2014年9月28日日曜日

USBフィルターとRaspberry Pi

Raspberry Pi B は電源強化の方法がいろいろ編み出されているが、このRaspberry Pi B+ はそもそも電源が強化されているらしい。

そこで改造ではなく簡単に、USBフィルターを、Raspberry Pi B+ の電源に入れてみた。 効果は抜群で、この素晴らしい音に更に深みが増した。

USBフィルターは、元々USBの電源をクリーンにするものなので、この用途にはぴったりだ。

Raspberry Pi B+ の電源を強化したい人には、是非ともお勧めだ。

ファインメットワールド: http://tackbon.blog.jp/


Raspberry Pi I2S (7)

Raspberry Pi B+ I2S + タンデム基板  が安定しているので、ケースに固定した。 

エレアトさんのUDA2+P2D+FN1242Aデュアルモノを聴きながら作業をしたが、申し分ないくらいに素晴らしい。もうこれで十分ではないかとさえ思われる。

ところが、作業が終わって、Raspberry Pi B+ I2S + タンデム基板 に戻してみると、まるで違うのである。エレアトさんは決して悪くない。何の文句もないほど素晴らしいのだが、これは次元の違う凄さなのだ。

完璧としか言いようがない。透明感、静けさ、空間感、解像度、稠密度、定位、臨場感、色つや、一音一音の太さ、力強さ、全てにおいて飛び抜けている。 まさにぶっ飛びサウンドなのだ。

この次元の違いはこれまで聴いたことのないものだ。Raspberry Pi B+が安定しているのにも助けられている。

タンデム基板を買われた人は幸運だと思う。
このぶっ飛びサウンドを独り占めできるのだから。



* Raspberry Pi B+ の電源にはUSBフィルターを通している。

2014年9月27日土曜日

Raspberry Pi I2S (6)

Raspberry Pi B+ I2S +タンデム基板で volumio resampling 192kHzで、ようやくノイズなしの音が出た。 

(注)この写真は先日とは別ケースのタンデム基板。 先日のは電源を5V×2 3.3v×3に分けていたが、このケースでは、シンプルに5V,3.3V1つづつ。
 
Raspberry Pi B の場合、44.1kHzはやや騒がしい感じがする、192kHzは落ち着いて滑らかでとても聴きやすい。

Raspberry Pi B+ の場合、44.1kHzがなかなかいい。これで十分かも。 ただし192kHzはもっと良い。

Raspberry Pi B+ の方が背景のノイズ感が少ない、というか全くない。

192kHzで、電源が2つのせいだと思うが、非常に安定している。どこを触ってもノイズが揺れることがない。電源落して再起動しても調整なしでいきなりいい音が出てくる(普通は当たり前だが)。

だんだん良くなってきた。B+ 凄いかも!

至福

2014年9月26日金曜日

Raspberry Pi I2S (5)

Raspberry Pi B+ も試してみた。
MODEL B にあったP5端子がなくなり、SDカードがmicroSDカードに変わっている。



volumio は Volumio1.41PI  をダウンロードし使用。

まずは、44.1kHz、うーん! 素晴らしい! 元気のいい音。 これで十分かも。

次に、 192kHz、うわー! 音は出てるがノイズだらけ! OUTSV1のシールド線を触ると激しくノイズが大きくなったり小さくなったりする。Bの場合、どこかですぅーとロックしてクリアな音になったが、B+はだめだ。かなりの調整が必要かも。 




2014年9月24日水曜日

やっぱり凄かったファインメット・トランス!

ファインメット・トランスは、実際に聴いてみると誰もが「 ああ! 違う!」 と実感できる凄いトランスだ。ただし、なぜ音がいいのか技術的な検証はあまりされていないように思われる。


そんなファインメット・トランスを半導体計測屋さんが調べてくれた。
「某有名トランスXXXX」 と 「ファインメットトランス(TLT-0615)」 の比較と、
ファインメット・トランス同士 「TLT-0615」 と 「TLT-1595」 の比較だ。
*は私の感想。

比較1

 赤いグラフ : 某有名トランス XXXXX
 青いグラフ : ファインメット・トランス TLT-0615

 * ファインメットトランスの方が低域から高域まで歪なく波形がしっかりと出ている。

100HzRect XXXXX 周波数ドメイン
100Hz Rect LT0615 周波数ドメイン

1kHz Rect XXXXX 周波数ドメイン
1kHz Rect LT0615 周波数ドメイン


100HzRect XXXXX タイムドメイン
100Hz Rect LT0615 タイムドメイン

1kHzRect XXXXX タイムドメイン
1kHz Rect LT0615 タイムドメイン

Sine 20Hz LT0615 vs XXXXX 周波数ドメイン

Sine 20kHz LT0615 vs XXXXX 周波数ドメイン

Sine 4Hz LT0615 vs XXXXX タイムドメイン
Sine 8Hz LT0615 vs XXXXX タイムドメイン
Sine 20Hz LT0615 vs XXXXX タイムドメイン
Sine 20kHz LT0615 vs XXXXX タイムドメイン

比較2

 青いグラフ : ファインメット・トランス TLT-0615
 赤いグラフ : ファインメット・トランス TLT-1595
 
 * TLT-0615の方がいいようだ。 ただし、使い勝手はTLT-1595か。

 
Sine 1kHz LT0615 vs LT1595 50k 周波数ドメイン
Sine 1kHz LT0615 vs LT1595 100k 周波数ドメイン
Sine1kHz LT0615 vs LT1595 1MHz 周波数ドメイン
Sine 1kHz LT0615 vs LT1595 タイムドメイン


 以上から

      TLT-0615 > XXXXX

      TLT-0615 > TLT-1595




という結果に。

TLT-1595は汎用性が高く幅広く使える(ファインメットワールドのTVCでも使われている)が、TLT-0615はインピーダンスの関係もあって、順方向で使うより逆方向で使うとうまくいくようだ。






2014年9月21日日曜日

高周波半田ごて

半導体計測屋さんなどプロの人たちが使っているという高周波半田ごて。

テクニトロン・サプライで、METCAL MX-500S-11をキャンペーン価格で買えるというので、電話をしてみると、まだキャンペーン中でとても安い。思わず、清水の舞台を飛び降りてしまった。

大きな黒い箱はでかくて邪魔なので、作業机の下の足もとに置いておき、こて台のみ机上におけばOK。便利なのは、黒い箱に電源スイッチが付いているので、これまでの半田ごてのように、電源ケーブルのコンセント抜き差しは必要ない。

コテ棒をケーブルで黒箱につなぎ、これに12cm程もあるコテ先を差し込んで使う。コテは1本1本、ヒーターが内蔵されている。

感想は、凄い!の一言。半田が一瞬で奇麗に溶けて、惚れ惚れするような美しい富士山型に仕上がる。半田がなかなか溶けずもたもたするようなGNDなどもお構いなし。これなら、いも半田とは永久におさらばだ!

なんといってもあの苦しんだエミフルの両サイドGNDの半田付けも、何の苦もなく簡単にできる。スイスイ、ストレスなく、半田付けが楽しい。

熟練は必要なし。プロ御用達というが、むしろ素人が使うべきだ。価格は普通のはんだごての何倍もするが、買って損なし!(今なら、キャンペーン中で半額程度で買える!)








2014年9月20日土曜日

Raspberry Pi I2S (4)

RaspberryPiとタンデム基板の信号線をGND線とツイストペアにすると、音が圧倒的に安定する(半導体計測屋さんのご指導)。これは凄い。必ずやったほうがいい。

GNDはRaspberryPiのP5だけでは足りないが、P1にたくさんあるのでこれを使う。



Volumioのリサンプリング機能で、44.1kHzか192kHzを選ぶ。

192kHzを選ぶと、タンデム基板のマスター基板のFN1242Aのチップ前段で8倍オーバーサンプリング、フルーエンシー補正されDSD512に変換される。

これをテストモードで取り出し、スレーブ基板のFN1242Aに入力しチップ後段のLPFでアナログ変換された音を聴くのである。

44.1kHzは高域がよく伸びるがやや騒がしい感じ。192kHzは静かで解像度が高く滑らかで素晴らしい。


2014年9月16日火曜日

90%完成

手の空いた時にチマチマと少しずつ、エレアトさんの「UDA2録音再生基板とAT1201A/D変換基板」のケーシングをやってきたが、ようやく終わりが見えてきた。後は、UDA2録音再生基板とDACの電源の配線をすれば終わりだ。それにしても時間が掛った。疲れた。






2014年9月13日土曜日

Raspberry Pi I2S (3)

やっと音が出た!

USB + amanero に比べて、肩の力が抜けてより自然な雰囲気になった感がする。空間感や奥域を一層感じる。 うーん。amanero に戻れないかも。


Volumioの設定

 Settings の Activate I2S driver で  Generic を選択しrebootすると、
 Audio Output が何も表示されなくなり音が出ないので、

 Settings の Activate I2S driver で  hifiberry を選択しrebootすると、
 Audio Output に sndrpihifiberry が現れる出ので、これを選択する

 Resamplingを 24bit /44.1kHz にする

volumioの出力は、Resamplingで、固定できるので非常に便利。
◆24bit/44.1kHzを選択時 → NB3N2302でBCLKを8倍する。
◆24bit/192kHzを選択時 → NB3N2302でBCLKを4倍する。







2014年9月9日火曜日

Raspberry Pi I2S (2)

まずは、Raspberry Pi をUSBで amanero+タンデム基板 と接続。再生するも音がでない。

うーん。なんでだ。

そこで、数ある先人のブログの中から、たかじんさんのnew_western_elec を見てみると、ご自身でコンパイルされた volumio+MPD のイメージをアップされていたので、この最新版を使わせていただくことにした。(たかじんさんありがとうございます。)

*たかじんさんのは、IrberryDAC専用にコンパイルされたもののようで、これでなくても、volumio.org にあるイメージで問題なく動作するとのことです。

これをSDに書き込み起動すると、すんなりと音が出た。音質も悪くない。こりゃあ簡単でいいね。



MPDなので、GMPCでも問題なく再生できた。


ところで、USBメモリーが自動マウントされないので、/etc/fstabに
/dev/mmcblk0p4 /mnt/USB vfat utf8 0 0
の1行を書き込む。reboot すると、無事USBメモリが認識された。

楽曲も問題なく再生されて、音質もなかなかいい!
USBでこの音質ならI2Sは更にいいはず!

次回は、いよいよI2S出力を目指そう。

2014年9月8日月曜日

Raspberry Pi I2S

長くタンデム基板に集中してきたので、すっかり乗り遅れてしまったが、Raspberry Pi I2S直出しDAC直結は凄いらしい。 Raspberry Pi ModelB+ という新しいバージョンが出たらしいが、電源がスイッチングに変わり音質も落ちたらしい(?)ので、古い方のRaspberry Pi ModelBを買ってみた。


さて、OSをどうしようか調べてみると、正規ページから、初心者用や上級者用のLINUXのイメージがダウンロードできるようだ。

しかし、どれがI2Sをサポートしているんだろう。あちこち検索してもよく分らない。I2Sをサポートしていなければ、どこからか必要なモジュールを探してきてコンパイルしなくてはならないのかもしれない。これはちょっと簡単にいきそうもないな。 

いやまて!

volumio ってのもあるぞ。

調べるとvolumioというのはdebian系のlinuxで、I2Sオーディオ用に開発された便利・お手軽OSのようだ。こりゃあいい! 

半導体計測屋さんもvolumioを使っている。よし、これを使ってみよう。先人たちは苦労したようだけれども、この辺りは、後発組の特典かな。

で、SDカードを探すと以前voyageMPDで使った4GBを発見。volumioのイメージをダウンロードし、イメージをDDWinで書き込んで、SDカードをスロットに差し込み、LANを接続、電源コネクターにmicroUSBケーブルを差すと起動しLEDが点滅した。


sshでメインPCからアクセスしてみると、ちゃんと起動している事がわかる。


メインPC上で、Web上のvolumioのページを開く。USBを差しても認識されないので、dfで見るとUSBがマウントされていないし、NASもないので、volumioに標準で用意されているRAM DISK \\volumio\Ramplay に楽曲を放り込んでみた。問題なく再生しているようだ。


が、音が出ない。Raspberry Piに何のデバイスも接続していないので出るはずもないか。USBでDACに繋ぐと音がでるのだろうか。

メニュー プレイバックを見ると、デフォルトがDACオンボードと書いてある。音声出力はALSAのみ表示されている。I2S出力はONになっている。

Raspberry Piが出力するI2Sは、BCLK、LRCK、DATAのみで、MCLKがないらしい。そこで多くの人たちがMCLKの要らないDACを使っているようだ。

しかし、我がタンデム基板は、MCLKがなくとも、基板側でBCLKからMCLKを作ってくれるので、大丈夫。 
(追記:正確には、NB3N2302を使ってBCLKを4倍、8倍してMCLKを作る、ということなので誤解のないように(ぺこり)。

さて、後は、また明日。