2014年1月28日火曜日

パソコン不調から回復

先週あたりからパソコンの調子が悪い。

このところずっとMPDで聴いたいたので、久しぶりにFoobar2000で聴こうかと再生すると、途中で何度も再生が途切れてバファリングする。なんだろうと思って設定を変えたりドライバー類を更新するも全く効果なし。試にJRMCを再生してみると、なんとこれも同じ現象が起こる。そのうちバッファリングではなく、再生がストップしハングアップ状態になり終了できなくなる。なんとかタスクマネージャーで強制終了させるも、二度とFoobar2000は起動しなくなるし、Windowsのシャットダウンも出来なくなる。

データベースが壊れているのかと思い削除し、新規に再構築してみるが、一晩たってもMonitorにならない。

HDDが壊れたのかと調べてみるも、注意がでているが問題になるレベルではない。

Windowsの修復を試みるが効果なし。

このあたりから深刻さに気が付く。復元ポイントを試すが途中でエラーになって復元できないのだ。しかも先ほどあった復元ポイントが消えて無くなっている。

Windowsのアップデートをやってなかったのが悪いのかと思い、やってみると膨大な量があり延々待たされようやく再起動されると、再構築の途中でエラーが発生しアップデートを断念し元に戻された。

こりゃあ相当重症だ!

そこで、泣く泣くCドライブのバックアップを復元することにした。ところが、そのバックアップは、昨年4月にやったもので、Vistaをインストールし、これをWindows7 32bitにアップし、更にWindows7 64bitにアップした時のものだった。

Windows7 64のCD-ROMで起動し復元しようとすると、バージョンが違うのでVistaの起動ディスクでやれと言う、それでVistaの起動ディスクでやると、これもバージョンが違うからだめという。7 32bitの起動ディスクでもだめだった。これはたらい回しじゃないか。ふざけるなだ。なんとWindows標準のバックアップは使えないのだった(信じられない)。

いやまだ大丈夫だ。同じ時期のノートンゴーストのバックアップもある。ゴーストの起動ディスクを起動する。ところがCDの読込を終わるとウンともスンともいわなくなる。そのまま2時間放置したが黒い画面のまま。これもWindowsのバージョンが違うのでダメなのだろうか(もうノートンにはほとほと呆れた、二度と使わないぞ!)。

結局、復元も断念。土日はこんな調子で徒労ばかりで終了。


月曜。少し落ちついて、しかたなく怪しそうなソフトやドライバーを一つ一つ削除して確認することにした。しかし、Windows標準のアンインストーラーでは削除できないものが結構あるのだ。もちろん、レジストリも削除してくれない。

そこで、何かいいアンインストーラーがないか探すと、IObit Uninstaller というのを見つけた。これは強力だ。これまで削除できなかったのも簡単に削除してくれるし、パワフルスキャンで当該ソフトのレジストリを表示してくれて削除もできる。

とにかく見たことないものは全て削除した。どんなソフトやドライバーか控えておけばよかったが熱くなっていたので力任せに一気に削除した。

今回、かなりの数の知らないソフトやドライバーがインストールされていることがわかった。これは、何かのソフトをインストールした時に、知らない間にインストールされたものと思われる。

そして、パソコンを再起動。

Fobar2000本体とプラグイン、ドライバー類を再インストールし、再生。

おお、削除前とはまるで違って、スッと再生が始まった。途中ハングアップするような感じは全くなく非常に安定している感じだ。そして、何の問題もなく1曲を再生し終わった。続けて数曲再生するも問題ないし。よかった。ほっとした。

めでたし、めでたし。なんとかパソコンが復活した。それにしても肝心な時に役に立たないバックアップソフト。非常に役に立ったアンインストールソフト。知らない間にインストールされるソフトやドライバー。この機会にリスク体制を見直す必要があるようだ。しっかりと対策を講じておこうと思う。

2014年1月24日金曜日

秋月在庫復活!

(追記 H26.1.25 わずか2日で売り切れたようです。)
(追記 H26.1.27 また在庫が復活しています!)
(追記 H26.1.28 昨夜は幻想だったのか!今は売り切れ。)

秋月の在庫が復活しました。でもこれが本当の最後でしょう。
秋月さんよくぞ見つけてきてくれました。感謝!
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-02223/

価格は1,000円に値上がりしましたが、このくらい仕方ないですね。

買いそびれた方、これが本当に最後のチャンスです。

この在庫は、あるメーカーの倉庫に眠っていたものを秋月さんが買い取ったものです。
数は少ないです。欲しい方はお早めに。1ヶ月持たないと思います。



2014年1月19日日曜日

インピーダンスの調整

FN1242Aの出力は、ライン・トランスで受けてパワーアンプに入れている。

FN1242Aの出力インピーダンスは10kΩ(正確には不明。もっと低いかも。データシートのアナログ出力の負荷抵抗は5kΩとなっているが、これが出力インピーダンスというわけではないようだ)。ファインメット・トランスTTL-1595のインピーダンス比は1:6.33であり、インピーダンス変換後のインピーダンスは6.33倍になる。これを受ける側のパワーアンプの入力インピーダンスは47kΩだ。

FN1242Aを2つパラ=デュアル・モノで使っている場合、FN1242Aの出力インピーダンスは5kΩとなり、トランスで31.5kΩとなるが、アンプの入力インピーダンス47kΩよりも小さいので、ノイズも歪みもなく何の問題もなく音が出る。

しかし、これがFN1242A1個=シングルになると、途端にノイズと歪に悩まされる。直列に抵抗を入れて調整しても全くだめだった。それで、インピーダンスの計算をしてみると、トランス後のインピーダンスが63.3kΩとアンプの入力インピーダンス47kΩを上回っており、これではインピーダンスマッチングすらできていない。

そこで、アンプの入力抵抗を47kΩから100kΩに変えてみた。すると、あれほど悩まされたノイズも歪みも全くなくなり音量も格段に増して、素晴らしい音に変わった。驚き!

DACの出力をオペアンプで受けていると全く気がつかないが、トランスで受ける場合は、インピーダンス(「ロー出しハイ受け」)に気をつけなくてはいけない。こんなことで音が格段に良くなる訳で、インピーダンスが本当に大事だということがようやく分かった。勉強になった。

素数が出てきて難しすぎで良くは理解できていないが、面白いインピーダンス!

2014年1月16日木曜日

驚きのFN1242A!(2)

FN1242AのマルチビットΔΣ変調器は、PCMを3bitのマルチビット信号に変調し出力しているのだそうだ。DSDは1bitなのでこれは厳密にはDSDとは言えないが、マルチビットの帯域をカバーしたLPFをかければアナログになるので、広義のDSDと言える。1bitよりもマルチビットの方がノイズが少なく音が良くなるので、1bitにこだわる必要はない。

要するに、ΔΣ変調器とはP2Dのようなものなのだ。これは、FN1242Aに限らず、ΔΣ変調を行うDACは、すべて広義のP2Dといえる。PCMの音をそのまま聴いているのだと思っていたら、実はPCMをDSDに変換した音を聴いていたということになる。

FN1242Aは、1チップで「フルーエンシー補完」+「P2D(ΔΣ変調)」+「DSD_DAC(LPF)」を実現している凄いチップだ。せっかっく1チップでこれを実現しているのだから、半導体計測屋さんのように、わざわざ途中からマルチビットDSD信号を取り出し、外部のDSD_DACに入れるのはどうなのか(ノイズやジッターが増えて音に良くないのではないか)と思うが、これは実際にやってみないと分らないし、むしろ外部DSD_DACやLPF(FIRやその他フィルター)で音が変わるのを楽しんでみたいのが人情だ。

ところで【「フルーエンシー補完」+「P2D(ΔΣ変調)」】部分をFPGAで実現することは可能で、(チップ製造の前はすべてFPGAを作りテストしていたのだそうだ)、アナログ変換を外部に任せることになるが、これが実現すると、チップがなくてもFN1242Aの世界が再現される。もちろんチップ(ハードウエア)とFPGA(ソフトウエア)では、音の違いが出るかもしれないが、それはそれでまた面白い。

なお、FN1242Aは、デフォルトでは量子化ビットを16bitで処理する設定となっていて、24bitなどのハイレゾを入力しても16bitにカットされるのだそうだ。24bitのまま処理するには、マイコンでレジスタのBIT1に1をセットする必要があり、(確かにデータシートにそう書いてある)、ハイレゾを聴くにはマイコンが必須なのだそうだ。

これまで、良い音だと思って聴いていたハイレゾの音が実は16bitにカットされていたなんてガッカリだ。デフォルトで24bitOKにしておいて欲しかった。

2014年1月6日月曜日

驚きのFN1242A!

FN1242Aだが、データシートのブロック図を見るとDSD信号は直接FIRフィルターに入力されている。そして、同じようにPCMも最終的にはこのFIRフィルターに入力されている。すなわちFIRフィルターに入力する時点で、PCMもDSDに変換されているらしいのだ。


私のシステムになぞらえて言えば、初段(橙色で囲まれた部分)は、PCMをDSDに変換するP2D基板であり、後段(水色の部分)はFN1242A(FIRフィルター=DSD原理基板)だ。

FN1242A内部【フルーエンシー補完+P2D機能+FIRフィルター】

=私のシステム【P2D基板+FN1242A(FIRフィルター)】

これには驚いた。エレアトさんが苦心して作られたP2DをFN1242Aは遙か以前にDACチップの形で実現していたということになる。

テスト用プログラムの存在

そしてFN1242Aには、テスト用のプログラムがあって、FIRフィルターに入る前のDSD信号を取り出すことができるというのだ。

これが本当なら凄いことだ。FN1242Aを単独のP2Dチップとして使うことができる。FN1242Aの後段はLPF(FIRフィルター)だ。

初段と後段を切り離すことによって、別の様々なDACとの組み合わせが可能となるのでこれが実現できると面白い。

ただし、FN1242Aのフィルターも優秀だと思うので、わざわざ別のフィルターと接続して、これ以上の音が出せるかどうかは未知数だ。やってみなきゃわからない。

このあたり「半導体計測屋さん」に期待したい。
http://asoyaji.blogspot.jp/2013/12/fn1242adsd.html?showComment=1389018348588#c6515128318929186383



2014年1月5日日曜日

ありがとう FN1242A


FN1242Aがついに秋月から姿を消した。これまで何度か在庫の危機があったが、実は、新潟精密からFN1242Aを引き継いだ会社が在庫を持っており、その度に秋月に供給をしてきたのだ。

昨年11月に秋月の在庫が切れたが、なんとか最後の在庫が秋月に出荷された。そして昨年末あたりにこの最後の在庫が終了した。もはや正規のルートからFN1242Aを購入することはできなくなった。

秋月さんはこの貴重なチップをわずか800円という低価格で販売してくれた。ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいだ。

だが、これほど早く在庫がなくなったのには驚いた。多くの人たちが、枯渇を見込んで殺到したのだろう。もちろんチャイナ等の業者が値上がりを見込んで大量購入したのかもしれない。

それほど人気のあるDACチップだったのだ。こんなに人気のあるDACチップなのにもう二度と製造されることはないのだ。現代の経済社会では良いものが生き残るとは限らないのでありその見本のようなものだ。

今後は感謝しつつ手元にあるチップを大切に使っていくしかない。

ありがとうFN1242A、そして旧新潟精密さん。






うわっポンせんべいが!

S氏がついにポンせんべいを売りに出した。
http://page18.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w94296899

これはもう滅多に手に入らないYAMAHAの後面解放スピーカーで、しかもダブルだ。歴史的な名機をS氏が復活させたもので非常に価値のあるものだ。これを入手できる人はほんとうにラッキーだと思う。


2014年1月2日木曜日

FN1242Aもケースに

半年近く机の上でむき出しだった基板を、年末にはトランスをケースに収納、更に、FN1242Aデュアルモノもケースに入れた。机の上が久しぶりにスッキリした。



2014年1月1日水曜日

謹賀新年

旧年中は、お世話になりました。
今年も、頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。