2011年12月30日金曜日

FN1242A-DAC(10)デュアルモノに挑戦!

FN1242A-DACが2組揃った。音出しもOK。電源は現在作成中。後は、どう接続するかだ。

MyAny Styleさんから、74AC04を使って信号を反転させる回路が必要とのことだったので、FN1242Aのマニュアルと74AC04のデータシートを参考に以下の回路図を作ってみた。




それにしても、基板が8枚、トランスが4個だ。相当大きいケースが必要になるなあ。
・ UDA基板 ×1
・ FN1242A基板 ×2
・ 5V電源基板 ×3
・ +-電源基板 ×2
・ トランス ×4

2011年12月25日日曜日

FN1242A-DAC(9) 2つ目完成!

デュアルモノを目指して(?)、FN1242A基板をもう一枚作った。取りあえず音だしなので、DCカットコンデンサを付け、オペアンプは安価な、MUSES8820だ。


電源を入れると、シューーという音とともに ぱーんと弾けた。うわあー!なんだ! と覗くと、電解コンデンサが1個パンクしていた。良く見ると極性が反対だ。がっくり。

幸い予備があったので取り替えて、再度挑戦。今度は音が出ない。まったく出ない。なぜだ?基板を眺め回す。しかし問題になりそうな箇所は見当たらない。

IC?! 基板を電気に透かしてみる。ICチップの半だのつきが甘い箇所がいくつかある。半田が基板となじむように半田ごてを当てる。今度は確実に半田が浸透した。

恐る恐るもう一度挑戦。おお!よかった無事に音が出た。線の細いMUSES8820だが、ショットキーバリアダイオードを交換したせいか、かなり太い音になっている。印象が変わった。

オペアンプをあれこれ変える前に、ダイオードをショットキーバリアに変える方が効果は大のようだ。


これで、FN1242A基板は2枚となった。取りあえず、1号を装着して、2号を横に並べてみた。デュアルモノを目指そうと思ったが、ショットキーバリアダイオードに変えた音が余りにいいので、必要ないかな。まあそのうち気が向いたらやってみるか。

ショットキーバリアダイオードで激変!

s電源の整流ダイオードを全てショットキーバリアダイオードに交換した。

これが驚いたことに、(あまり使いたくない言葉だが)、
””音が激変した!!!!””のである。

どう変わったかと言うと、音が更にくっきりし益々太くなった。低音の出がまるで違う。音の抜けも全然良い。それとアタック音が違う。強くドラムを叩く音、シンバルの音、静かさの中でピアノの鍵盤を叩く音、ウッドベースのブンブン音など、非常に鮮明で鮮烈だ。全然違う。

あの「これがSACDか!」と酷評した中島みゆきも悪くないのである。正直驚いた。

電源が命と「+-12V」「+5V×2」の電源をディスクリートにしたのだが、整流ダイオードは普通のを使っていた。交換しようと思っていたところで、金沢のO氏とS氏がショットキーバリアにしたら音が全然良くなったと言うので、高いけど思い切って全部取り替えたのだ。これは案外安上がりだったかも!!

聴けば聴くほど素晴らしい音に感動する。これまでで最高の音だ!。PCMに負けないどころか勝ったかも!!!!
若松300V3A 1個210円

ゼンハイザーHD600の修理

ヘッドホンアンプを作成したので、ケーブルをバランス対応に改造した。ついでに、耳宛部分のクッションがへたっていたので、中のスポンジを取る変えることにした。

このゼンハイザーはもう10年以上たつかもしれない、当時、国内で買うと7万円以上した。それを秋葉原のラジオセンターだったかで、店主がドイツで買ってきたということで半額以下で買ったものだ。

ここまでひねると外れる。


ネジなどはまったくない。

これがドライバー。

全ての部品を並べてみた。耳あてが情けないほどへたっている。
ドライバーを保護するスポンジは穴が開いている。

耳あての中にはスポンジが入っていた。ボロボロだ。酷い。

こんな感じ。

もう片方は少しはまし。

新たしいスポンジを入れて接着剤で接着したところ。
気持ちよく膨らみが戻っている。

音は! おお、耳あてからの音漏れが激減し音量が増した。

高級ヘッドホンアンプで聴いている感じになり、非常に満足。ヘッドホンアンプは不要かも?

2011年12月24日土曜日

低電圧差動式バランス型ヘッドホンアンプの作成(2)

一気に完成! ただしヘッドホンのケーブルをヒロセコネクタ用に改造しないと繋げられず音だしはまだ。



2011年12月23日金曜日

低電圧差動式バランス型ヘッドホンアンプの作成

ヘッドホンアンプの基板を探していたら、「マルチチャネルDAC製作記」のkouさんがこれを紹介していたので、早速「自作オーディオ&電子工作奮戦記」のhaigaさんから購入した。



届いてびっくりした。こんなに小さいと思わなかった。基板が小さい。そして、チップ抵抗が22個、Dualトランジスタが8個がゴマのように小さい。


しかし半田付けには不安はない。楽勝で半田付け完了。ただし、途中、Dualトランジスタが飛んで30分の中断。なんとか見つかってよかった。


付属のタカチのプらケースに入れようかと思ったが、どうしよう。後はまた明日ということで。

2011年12月17日土曜日

SACD-EXTRACT

実行ファイルはあるのだが使い方がどこにも書いてなくて、何をするソフトなのかさっぱり分からなかったのだが。先日教えたいただいてようやくわかった。

簡単に言うと、PS3にSACDを挿入すると、ネットワーク上のPC上にISOファイルが保存されるというものだ。

USBメモリやUSB-HDDはFATなので2GB以上になると分割されてしまうという問題があった。しかしこれを使うと、USBを使わずに、ネットワーク経由でPCのHDDに直接保存できるので、2GBを超えても分割されることはない。これは便利だ。

*注意:普段はLANケーブルは外しておくこと。ネットワークに接続する際は、必ずインターネットとの接続を外しておくこと!(誤ってシステムウエアのアップグレードをしないため!!)

必要なソフトとバッチファイル

① sacd-daemon
http://hotfile.com/dl/134884224/c55a42e/sd315.rar.html

sd315.rar を解凍すると中にsacd_daemon.pkgが入っている。 解凍パスワードはdcas_3sp。これをUSBにコピーしPS3にインストールする。

② sacd_extract
http://code.google.com/p/sacd-ripper/updates/list 

③ バッチファイルの作成
sacd_extract.bat (ファイル名は適当に)

@Echo Off
sacd_extract -I -i192.168.XXX.XXX:2002
Echo Extraction Completed

sacd_extractを保存したホルダー内に上記内容を記述したバッチファイルを作る。
2行目の192.168.XXX.XXXは、PS3のIPアドレス。IPアドレスはDHCPを使わず固定して置く。


使い方
①USBにsacd_daemon.pkgをコピーし、PS3にインストール。
②PS3でsacd-daemonを起動し、sacdを挿入。
③PCで、sacd-extract.exe のあるフォルダー内で、作成したバッチファイルを実行すると、そのフォルダー内にISOが保存される。

UDAplayerの音質が大幅にアップ!!

UDAPlayerの音質が大幅に向上した。制作者の中田さんによると「音質向上のため、中の動作を大幅に変更した」とのことだ。

ナカタの Digital Wonder Land
http://www.nakata-jp.org/computer/freesoft/UDAPlayer/index.html

実際に聴いてみると、音の解像度が上がり丸みや雑味がとれて、シャープでくっきりとした音になっている。ただしとげとげしさは微塵もなく、空間がより広がり静けさが一層増している。そして楽器やボーカルの定位が格段によくなった。何だか高級感が増した感じがする。

中田さん!これは素晴らしいですよ!ありがとうございます!


カーペンターズのHDTRACSハイレゾ音源をDSDに変換し聴いてみた

もし5.6MHzの再生もできるようになればもっと嬉しいのですが。

2011年12月15日木曜日

カラヤン ベートーベン全集(SACD)

カラヤンのベートーベン全集(SACD)だ。6枚のSACDでわずか6,800円だった。60年台前半の録音らしいが、SACDの音はかなり高音質。ベルリンフィルと始めて組んだベートーベン、まだ慢心する前の50台の気力充実している頃のカラヤンを高音質で聴く事ができる。これが1枚1,133円とは安すぎだろう。ありがとうグラムホン。



2011年12月13日火曜日

SACDを聴く

弘田三枝子 Jazzing-Mico

現在64歳というから、2008年録音なので61歳の歌声ということになる。流石に若い頃のパンチの効いた声は望めずやや細くなった感があるが、素晴らしい歌声を聴かせてくれる。
録音には相当力を入れたそうで、ボーカルが前面に出た生録に近い素晴らしい音に仕上がっている。これは弘田三枝子のジャズの集大成といえるものだろう。 


中島みゆき ライブ!

アマゾンで900円で売っていたので買ってみた。ロサンゼルスの「ソニー・ピクチャーズ・スタジオ」でライブ録音されたもの。コンサートのライブではなくスタジオ録音だった。だからライブの盛り上がりが無くちょっと寂しい感じ。スタジオ録音にしては、音はそれほどでもなく、CDを無理やりSACDにしたような、残念な感じ。これほんとうにSACD?

ビルエバンス ワルツ・フォー・デビュー

CDにハイレゾ24bit192KHzも持っているのでどうしようか悩んだがSACDの音を確かめたくて買ってしまった。 しかし!! 正解!!! これはハイレゾを上回る高音質だ。ただでさえ臨場感のある音源だが、SACDではこの臨場感がさらに凄いのだ。ハイレゾとSACDでは、マスターが違うのかもしれない。これはハイレゾを持っている人も一聴の価値有りだ!

*My Foolish Heart でテープのよれが有るので、HDtracsのハイレゾと同じ音源かも。


ハンク・ジョーンズ ラスト・レコーディング

このアルバムを録音してまもなくこの世を去ったハンクジョーンズ。このアルバムの写真の迫力は普通じゃない。これほどの迫力はあの岡本太郎ぐらいだ。91歳でこの演奏だ。恐るべし。演奏は、この人ならではの鼻歌交じりの控えめな感じ。だが素晴らしい。至高の演奏とはまさにこういう演奏をいうのだ。

2011年12月7日水曜日

LH0032にノイズ!

FN-1242+LH0032で快適にDSDを聴いていたが、かなりの高域で音が割れる?ノイズかもしれない。ツイーターに耳を近づけると、ちりちりとした感じのノイズがでている。通常は気が付かないが、クラシックなどを聴くとよくわかる。ネットワークやアンプを点検するが問題ない。

となるとLH00322か? いわゆる発振?

LH0032を外して、MUSES8820に交換してみる。ノイズが消えた。となるとやはりLH0032だ!

ちょうど届いたばかりのLH0032が6個あったので、この中の2個と交換してみる。最初は元気良くなっていたが、何度かか付けたり外したりしているうちに、音全体がぼけたような割れたような酷い音になり聴くに耐えなくなってしまった。どうやってもダメだ。

しかたなく、別の2個に交換すると、今度は快適に鳴ってくれる。怖いので、しばらくはすしたりせずにこのまま使うことにした。結局、6個あった予備のLH0032の予備は2個になってしまった。

チャイナで買ったからいいものの、これが若松だったら26千円がパーになるところだった。

2011年12月3日土曜日

PCM→DSD変換計画

わがNASのPCM音源をすべてDSDに変換しようという(壮大な)計画に欠かせないのがHDDだ。しかし、HDDは先頃のタイの洪水で価格が高騰しているらしい。

価格.COMで調べると確かにとんでもなく高騰している。一時は3倍近く高騰していたようだが、今はやや戻しているがそれでも2倍近くはしている。


S氏に壮大な計画を話したら、2TBのHDDが余っているというので、思わず頂いた。ただし、ちょっと訳ありだ。


HDD側の電源ピンが折れてしまって、直接ピンから線を出している。コネクタの形状も普通と違う。

SATAのピンを調べると以下のようになっている。3.5インチHDDの電源は、5Vと12Vのようなので、1-2-3の3.3Vは不要。4-5-6でGNDを取っているので10-11-12も不要。


ということで、カギ部、橙1-2-3(不要)、黒4-5-6(GND)赤7-8-9(5V)、黒10-11-12(不要)、黄13-14-15(12V)の3本を、マザーボードの電源線に結線してみた。


恐る恐るPCを起動するとBIOSでしっかりとHDDが認識されている。OKだ! まずは、貴重なHDD資源を無駄にせず有効活用できたようだ。めでたしめでたし。

これでDSD用の2TBの容量を確保した。ここにPCM→DSDの変換音源を保存していく。

2011年11月27日日曜日

VoyageMPD ALIXへのインストール

しばらくDSDにのめりこんでいたので、VoyageMPDはとんとご無沙汰していた。バージョンもいつのまにか0.8になっている。友人がALIX3D2へのインストールができないと困っているので、ALIXも結構普及しているようだから、ALIX3D2へのインストールの仕方をまとめておくことにした。

ALIX3D2が普通のPCと違うのは、①ビデオ出力がない、②CD-ROMやUSBでのブートができないの2点だ。つまり、ALIXはリモートで操作するしかない。達人は、RS-232Cで接続してターミナルソフトで作業を行うそうだが、一般人にはハードルが高い。



そこで簡単な方法を紹介する。

別のPCでCF(コンパクトフラッシュ)にインストールして、これをALIX3D2に移せばOK!

*これはWindowsではできないLINUXならではの技だ。


作業の流れ


1 準備
PCを2台用意する。PC1とPC2とする。PC2はWIndowsマシン。両方ともネットワークに繋ぐ。

VoyageMPDのLiveCD(ISO)をダウンロードしてCD-Rに焼いておく。
http://linux.voyage.hk/voyage-mpd  バージョンは0.8

PC1
CDドライブを繋ぎ、VoyageMPDを起動する
PC2
Windows7  うちのメインPC
PC1にCDドライブとCFを接続する。CFの接続には、以下のような基板が必要。

CFをSATAに繋げられる便利な基盤
2 PC1で作業
PC1のCDドライブにLiveCDを入れのVopyageMPDを起動する。起動したらログインし、ifconfig でDHCPで割り当てられたIPアドレスを確認し書き留めておく。VoyageMPDはそのまま立ち上がった状態にしておく。

PC1での作業はこれで終わり。後はすべてPC2からPC1へのリモート作業になる。
*ディスプレイが1台しかない場合、ここでPC1からPC2に繋ぎかえる。

3 PC2で作業
PC2でPUTTYを立ち上げ、書き留めたIPアドレスで、PC1のVoyageMPDにリモートでアクセスする。
アクセスできたら、インストール開始。インストールは、以下を参照。途中、下記の注意するポイントの箇所だけ通常インストールと異なる点に注意。後は、通常と同じ。


Voyage MPD のインストール・設定(備忘録、2011.1.22)
http://asoyaji.blogspot.com/2011/01/voyage-mpd-2011122_25.html

VoyageMPD のまとめⅠ
http://asoyaji.blogspot.com/2011/03/voyagempd-votagempd.html

VoyageMPD のまとめⅡ
http://asoyaji.blogspot.com/2011/03/voyagempd.html



◎注意するポイント
profileで5のALIXを選択。


1 - Partition Flash Media and Create Filesystem を選ぶ


インストールが終わったら、再起動し、MPDの設定を行う。これも通常と同じ。

PC2でGMPCを起動しデータベースをアップデートする。楽曲が多いと結構時間がかかるので慌てず待つ。

4 CFをALIX3D2へ装着
無事音が出たらPC1の電源を切りCFを取り出しALIX3D2に装着する。

5 PC2からALIX3D2をリモート再生
PC2でGMPCを起動しALIX3D2にリモートアクセス。データベースを更新し終わったら音出しをする。

以上で完了。

2011年11月26日土曜日

トラブルからの回復

沢山の皆様からアドバイスをいただき無事にトラブルを回復できました。皆様には深く深く感謝申しあげます。本当にありがとうございました。



「正負出力低電圧電源基板」がうんともすんともいわない問題は、トランジスタの足を全部反対に付けていたからだった。データシートを見て確認したので間違いないと思っていたが、データシートの図は下から見た図なのだそうで、私は上から見た図だと思い込んでいた。それで、足が全て反対になってしまった。

トランジスタを全て外し、(こんな時、はんだシュッ太郎は本当に役に立つ!)、新しいものに付け替えた。たったこれだけですんなり+-15Vが出た。慎重にDACに繋ぐと問題なく音も出た。

非常に簡単なことだったが、こんなことがさっぱり分からなかった。沢山の方々からトランジスタが反対とご指摘をいただかなければ、部品を全取替えするつもりだった。それでもトランジスタの足の方向は思い込んでいるから再度間違えたろう。結局同じことの繰り返しで修復できなかったはずだ。


無事音が出たことを確認してから、新しい電源基板3枚をケースに納めるため、底板にドリルで穴を開け直し、全部の基盤を再配置した。


MUSEで問題なく音がでていることを確認してから、恐る恐るLH0032に替えてみた。意外なことに音が出た(一瞬壊れていないのか!と思った)が、出力が非常に小さい。これはだめだ。やはり壊れているようだ。もう深夜なので明日もう少しやってみようと思う。

皆様、お騒がせしました。



翌朝。

LH0032のデュアル基板の部品を全部取り外し、チップコンデンサとフィルムコンデンサを取替えた。多回転抵抗は、問題なく10kΩなのでそのまま再度取り付けた。

恐る恐る音だしをしてみる。おおおおおーーーーーー!!!!!!ちゃんと音が出ている!!!

片瀬さんのご指摘どおりチップコンデンサがダメだったようだ。LH0032は壊れていなかった。嬉しい!!


LH0032が無事復活
これで全てのトラブルが解消した!

自作有段者の方々からすれば、こんな初歩的なミスや知識不足でバタバタ騒いで!と思われていることと思う。 確かに、慎重さを欠いた作業ミスと、基本を知らない部品取り付けなど、ほんとうにお騒がせだった。

ただ、お蔭様で、部品外しの腕は更に向上、トランジスタの足の方向も勉強した。何よりも沢山の方々からいろいろアドバイスをいただいたことが有り難かった。

今後は、これに甘えず、皆様にご迷惑をおかけしないように注意、勉強していくつもりだ。ただ、また無謀な挑戦もやっていくと思うので、今後とも見捨てずにどうかよろしくお願いします。

2011年11月24日木曜日

4重トラブル(がっくり)

今週はしょっぱなからキツイトラブルに見舞われてがっくりきている。まあ、今までが何のトラブルも無く順調に行っていたことの方が不思議だったのだが。

日曜日に、友人にいただいたfujiwaraさんの「平滑コンデンサ付き正負出力定電圧電源基板」1枚と自分で購入した同じくfujiwaraさんの「正出力定電圧電源基板(TYPE-E)」2枚を自作したことが発端だ。

こいつがうんともスンとも言わない。


こいつは2枚とも一発で動いた。

My Any Style さんの「正負出力PN-POWER基板」を取り外そうとしたとき、致命的なミスをした。電源を切るのを忘れてネジを外した時、スペーサーと基板の裏側のどこかの回路が触れて「バチン!!」という鋭い音がして何かが弾け飛んだのだ。よくみると、マイナス側のトランジスタが真っ二つに割れて上の部分が弾け飛んでいた。うわー!やってしまった!これが第1のトラブル。

どうしようと思いながらも、出来立ての電源基板を取り付け、DACDDCとの接続は外して、必要な出力がでているか確認をした。

「正出力定電圧電源基板(TYPE-E)」2枚はしっかりと5Vを出力している。OKだ! ところが、「平滑コンデンサ付き正負出力定電圧電源基板」のほうは、出力がまったく出ていない。テスターはびくとも動かず0mVのままだ。何か間違えたかと思い、部品リストと基板図と基板を何度も確認したが、トランジスタの足の方向も全て問題ない。説明書にあるジャンパも間違いない。それなのに+側も-側も全く出力がでてこない。もうどうにもならないので諦めた。これが第2のトラブル。

それで、しかたなくMy Any Style さんのPN-POWER基板の砕け散ったトランジスタを新しいものに交換して、電源を通すと問題なく+-15Vが出ているので、DDC、DACを繋ぎ音を出してみた。ところが、なまったく音が出ない。と思った瞬間!何かが焦げるような匂いがしてまたもバチン!!と何かが弾けた。またトランジスタ?と思ってみたがトランジスタは無事だ。それじゃあ何だ?

基板を全部はずして確認すると、何とFN1242基板の出力前のマイナス側のコンデンサがパンクしているではないか。何でDACが?!これが第3のトラブル。オペアンプは大丈夫だろうか?

とりあえず電源基板の出力を再確認すると、正出力定電圧電源基板2枚は問題なく5Vを出力している。しかし、PN-POWER基板の方は+側は15Vだが、マイナス側は3~5V程しか出ていない。どうもトランジスタだけでなく、他の部品もやられたようだ。しかたなくマイナス側の部品を全部新しいものに取り替えると、なんとかマイナス側も-15V出るようになり修復できた。

それで再度全ての基板を繋ぎ音を出してみると、なんとも心が冷える、音がでない。そして、またも焦げ臭い匂いが!! 慌てて電源を切った。まさかLH0032が逝ったのか?確かめるため一番安いMUSES8820に取り替えると何と音がでる。あーこれで決まりだ。LH0032が逝ってしまった。焦げ臭いにおいはLH0032だったのだろう。これが第4のトラブル。

なんということだ。新しい電源基板は全ての部品を全く間違いなく半田付けしたのに動かない。これまでの電源基板がぶっ壊れる。DSD-DACのコンデンサがパンクする。そして、せっかく苦労して辿り着いたLH0032が逝ってしまった。

これまで上手くいっていた付けが一気に回ってきた感じだ。

幸いLH0032は先日追加で注文したので、後2週間ほどで届くだろう。それまでは、MUSEで我慢しよう。

2011年11月21日月曜日

LH0032専用デュアル基板

LH0032専用デュアル基板が欲しいという人が多いので、状況を書いておきます。

この基板は、FN1242基板を頒布している「My Any Style」さんから入手したものです。ただし、頒布品ではありません。

手持ち枚数も少ないようです。FN1242基板を注文すれば、特別に頒布してくれるかもしれません。

My Any Style http://myanystyle.net/

*My Any Styleさんから連絡があって、これからFN1242基板を購入する人とすでに購入していただいた人であればお分けするとのことです。枚数が少ないのでご理解くださいとのことでした

DSD専用の「FN1242基板+LH0032デュアル基板」の音はバランスが取れた素晴らしい音です。半田付けが必要ですが、みなさん是非挑戦してみてください。

LH0032専用デュアル基板
ヒートシンクは秋葉原の鈴商で買える

2011年11月20日日曜日

スピーカーケーブルを交換

AETのPRIMARY SP 400というスピーカーケーブルを頂いたので交換した。


これまではウーハーにWE赤黒16G、フルレンジとツイーターにカナレ4S11Gを使っていた。

これを、ツイーターにWE、フルレンジ(YAMAHAポンせんべい)にAET、ライポール・ウーハーにAETとした。

WEは力強いがやや粗さがあり、カナレは柔らかいふわっとした感じだが、AETは、両方を足した感じで、力強さもあり広がりもあり透明感もある。バランスのいいケーブルだ。DSDには良く合うかも。

2011年11月19日土曜日

FN1242A-DAC(8) ちょっと改造

LH0032が4回建てになったのを何とかしようと、オペアンプのソケット周りの部品をいろいろ遣り繰りして、LH0032デュアル基板が挿せるだけの空間を確保した。

電解コンデンサ、抵抗を裏面に移動。

 こんな感じでデュアル基板をFN1242基板に直に差し込むことができた。かなりすっきりした。

DCカットコンデンサは、DC出力をほぼ0.0~0.2mV程度にできたので外した。

音は?うーん。それほど変化がないかも。と思ったら、かなり変わってきた。出力音圧が大きくなり、抜けが良くなったように感じる。

PCM→DSDの音源がとても良く聴こえる。確実に良くなっているが電源基板を交換するとさらに良くなるかもしれない。

fujiswaraさんの電源基板が届いた。さあてやるか!!