電源を、①5.5V(マスター左アナログ+スレーブ左アナログ)、②5.5V(マスター右アナログ5.5V+スレーブ右アナログ)、③3.3V(マスター左デジタル+スレーブ左デジタル)、④3.3V(マスター右デジタル+スレーブ右デジタル)、⑤3.3V(PLL+マルチプレクサ)の5つに分けてみた。
ここまでタンデム基板をやってきたが、音質についてはあまり書いてこなかった。何故かというと、そもそもタンデム基板は、FN1242Aの前段処理(8倍オーバーサンプリング、フルーエンシー補完、Δ∑変調)後のDSD信号を取り出して(テストモード)、これを更に別のFN1242Aの後段処理(DAC&LPF)を通して聴こうというもので、(これを半導体計測屋さんはタンデムと呼んでいる)、元々1チップで処理していた工程を、2チップで処理するので、どう考えても音質的には劣化するのではないかと思われたからだ。従って、音については、十分に調整をした後に、慎重に感想を述べたいと思っていた。
ここでようやく音質を語れるレベルにまで調整が進んだので、満を持してタンデム基板の音質について感想を述べてみようと思う。
タンデム基板の音の特徴
① ノイズ感が全くなく静けさが際立っている。
② 小さい音でも一音一音がはっきりと立っている。
③ くっきり感があり明確で力強く艶がある。
④ 空間感や余韻も素晴らしい。
⑤ 音が稠密で、抜けたところがなく、曖昧さや滲みもない。
⑥ 音の定位がより明確。
⑦ 音楽を楽しめる。
⑧ まさにFN1242Aの音。
以上。とにかく予想を上回る素晴らしい高音質だ。
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