2016年9月30日金曜日

AudioPC

オーディオ専用PCは、音楽再生に不必要なハードウエア及びソフトウエアを極限まで絞り込み、PCの能力を音楽再生に集中させることで、ノイズや不快音を排除しながら、高音質再生を目指すものである。文句なくPCオーディオの王道だ。

しかし、私のような面倒くさがり屋で、オーディオ専用PCを用意しなくても、いつものメインPCで、音楽再生もできたらいいなと思う人も多いのではないだろうか。(いやいやそんなずぼらな奴はお前だけだと言われそうだが)。

そうした要望に応えたのがMPDだ。MPDは、音楽再生のプロセスを分離し、①メインPCで楽曲再生の指示を出し、LANで接続された②再生専用PCで実際の再生を行うという方式だ。

この方式の優れたところは、②の再生専用PCにオーディオ専用PCを使えば、高音質が保証され、しかも、①のメインPCはいつもの作業用PCを兼用できる点にある。しかも、再生専用PCは、ALIXやラズベリーパイなど、低スペック・低価格の小型PCで十分という点も魅力だ。

ただし、MPDは、Linuxを扱えない普通のユーザーにはハードルが高すぎるという欠点がある。

そこで、最近、脚光を浴びているのがJPLAYデュアルモードだ。

JPLAYのデュアルモードは、①ControlPC上で、KAZOOやJRIVERなどの再生指示ソフト(ContorolPoint)で楽曲を選択し再生を指示し、LANで繋がった②AudioPCで楽曲を再生するというもので、仕組みはMPDとほぼ同じだ。

この方式のメリットは、ControlPCはメインPCの兼用でOKという点だ。

メインPCにノイズや不快音があっても、これがLANケーブルを伝ってAudioPCに影響を及ぼすことはほとんどない。AudioPCにオーディオ専用PCを使えば、高音質再生が可能になる。

しかもJPLAYでは、再生専用PCはLinuxPCでなくWindowsPCでいいのだ。これで分離方式のハードルが一気に下がる。


結局、通常使用しているメインPCで、通常作業もしながら、音楽再生指示もできるJPLAYデュアルモードは、便利且つ高音質で重宝している。


ASUS Vivi Mini UN42の静音性能について

 ASUSのホームページには、以下のようにその静音性能がアピールされている。

メモリを8GB搭載し、m-SATA24GBにWIndowsServer2012R Coreモードをインストールして、マウス、キーボード、無線LAN、ディスプレイを接続しなければ、ボリュームを最大にしても少しノイズを感じる程度で、その静音性能は極めて優秀だ。もちろん、音質も素晴らしい。

AudioPCとしては、極めて優秀だと思う。是非ともお勧めしたい。

 *CPU     オンボード Celeron 2957U 1.4GHz
 *メモリ     8GB搭載
 *ストレージ  m-SATA 24GB搭載
 *OS       WindowsServer2012R Coreモード

1 件のコメント:

  1.  丁寧なご説明、本当にありがとうございます。早速、購入してJPLAYに挑戦してみます。どうぞ、今後もよろしくお願いします。

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