2019年8月31日土曜日

吉田苑さんに


福岡の吉田苑さんにMinimal DAC-STD 10Sを置いていただきました。

竹田店長さんのコラムで評価もいただきました。当DACの特徴をよく表現していただいていると思います。

お近くの方は、是非とも、吉田苑さんに足を運んでその音を聴いてみてください。


以下は吉田苑竹田店長のコラムの内容です。

2019/08/30 ASOYAJI AUDIO Minimal DAC-STD 10S 定価 540,000円(税込) 

新しいオーディオメーカー ASOYAJI AUDIO さんの取扱いを開始しました。

ASOYAJI AUDIO は 「PCで音楽」という有名ブログ執筆者の方が、趣味が高じてメーカーを立ち上げたという異色のメーカです。メーカーと言っても、お一人で設計から製造まで全て行うガレージメーカーのイメージです。

大手メーカーの技術者さんが独立してメーカーを起こすことはありましたが、オーディオ業界とは異なる世界からの参入は珍しいです。

出発点が回路屋さんでは無いため、良いと言われるパーツを集めて一つの箱に収める手法がベースとなっており商品は高品質パーツの集合体となっております。そのため、どうしても高価になってしまうので残念です。

今回は ASOYAJI AUDIO さんの代表作である DAC を展示導入しました。

標準モデルはUSB入力のみで定価 507,600円(税込) オプションの同軸デジタル入力を付けると 540,000円(税込)となります。

このDACには大きく2つの特徴があります。

その一つはバッテリー駆動である事です。吉田苑でもおすすめしている電源装置に nichicon のバッテリー電源がありますが、昔の鉛バッテリーとは違い今のリチウムイオンバッテリーは音質が良く、オーディオへ積極的に組み込んで良いクオリティを持っています。

そしてもう一点が ASOYAJI AUDIO 最大の売りである ファインメットトランス による出力段(ライントランス)を備えることです。ライントランスを入れると、マイルドで耳当たりの良い音色になる場合が多いです。

バッテリー駆動のため、モバイルバッテリーを外部に接続します。
家庭用AC電源から完全に遮断する事が出来るため、昔からバッテリー駆動は理想の電源だと言われていましたが鉛バッテリーではエネルギー不足により線の細い力感に乏しい音になってしまいました。

しかし、技術の進歩により高性能なリチウムイオンバッテリーが安価に供給されるようになり、オーディオ用途にも十分使えるようになり、エネルギー再現性に優れた透明度の高い再生が可能となりました。

さらにガレージメーカーさんらしい拘りで、電源は アナログ1系統、デジタル2系統 に分けて接続します。
バッテリーを3個準備すれば、アナログ電源とDAC用電源、DDC用電源を別個に供給する事が出来るという考えただけでも音が良さそうな接続が可能です。

肝心の音質ですが、一聴して感じるのがバッテリー駆動ならではのS/N比の良さです。
静かで滑らか、穏やかな空間に音像が浮かび上がる感じはバッテリー駆動ならではの快感です。

そして、ファインメットライントランス特有の個性だと思われる、粘りを感じる優しい表現は女性ヴォーカルやクラシックをより魅力的に聴かせてくれます。

普段、吉田苑が目指しているストレートでダイレクトな表現とは違い、一歩引いた穏やかで優しい耳当たりの良い音色を奏でてくれるオーディオ機器だと思います。

2019年8月28日水曜日

Diretta


オリオスペックが発売したDiretta(PC2,USB-DAC,USBメモリ)は、以下のようなイメージです。PC1は別途用意する必要があります。


Direttaは「USBメモリ」で提供されます。PC2はUSBメモリとともにライセンスされたPCとなります。USBメモリを挿してUSBメモリから起動して使用します。PC2へのインストールは一切不要です。このPC2をUSB-DACに繋ぎます。USB-DACは通常USB-DACなら問題なく使えるようです。

もう一つ、PLAYERとしてのPC1が必要で、こちらはDiretta用のASIOドライバーをインストールできれば、これまで親しんできた様々な再生ソフトが使えます。

PC1とPC2をネットワークで接続します。PC1にLANportが1つだと上図1のようになりますが、LANportが2つあれば、上図2のようにネットワークを完全に分けることができて理想的です。1つをPC2と直結し、もう一つを従来のLANに接続します。無線ルーターやNASを繋げばより使いやすくできます。PC1とPC2の間はDirettaで伝送されます。

オリオスペックでは、PC1にJRMCを、タブレットでJREMOTEを使い再生をコントロールしています。

オリオスペックモデルでは、USBメモリでDirettaが提供されていますが、最終的には、Diretta基板がDACの中に入り、DACが直接ネットワークで接続されDirettaデータ伝送されるのが最終目標かと思います。

いずれにしてもオリオスペックさんの話では、Direttaはネットワークが非常に安定しており安心して使えるとのことでした。

Direttaについて
(資料を読んでの私の理解は以下の通りです。間違いがあるかもしれません。)

「電源に含まれる高周波ノイズはLPFで取り除くことができるが、低周波ノイズは取り除くことができない。しかし、データを短い期間で搬送し平均化することでこの低周波ノイズを抑制することができる。このデータ伝送技術がDirettaである。」

うーん。低周波ノイズですか。これまで聴いたことがありませんでした。オーディオの世界ではノイズと言えば高周波ノイズです。しかし、実は低周波ノイズも発生していて、それを伝送方式で抑制できる技術がDirettaということなのですね。

一般的に、低周波ノイズはAC商用電源に含まれているもので、低周波用のEMC対策技術も進んできており、低周波用フェライトコアや低周波除去シートなどいろいろ対策品もあるようですし、電源にバッテリーを使えばこの問題は発生しないのではないかとも推測します。

しかし、電源対策とは別に、伝送方式でこれを抑制できるという考えはこれまでになかったもので非常に面白いです。単に、低周波抑制に留まらず、オーディオデータのネットワーク伝送の様々な問題点を解決してくれる可能性も期待できます。

これをモジュール化してDACに内蔵すれば、DACがネットワーク対応になりUSB伝送も不要になります。

今後、ネットワーク技術はオーディオの中でも大きな比重を占めることは確実で、Direttaは、新しいネットワーク技術の中心になるかもしれません。今後も、Direttaの動きに注目していきたいと思います。





2019年8月18日日曜日

ゴア線USBケーブル「貸出試聴」始めます


ゴア線USBケーブルの販売の評判はよても良く販売も好調なのですが、やはり聴いてみないとわからないというお客様も多いと思います。

このところ、貸出試聴させてほしいという要望が増えています。個別にお貸ししていたのですが、皆さまとても良かったと評価をいただき購入していただきました。

やはり聴いてみないと分かりませんね。そこで、ゴア線USBケーブルの貸出試聴を正式にお受けすることにしました。

タイトルに「ゴア線USBケーブル試聴希望」と書いて下記アドレスにメールをください。
住所、名前、携帯番号などお書きください。

contact@asoyajiaudio.jp



お客様の感想は以下のとおりでした。
ありがとうございました。

先日、 JCAT USB femto カードを導入して劇的に改善したので、もう伸びしろがあまりないのではないかと思っていました。
付帯音が取れるという評判だったので高解像度のタイトな音質を想像していましたが、全く違っていました。
個々の音の質感が浮き上がってくるような感じでギターの音のキレが増す一方でヴァイオリンなどの弦は温かみが強まりとても心地よく聴けます。
デジタル系ケーブルでここまで差が出るものはないと思います。







2019年8月17日土曜日

Minimal DAC STD 貸出開始

Minimal DAC STDです。デュカロン版に隠れて影が薄いのですが、DACチップ原音を聴くことができるもう一つのファインメット・トランス出力DACです。コンパクトなボディですが、デュカロン版に負けない高音質です。

歪やノイズや位相の劣化がなく、長時間聴いても音量を上げても聴き疲れしません。ファインメット・トランスのこのアナログ感は他では味わえません。

ファインメット・トランスは、従来のオリエントコアトランスに比べて、特性も音質も遥かに凌駕するとても貴重なトランスです。現在、様々な条件が合致し奇跡的に製作されていますが、いつまでも入手できるかどうかは不明です。この機会に是非ともお求めください。

貸出試聴もお受けしていますので、まずは試聴してみてください。

詳細はこちら
http://www.asoyajiaudio.jp/post02.html







ゴア線USBケーブル組み網



ゴア線USBケーブルですが、シールド組み網を化粧用組み網で覆ってみました。少しは高級そうに見えるかな。

2019年8月16日金曜日

あらためてTuneBrowser押し

以前紹介した「TuneBrowser」ですが、かなりの高音質だと紹介しましたが、今日、あらためて聴いてみるとやはりいい音です。Daphileと同じく鮮烈で躍動感があるのですが、Daphileより解像度が高く滑らかです。こんなに良かったっけ?!


昨今、Daphile,LightMPD,UbuntuなどLinuxの逆襲のような様相を呈している中、Windows陣営で一矢報いた感があります。

いあや、それにしても本当に良い音です。Windowsのサービスも一切カットしていない通常ベースです。これに比べるとHQplayerは綺麗に纏まった音というイメージです。

今日は、何かが違うのでしょうか。




2019年8月13日火曜日

LM3886パワーアンプ

LM3886 をご存知ですか? 

LM3886は、National Semiconductor の半導体パワーアンプです。

負荷8Ωに対し35Vで50Wの連続平均出力、瞬間最大出力ピーク135Wの力を持ちます。
2.0μV ( 代表値 ) の低ノイズ・フロアで、92dB (min)以上の優れた SN 比を実現し、
定格負荷への定格出力で、オーディオ周波数の全域にわたって、 0.03%の非常に低い THD+N を示し、 IMD (SMTPE) は、 0.004%の優れた線形性を持っています。

高性能かつ高音質の半導体アンプで、Jeff Rowland のModel10Model12が有名です。LM3886を1ケース当たり片チャン6個づつパラレル接続し計12個を使用し、電源は別筐体でPFC(パファー・ファクター・コレクション)機能付き第二世代超高速スイッチング電源を使用しています。
Jeff Rowland Model10

日本でもFIDELIXがCERENATEを発売しています。こちらは片チャン1個づつ計2個を使用しています。電源はセリニティー・スイッチング電源です。

非常に良くできた半導体アンプなので、簡単なキットなども販売されています。しかし、それだけでは本当の能力を引き出すことはできません。

ASOYAJIオーディオでは、高出力電源とLM3886のパラレル化により、更なる高音質化を実現しています。電源には、高出力に対応し400VA~500VA当たりの高出力トロイダルアンプを使用します。

そして、LM3886、高音質化の最大の鍵となるのは、LM3886のパラレル接続です。

LM3886は1個でも十分に高音質なのですが、複数個パラレルで接続すると、音にどんどん深みが増しゆったりと余裕のある音になります。4パラあたりから確実にその違いがわかります。

ステレオ、モノラルで、ご予算に応じて何パラにするかを決めることができます。モノラルにすると左右のセパレートが非常に良くなります。

製作例:ステレオパワーアンプ(片チャンネル4パラ)
¥198,000円

製作例:モノラルパワーアンプ(片チャンネル8パラ)

¥198,000.(1台)

価格表
ステレオパワーアンプ
     LM3886 8個(4パラ×2) ¥198,000.
     LM388612個(6パラ×2) ¥248,000.
     LM388616個(8パラ×2) ¥298,000.

モノラルパワーアンプ        (1台)  (2台)
     LM3886 4個(4パラ) ¥148,000. ¥296,000.
     LM3886 6個(6パラ) ¥174,000. ¥348,000.
     LM3886 8個(8パラ) ¥198,000. ¥396,000.


お問合せ先
contact@asoyajiaudio.jp