2011年9月11日日曜日

SPEAK LOW

ピアノのウォルター・ビショップ・ジュニア・トリオが1961年にニューヨークで録音した音源。SPEAK LOWとは小声でささやくという意味だろうか。哀愁に満ちたピアノが特徴で、ピアノトリオの中では、名盤中の名盤。これが、2008年に復刻されたが、今年、さらにHQCD化された。

ピアノが走り、ベースランニングがこれをフォロー、ドラムが全体を引き締める。これぞまさにジャズ!まだ街にジャズが生きていた頃の、あの懐かしい真っ暗なジャズ喫茶で煙草の煙の中で黙った聴いたあのジャズだ。

マイルスやコルトレーンが活躍していた古き良き時代の雰囲気を味わうには最高の1枚だろう。

こうした名盤を高音質で聴けるのは大変ありがたいことだ。でもせっかくの名盤。できればSACDで販売してくれたらもっと嬉しいのだが。




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