2018年5月6日日曜日

AsoyajiDAC試聴会 御礼

AsoyajiDAC試聴会が無事に終わりました。合計23名の方のご参加をいただきました。ご参加の皆様ありがとうございました。

本格的な試聴ルームではなく、普段は事務室として使っている普通のマンションの1室を急ごしらえの試聴ルームとして提供していただいたもので、音響的にも十分ではなかったことをお詫び申し上げます。

以下の3つのDACを用意しその比較をしました。
① AsoyajiDAC スタンダード版、商用電源駆動
② AsoyajiDAC スタンダード版、バッテリー駆動
③ AsoyajiDAC デュカロン版、バッテリー駆動

*いずれも試作段階のDACです。

追記
試聴会で使用したTVCに不具合があり、かすかにハムノイズが出ていました。いわゆるケースシャーシ不具合によるGNDループノイズです。気が付かなかったのは当方のミスです。

ケースに落とすGNDケーブルのネジが緩んでいました。これを締め直すと全くの無音となりました。これに気が付かれた方が一人おられましたが、若い方でした。

年配の方々にはモスキート音=15KHz以上は聴こえませんし10KHzあたりも怪しいものです。我々には気が付かなくても若い人にはうるさく聴こえたことでしょう。急ごしらえだったので気が付きませんでした。失礼しました。お詫びいたします。

尚、AsoyajiDAC(電源版、バッテリー版)共に、電源に起因するノイズおよびGNDループによるハムノイズは一切ありませんので誤解なきようお願いいたします。。


試聴会は、今後も随時開催していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
日時などはブログ若しくはHPに掲示いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。


参加された皆様の感想

感想1
専用のホールで聴いているように感じました。臨場感として、ホールの中心あたりが電源駆動、バッテリーものが目の前、デュカロン版は演奏者本人の音のように思いました。聴き比べが進むと、今まで聴けなかった音が聴こえてくるのが驚きでした。


感想2
電源の違いによる音の出方の差がとても大きく、音が広がっていくのが良く分かりました。
バイオリンは、デュカロンとスタンダードは、ストラディバリウスと安いバイオリンの差のように、間の音が良く分かりました。


感想3
電源駆動、臨場感と響きが良い。音場、響きが、相当出る、広がる。
スタンダード、聴きやすい。
デュカロン、これが本当の音なのか。いつも本当の音を聴いていないのか。そうであろう。


感想4
ムターのバイオリン。スタンダードではオーケストラの中で演奏しているように聴こえます。他方、デュカロン版では、ソリストがオーケストラの前に出てきます。本当にコンサートで聴く臨場感があります。


感想5
バッテリー駆動の効果が良く分かりました。
デュカロンは、特にバイオリンの音が、素晴らしいと思いますが、コスト的に難しい。


感想6
スタンダード版と比較してデュカロン版の方がより出音のひとつひとつがキメ細かく感じました。


感想7
スタンダード(AC)解像度がやや悪くもっさりしている。
スタンダード(バッテリー)立体感があり、解像度も高いがわずかにかさつくギスギスした所が気になる。
デュカロン(バッテリー)音に滑らかさがあり、自然な響き。これを聴いてしまうとスタンダード版は人工的に聴こえる。


感想8
スタンダード→バッテリー→デュカロンに行くと、林間コースからゲレンデに出てデュカロンになるとピーカンになるような印象でした。


感想9
商用電源、バッテリー、バッテリー+デュカロンと変わっていくにつれてノイズが少なくなり空間表現、低域が良くなっていくのが良く分かった。
商用電源とバッテリーの差が結構あったので、電源レギュレーターの質がよくないんだろうと思った。そうなると、デュカロンの低雑音も生かし切れていないのでは?頭でっかちな設計なのではないかと想像しています。


感想10
バッテリー駆動でノイズフロアが下がり、余韻が分かり易くなる。
デュカロンで更に透明感UP。ノイズと音楽が分離して聴こえる。音源によっては高音が目立ったり少し音が変わって聴こえたりする。全体的にストレス無く音楽に集中できる。


感想11
想像以上にアナログライクな音でした。
バッテリー使用のタイプは、音が滑らかで、1音1音がつぶだって聴こえました。デュカロン版は、音が前に飛び出してくるといった印象をもちました。
他のDACよりも低域から高域まで非常にワイドなレンジでしかもより原音に近いと感じます。


感想12
バッテリー駆動の澄み切った見通しの良さ。
デュカロンの粒立ちの良さ、スピード感を体験することが出来、非常に貴重な経験ができました。


感想13
スタンダード版で背景が一気に静かになり、デュカロン版でつっかえていたものが外れて伸びやかになる、無理せずに音楽に集中して、しかもリラックス出来る感じが素晴らしいです。


感想14
音の粒立ちが良く、空間表現も良い。
聴こうとしなくても、音が飛び込んでくる。
聴き疲れない。素晴らしいの一言。


感想15
非常に自然な音が出てくるのが本当に印象的でした。
聴き慣れた音源であってもスタジオでの収録風景まで見えてくるようでした。


感想16
クリア、ステージが見える、エクセレント


感想17
クリアで美しい音と感じた。


感想18
デュカロンの有無より、電源の違いの方が分かりやすかった。
デュカロン付は、曲の最初の方が違いが良く分かったが、曲の中心部ぐらいまでいくと、分かりにくかった。
デュカロン付を聴いてしまうと、戻れなくなりそうです。


感想19
初めての試聴会でしたが、そんな自分でもはっきりと音の違いがわかりました。電源駆動1種、バッテリー駆動2種の計3種を聴くことができましたが、バッテリー駆動にすると、明らかにノイズが減って音が前に出てきます。スタンダード版からデュカロン版にすると、音に色が付くような、音楽がただの音階の集積でないということがわかるような感じがしました。繊細が録音であればあるほど、スタンダード版とデュカロン版の違いが出るように思います。貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました。


感想20
①ノーマル(電源仕様)
やはり何時も聞いている音と云うか、音の広がりがとても心地良いです。
去年は、この音にノックアウトされた感じです。

②ノーマル(バッテリー仕様)
①に比べると音の広がりは、そのままでDレンジがかなり広くなり、上も下も十分出ていました。

③デュカロン
①、②とは明らかに違い、ピントが合ってきた感じかつ、デジカメに例えると画素数が格段に上がった感じです。
しかし、①、②に比べると、若干、私の好きな広がりが少なくなった様にも感じました。
逆に広がりと感じたのは、雑味かもしれません。それが取れたことで本来の音に戻ったのかと。


感想21
前回のMJの際には広めの会場で少し後ろのほうで聴かせていただいたのですが、
今回はかなりスピーカーから近い位置で聴かせていただいて、
機材の違いがよりハッキリわかりました。

通常電源でも充分ノイズは低いので、バッテリーとの違いはわずかでしたが
バッテリー駆動のほうが、余韻の美しさに違いがあったように感じました。
また、ハイパワーを一気に出すような打楽器系の音は、
バッテリーのほうが余裕が出ているようでした。

クロックの精度の違いは、本当に劇的で
周波数の特性が変わったわけでもないのでしょうけれど、
どの曲も、とても自然で聴きやすく変わった印象でした。
(言い古された表現ですが、この音こそアナログっぽい、
というのが適切なのだと思います)

デュカロンを使っているシステムは、ソースによっては、
収録時からあったと思われる微小なノイズまで聴こえてしまうため、
よりソースの良否が見えてしまうものでもありました。
手持ちの音源をとっかえひっかえ聴いてみたい誘惑に駆られる
非常に魅力的なシステムだと思います。

感想22
先日の試聴会では、非常に有意義な経験をさせて頂きました。
ありがとうございました。

試聴会というもの自体、初めての経験でしたが、今まで自分が店頭等で
聴いてきた音とは、まるで違う音が聴けました。
自分の理想とする音があるとするならば、それに限りなく近い音だった
ように思います。

そもそも、私が試聴会に参加した理由は、自分の目指す「方向」を知り
たかったのと、完成品としての「パッケージ」を知りたかったからでした。

というのも、メーカーごとの音作りの傾向を大まかにつかんで、その中
から評判等を参考にして、可能な限り試聴をして、高級品を買う。
そして、自宅のシステムに導入して失敗する(笑)、という苦い経験を
何回かしているからです。

オーディオは、方向を定めずにパッチワークのように高級品を繋いでいっ
ても上手く鳴ってくれない、と経験から学びました。
まず、上流から下流までの、完成品としてのパッケージを頭の中に描いて、
その方向へ少しずつ近づいていくしかない、と今は考えています。

なので、これからも様々な試聴会に参加していく予定ですが、自分の目指
す方向として、PCオーディオで間違いはない、バッテリー駆動が重要だ
という2点が、先日の試聴会でわかりました。
ファインメットトランスの力も大きかったのでしょうが、なかなか高価な
ものなので、今の自分には厳しいかなといったところです。


試聴会とは関係ありませんがモバイルバッテリーに関する感想をいただきました。

さて、私も貴社のブログを拝見し、DACを改造してもらいモバイルバッテリーで音楽を楽しんでおります。ご紹介いただきありがとうございます。

・Anker
・Panasonic
・サンワサプライ
・NTT HMB−1(充電中は給電できず)

どれも優劣つかず、真空管の球の交換のようにして音色を楽しんでおります。
どれも見通しが良く、抑圧感がなく、遠近感もしっかりして良くなっています。

貴社の事業の成功をお祈りいたします。