインされたケースを製作するので、手直しもあり忙しい製造工場様との調整もあり、この2か月の遅れは正直痛いです。それでもいいものができるという期待感でいっぱいです。

皆様には、もうしばらくお待ちください。音質的にも、ビジュアル的にも素晴らしいDACが出来上がります。



2018年5月6日日曜日

AsoyajiDAC試聴会 御礼

AsoyajiDAC試聴会が無事に終わりました。合計23名の方のご参加をいただきました。ご参加の皆様ありがとうございました。

本格的な試聴ルームではなく、普段は事務室として使っている普通のマンションの1室を急ごしらえの試聴ルームとして提供していただいたもので、音響的にも十分ではなかったことをお詫び申し上げます。

以下の3つのDACを用意しその比較をしました。
① AsoyajiDAC スタンダード版、商用電源駆動
② AsoyajiDAC スタンダード版、バッテリー駆動
③ AsoyajiDAC デュカロン版、バッテリー駆動

*いずれも試作段階のDACです。

追記
試聴会で使用したTVCに不具合があり、かすかにハムノイズが出ていました。いわゆるケースシャーシ不具合によるGNDループノイズです。気が付かなかったのは当方のミスです。

ケースに落とすGNDケーブルのネジが緩んでいました。これを締め直すと全くの無音となりました。これに気が付かれた方が一人おられましたが、若い方でした。

年配の方々にはモスキート音=15KHz以上は聴こえませんし10KHzあたりも怪しいものです。我々には気が付かなくても若い人にはうるさく聴こえたことでしょう。急ごしらえだったので気が付きませんでした。失礼しました。お詫びいたします。

尚、AsoyajiDAC(電源版、バッテリー版)共に、電源に起因するノイズおよびGNDループによるハムノイズは一切ありませんので誤解なきようお願いいたします。。


試聴会は、今後も随時開催していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
日時などはブログ若しくはHPに掲示いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。


参加された皆様の感想

感想1
専用のホールで聴いているように感じました。臨場感として、ホールの中心あたりが電源駆動、バッテリーものが目の前、デュカロン版は演奏者本人の音のように思いました。聴き比べが進むと、今まで聴けなかった音が聴こえてくるのが驚きでした。


感想2
電源の違いによる音の出方の差がとても大きく、音が広がっていくのが良く分かりました。
バイオリンは、デュカロンとスタンダードは、ストラディバリウスと安いバイオリンの差のように、間の音が良く分かりました。


感想3
電源駆動、臨場感と響きが良い。音場、響きが、相当出る、広がる。
スタンダード、聴きやすい。
デュカロン、これが本当の音なのか。いつも本当の音を聴いていないのか。そうであろう。


感想4
ムターのバイオリン。スタンダードではオーケストラの中で演奏しているように聴こえます。他方、デュカロン版では、ソリストがオーケストラの前に出てきます。本当にコンサートで聴く臨場感があります。


感想5
バッテリー駆動の効果が良く分かりました。
デュカロンは、特にバイオリンの音が、素晴らしいと思いますが、コスト的に難しい。


感想6
スタンダード版と比較してデュカロン版の方がより出音のひとつひとつがキメ細かく感じました。


感想7
スタンダード(AC)解像度がやや悪くもっさりしている。
スタンダード(バッテリー)立体感があり、解像度も高いがわずかにかさつくギスギスした所が気になる。
デュカロン(バッテリー)音に滑らかさがあり、自然な響き。これを聴いてしまうとスタンダード版は人工的に聴こえる。


感想8
スタンダード→バッテリー→デュカロンに行くと、林間コースからゲレンデに出てデュカロンになるとピーカンになるような印象でした。


感想9
商用電源、バッテリー、バッテリー+デュカロンと変わっていくにつれてノイズが少なくなり空間表現、低域が良くなっていくのが良く分かった。
商用電源とバッテリーの差が結構あったので、電源レギュレーターの質がよくないんだろうと思った。そうなると、デュカロンの低雑音も生かし切れていないのでは?頭でっかちな設計なのではないかと想像しています。


感想10
バッテリー駆動でノイズフロアが下がり、余韻が分かり易くなる。
デュカロンで更に透明感UP。ノイズと音楽が分離して聴こえる。音源によっては高音が目立ったり少し音が変わって聴こえたりする。全体的にストレス無く音楽に集中できる。


感想11
想像以上にアナログライクな音でした。
バッテリー使用のタイプは、音が滑らかで、1音1音がつぶだって聴こえました。デュカロン版は、音が前に飛び出してくるといった印象をもちました。
他のDACよりも低域から高域まで非常にワイドなレンジでしかもより原音に近いと感じます。


感想12
バッテリー駆動の澄み切った見通しの良さ。
デュカロンの粒立ちの良さ、スピード感を体験することが出来、非常に貴重な経験ができました。


感想13
スタンダード版で背景が一気に静かになり、デュカロン版でつっかえていたものが外れて伸びやかになる、無理せずに音楽に集中して、しかもリラックス出来る感じが素晴らしいです。


感想14
音の粒立ちが良く、空間表現も良い。
聴こうとしなくても、音が飛び込んでくる。
聴き疲れない。素晴らしいの一言。


感想15
非常に自然な音が出てくるのが本当に印象的でした。
聴き慣れた音源であってもスタジオでの収録風景まで見えてくるようでした。


感想16
クリア、ステージが見える、エクセレント


感想17
クリアで美しい音と感じた。


感想18
デュカロンの有無より、電源の違いの方が分かりやすかった。
デュカロン付は、曲の最初の方が違いが良く分かったが、曲の中心部ぐらいまでいくと、分かりにくかった。
デュカロン付を聴いてしまうと、戻れなくなりそうです。


感想19
初めての試聴会でしたが、そんな自分でもはっきりと音の違いがわかりました。電源駆動1種、バッテリー駆動2種の計3種を聴くことができましたが、バッテリー駆動にすると、明らかにノイズが減って音が前に出てきます。スタンダード版からデュカロン版にすると、音に色が付くような、音楽がただの音階の集積でないということがわかるような感じがしました。繊細が録音であればあるほど、スタンダード版とデュカロン版の違いが出るように思います。貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました。


感想20
①ノーマル(電源仕様)
やはり何時も聞いている音と云うか、音の広がりがとても心地良いです。
去年は、この音にノックアウトされた感じです。

②ノーマル(バッテリー仕様)
①に比べると音の広がりは、そのままでDレンジがかなり広くなり、上も下も十分出ていました。

③デュカロン
①、②とは明らかに違い、ピントが合ってきた感じかつ、デジカメに例えると画素数が格段に上がった感じです。
しかし、①、②に比べると、若干、私の好きな広がりが少なくなった様にも感じました。
逆に広がりと感じたのは、雑味かもしれません。それが取れたことで本来の音に戻ったのかと。


感想21
前回のMJの際には広めの会場で少し後ろのほうで聴かせていただいたのですが、
今回はかなりスピーカーから近い位置で聴かせていただいて、
機材の違いがよりハッキリわかりました。

通常電源でも充分ノイズは低いので、バッテリーとの違いはわずかでしたが
バッテリー駆動のほうが、余韻の美しさに違いがあったように感じました。
また、ハイパワーを一気に出すような打楽器系の音は、
バッテリーのほうが余裕が出ているようでした。

クロックの精度の違いは、本当に劇的で
周波数の特性が変わったわけでもないのでしょうけれど、
どの曲も、とても自然で聴きやすく変わった印象でした。
(言い古された表現ですが、この音こそアナログっぽい、
というのが適切なのだと思います)

デュカロンを使っているシステムは、ソースによっては、
収録時からあったと思われる微小なノイズまで聴こえてしまうため、
よりソースの良否が見えてしまうものでもありました。
手持ちの音源をとっかえひっかえ聴いてみたい誘惑に駆られる
非常に魅力的なシステムだと思います。

感想22
先日の試聴会では、非常に有意義な経験をさせて頂きました。
ありがとうございました。

試聴会というもの自体、初めての経験でしたが、今まで自分が店頭等で
聴いてきた音とは、まるで違う音が聴けました。
自分の理想とする音があるとするならば、それに限りなく近い音だった
ように思います。

そもそも、私が試聴会に参加した理由は、自分の目指す「方向」を知り
たかったのと、完成品としての「パッケージ」を知りたかったからでした。

というのも、メーカーごとの音作りの傾向を大まかにつかんで、その中
から評判等を参考にして、可能な限り試聴をして、高級品を買う。
そして、自宅のシステムに導入して失敗する(笑)、という苦い経験を
何回かしているからです。

オーディオは、方向を定めずにパッチワークのように高級品を繋いでいっ
ても上手く鳴ってくれない、と経験から学びました。
まず、上流から下流までの、完成品としてのパッケージを頭の中に描いて、
その方向へ少しずつ近づいていくしかない、と今は考えています。

なので、これからも様々な試聴会に参加していく予定ですが、自分の目指
す方向として、PCオーディオで間違いはない、バッテリー駆動が重要だ
という2点が、先日の試聴会でわかりました。
ファインメットトランスの力も大きかったのでしょうが、なかなか高価な
ものなので、今の自分には厳しいかなといったところです。


試聴会とは関係ありませんがモバイルバッテリーに関する感想をいただきました。

さて、私も貴社のブログを拝見し、DACを改造してもらいモバイルバッテリーで音楽を楽しんでおります。ご紹介いただきありがとうございます。

・Anker
・Panasonic
・サンワサプライ
・NTT HMB−1(充電中は給電できず)

どれも優劣つかず、真空管の球の交換のようにして音色を楽しんでおります。
どれも見通しが良く、抑圧感がなく、遠近感もしっかりして良くなっています。

貴社の事業の成功をお祈りいたします。


2018年4月29日日曜日

AsoyajiDAC試聴会のお知らせ(2)

AsoyajiDACの試聴会を、5月3日~6日の4日間開催します。

5日(土)6日(日)は、まだ、空きがありますので、お時間のある方はお気軽に聴きに来てください。

http://asoyaji.blogspot.jp/2018/04/asoyajidac.html


当日のシステムを紹介します。

オーディオシステム
DAC    AsoyajiDAC スタンダード版、デュカロン版、(バッテリー駆動)

ボリューム TVC(ファインメットコア・ライントランス+ファインメットコア・オート
      トランス+セイデンセレクター)

アンプ   LM3886 4パラ・モノ・パワーアンプ左右1台

スピーカー EgglestonWorks Andra loudspeaker
      FOCAL-JMlab  Micro Utopia Be

上流
レンダラー      MINIPC、Foobar2000 (バッテリー駆動)
メディアサーバー   QNAP+MinimServer
コントロールポイント タブレット

HUB         ELECOM EHC-G05MN-HUB(バッテリー仕様に改造)
ルーター       ELECOM WRH-583YL2-S(バッテリー駆動)


香港オーディオ事情

26日~28日の3日間香港に行ってきた。現地でNDKのA氏とK氏、MJオーディオフェスティバルに来てくれた香港在住のC氏の4人と合流し、香港のハイエンドショーを主催する音楽雑誌社とハイエンドオーディオショップを回ってきた。

まず訪問したのは「 AUDIO TECHNIQUE 社 」。日本の STEREOSOUNDのような、超高級オーディオ機器を中心に掲載しているオーディオ誌の出版社だ。
ここで、香港のハイエンド事情を聴くと、香港のハイエンドマニアが聴くのは、①レコード、②CD、③SACDだという。デジタル音楽は聴かないのか聴くと、PCは音が悪くてダメだとのこと。

香港ではPCオーディオはほどんど相手にされていないようだ。PCオーディオがダメということは、DACも不要と言うことになる。なんとか、PCオーディオの良さを説明したが、あまり理解してもらえなかったようだ。

試聴室は、半端でないハイエンド製品ばかり。CDプレーヤー、10Mクロック、プリアンプ、パワーアンプとピカピカのばかでかい超高級品が所狭しと並び、太い高級ケーブルで繋がれている。それで、CDで1曲クラシックを聴かせていただいた。

次にセントラルにあるハイエンドオーディオショップを2店舗回った。セントラルは金融街で下町的な九龍地区とは全く違う高級感漂うハイソな街だ。

まずは「Jasdis」
何気ないビルの25階にある高級オーディオショップ。客は一人もおらず若い店員のお兄さんが接客してくれた。ここでも、やはり香港はレコードとCDがメインだという。PCオーディオは論外と言う感じであった。ここも世界中の超弩級オーディオが所狭しと並んでいる。

下写真はHPのものだが、EMM LABの大きなアンプが2台左右に配置され、写真には写っていないが左サイドにCH PrecisionのCDプレーヤー+クロック+電源等が並んでいる。

実際にこの部屋でCDで数曲聴かせてもらった。定位や空間感は素晴らしく音も余裕の音だが、何せ目に見えるだけでも数千万円はしそうな装置なのだから当然だ。しかし、このCDプレーヤーをPCオーディオ+AsoyajiDACに変えると、これまでに聴いたことのない音に変わることは容易に想像できる。問題は、どうしたらそれをわかってもらえるかだ。

次に訪れたのは「avantgarde HONG KONG」
ここもセントラルの何気ないビルの2階だったように思う。年配の叔父さんが数人試聴している。店員さんは気さくな叔父さんで、大きめの試聴室に案内してくれた。聞くとやはり香港ではレコードがメインだという。CDは仕方なく置いているといった感じ。ここでもPCオーディオは全く音が悪いと言っている。香港ではPCオーディオは未だに音が悪いままなのだ。

試聴室の左の壁1面にレコードが収納され、超弩級のレコードプレーヤーが部屋の中央奥に鎮座している。ここでも数曲を試聴させていただいた。下の写真もHPのものだが、とにかく超弩級ばかりで何がなんだかわからない。

ORPHEUSのCDプレーヤーで何かジャズを聴いた後で、何と中村雅俊のレコードを持ってきて、どの曲が良いかと聞かれたので「俺たちの旅」をリクエストした。何と懐かしい曲を、この香港で、しかもレコードで聴くとは!

次に「NILS Lofgren」のレコードから「Keith Don't Go」が掛かった。この曲は、当方も良くデモでやる曲だ。もちろんリッピングしたデジタルデータで。耳にこびりついている。ナイス選曲。

どの曲も、先のお店同様、素晴らしい定位と空間感があり余裕の高級な音だ。これで満足する人がほとんどだろう。しかし私には、PCオーディオ+AsoyajiDACの音が間違いなくこれを超えると確信することができた。PCオーディオとAsoyajiDACをこの装置で鳴らしてみたらこの店員さんはどんな反応をするのだろう、そんなことを考えながら「Keith Don't Go」を聴いた。



さてさて、香港はいまだにアナログがメインだと知った。CDは止む無くといった感じ。なので、オーディオショップは、レコードプレーヤーに関する商品がメイン。

AsoyajiDACを持ち込めば、皆ため息をついてくれるだろうが、PCの環境を誰が広めるのか、メンテナンスするのか、そこが解決しない限り、DACは売れないんだろうなあ。

また、香港のハイエンドは本当に超弩級で、全ての商品が最低数百万円~数千万円だ。ここではデュカロンも安いとの認識。PCなんてCDプレーヤーと比べたら安物で商売にならないという認識もあるようだ。

更に、日本と同様オーディオマニアは高齢化しているとのことで、今更、PCだ、ネットワークだ、なんて面倒なことやりたくないんだろうね。

そのギャップをついて、欧米の高級ブランドメーカーが超弩級アナログ製品を持ち込んでいる。

香港は古い街だからそれでいいのかもしれない。恐らく、香港より、若くて伸び盛りの中国本土の方が、デジタルに関心のあるハイエンドマニアが多くいるのかもしれない。

AUDIO TECHNIQUE 社 のジェネラルマネージャーのレベッカさんが、香港がアジアのハイエンドオーディオの中心だと言っていたが、香港は伝統的な高級アナログオーディオの中で時間が止まっているように感じた。

そして、最新のデジタルオーディオの分野では、近いうちに中国本土に席巻されてしまうのではないかと危惧した。そして、それは日本も同様かもしれないと思いながら霧の香港空港を後にした。