2017年8月31日木曜日

スピーカー調整(2)周波数特性

サイン波スイープの周波数特性
調整したスピーカーの周波数特性を測定してみた。スマホのアプリで簡単に測ることができる。便利な世の中になったものだ。まあまあフラットかな。5KHz~10KHzあたりが
やや下がり気味だが、音を聴いて特段の不満もないのでこんなものかな。


2017年8月26日土曜日

スピーカー調整

調整前

うちのスピーカーは、フルレンジ(JBL4312M)をメインに、チャンデバで高域(ツイーター:アルパイン DDL-R170Sのツイーター)、低域(自作)を加えたマルチアンプ接続だ。

先月あたりからこれまで使っていた3.5インチフルレンジをJBL4312Mに交換した。しかし、JBL4312Mにはツイータがついているので、どうしても高域が2重になり音が濁る。

そこでネットワークを外して、ツイーターとそれ以外を分離したいと思っていたのだが、なかなかやる時間がなくようやく本日実行した。

これがネットワーク。特段ネットワークは弄らず、ツイーターの結線のみ外す。

 ツイーターをネットワークから外し、新たに結線しこれを端子ボックスに穴を開けて外出ししてる。

うーん。ツイーターを高域用パワーアンプに直結することで、これまでと比べものにならない程素晴らしい音に変わる。ネットワークを使わない音は断然いい。やはりマルチアンプが最高。

これで、音の濁りがなくなり非常にすっきりとした音に変わった。やっと元の音に戻りほっとした。



ちなみにこれが43412Mのウーハー。



更に「TANNOY mercury m1」のネットワークも外しツイーターを分離した。このスピーカーもツイーターを分離して別途パワーアンプに繋ぐと化けた。こちらは非常に上品な音でクラシックやボーカルには最適だ。これと比べるとJBLは野暮ったい太さがありロック、ジャズに最適。JBL4312MとTANNOY mercury m1、どちらをメインにしようか悩むなあ。

こちらに「mercury m1」の紹介記事がありました。
http://variouskraft.com/AUDIO-3menteSP7-129_TANNOY_mercury_m1.html



以前、使っていたフルレンジはこれ。Vifa 「TC9FD-18-08」 3.5インチ(9cm弱)フルレンジ。小さいが鳴りっぷりが素晴らしくずっとお気に入りだった。しかし、上記「TANNOY mercury m1」を聴いてしまうと、やはり13cmウーハーの豊かな中域は離れがたく、遂に取り換えてしまった。

2017年8月9日水曜日

スイッチングハブレス化!

これは面白い。MFさんがJPLAYのネットワークでついにスイッチングハブレス化に成功した。上の図が従来のスイッチングハブを使ったネットワークで、下の図がスイッチングハブなしのネットワークだ。それにしてもよくこんなことを考えますね。

*図中の (S)はStatic=IPアドレス固定、(D)はDHCPから自動取得の意味


スイッチングハブレス化のメリットは、①スイッチングハブが不要になることに加え、②AudioPCとControlPCだけでなくMediaServerも直結になることだ。
よりノイズが抑えられ、楽曲が直結となる為より鮮度の高い再生が可能で速度も速くなる。

この時、スイッチングハブレス化する代わりに「ブリッジ接続」を使用する。これはPC内部でソフトウエア的にスイッチングハブを作り出す機能だ。これでセグメントの異なるネットワーク同士が繋がる。

上の図では、ControlPCにデュアルのLANポートと無線LAN1ポートがある想定で、LANポート1は、AudioPCとクロスケーブルで直結、LANポート2は、MediaServerとクロスケーブルで直結、無線LANは無線ルーターと繋がっている。ここで、LANポート2と無線LANをブリッジ接続する。これでOKだ。

違いは、現物のスイッチングハブを使うか、ソフトウエアのスイッチングハブを使うかでどちらも機能的には同じだ。

さて、やってみようと思うが、ControlPCがWindowsServer2012R2のcoreモードなので一度GUIに戻して作業する必要がある。面倒だが近いうちにやってみよう。


ということでやってみた。
スイッチングハブのポートには何も刺さっておらず変な感じ。

音出し。DACLink700Hzは直ぐに落ちるが、音はかなり良い。そこでDACLink170Hzに変えると安定して再生した。170でも十分。

いやあ、驚いた。はっきりと音の鮮度が上がったことがわかる。これは激変と言えるレベル。これはM2Goldを聴いた時の感じに似ている。これはやってみる価値ありだ!

ただしM2Goldは繋ぐだけでこの素晴らしさを手に入れられるので、これはこれでお勧めだ。このスイッチングハブレス化はJPLAYのネットワークでしか実現できないが、M2GoldならJPLAY以外のどんなネットワークでも使えるメリットがある。

*追記H29.8.14
ControlPCでNASとブリッジ接続したのだが、非常に不安定だ。しばらく聴いていると突然ControlPointからMinimServer(NAS内にある)が消える。しかも各PCを再起動させても復活しない。

MinimServer(NAS内にある)がブリッジ接続と相性が悪いのかもしれない。エクスプローラーでNASの楽曲は見えているので、NAS・ネットワークとも問題はないようだ。

ということなら、NAS内のMinimServerは使わずに、ControlPC上にMinimServerをインストールしてWindowsのネットワークでNAS内の楽曲を参照して使えば上手くいくかもしれない。

とにかくこれでは、まともに音楽を聴いていられないので、ハブレスは一旦中止し、取りあえず元のスイッチングハブ接続に戻した。ControlPCは、WS2012R2のcoreには戻さずGUIのままでAOもリセットしたままだ。

ところが、これで聴いてみると驚き桃の木山椒の木、空間感や鮮度はハブレスと変わらず、ハブレスより力強い。???理由は不明だがこれは嬉しい!当面このままで使ってみることにした。


2017年8月8日火曜日

振動対策

先日、我が家に来られたベルウッドさんにスピーカーの振動対策をアドバイスいただいたので、ホームセンターで、以下のような制震に効果のありそうな部材を買ってきた。

フェルト 直径3.3cm
 アクリルクッション 直径1.2cm
コルク円柱小 直径2.3cm 高さ2.1cm
 コルク円柱大 直径5cm 高さ2.5cm
コルク板  9cm×9cm 高さ1cm

まずはパワーアンプ。ラックから床に移動したのだが、スピーカーの振動が床から伝わりアンプを振動させるので、コルク円柱4個で支えた。これで床からの振動は全く来なくなった。


次はスピーカー、スピーカーはマルチチャンネルで高域、フルレンジ、低域とそれぞれにパワーアンプで鳴らしているが、スピーカーの上にスピーカーを載せているので、それぞれに振動が伝わり音が濁るので、振動対策が必要だったのだ。

まずはウーハーの足元から。スパイクを受け皿で受けている。
スパイクと受け皿の間にアクリルクッションを入れる。更に、受け皿の下にフェルトも敷いた。
これでほぼ振動が床に伝わらなくなった。これ意外と効果あり。

次は、フルレンジとウーハーの間。まずフェルトを挟んだが全然だめで、追加でコルク円柱小を入れる、それでもまだ振動が伝わる、そこで更にコルク板を挟んでみた。すると、完全に振動が止まった。3重の制振だ。

最後に、ツイーターの下だが、手持ちコルクが無くなったので、インシュレーターを置く。十分に効果あり。

以上で、各スピーカーと床に振動が伝わらなくなり、音の混濁が消えてすっきりとした音になった。コルク、フェルト、ウレタン、効果ありますね。


2017年8月6日日曜日

ファインメットコア両波整流電源に交換


友人のAsoyajiDACの電源をファインメットコア両波整流電源に交換した。見えにくいが、電源基板は、2階建てと3階建ての5枚使っている。

あー疲れた。でも音は良いですよ!



基板半田付け


2日でAK4497DM基板を2枚、PCM9211DAI基板を2枚、両波整流用に改造した電源基板を5枚を半田付けした。

すべて一発で音が出たので疲れも吹き飛ぶ。

2017年8月3日木曜日

JPLAY用NEWPC+リニア電源


HimaさんやMFさんに刺激されて、ControiPCとAudioPCを一新した。目玉は、①リニア電源化、②デバイスはCPU直結のPCI-Express以外使わない、の2点だ。

①は外部からDC12Vのリニア電源を繋ぐ。②はCorei時代に入りノースブリッジがCPU内部に取り込まれ更に高速になったことと、ソースブリッジとバスを使わないことでノイズを極力抑えることができる。

リニア電源
電源は、HDPLEX 200W Linear PSU。今回スイッチング電源をやめてこのリニア電源を使う。リニアテクノロジーのLDO LT-1083を使っており、DC5V-19.5V可変、DC19V、DC12V、DC5V、USBタイプC5Vの5出力がついている。19V,12Vは10A、5Vは3A出力。XLRの電源ケーブルでPC側の12V端子に繋ぐ。

この電源とセットで使うのが、PC内部の電源を供給する便利基板「picoPSU-160-XT」だ。
外部電源とマザーボードをこれで接続する。通常PCのケース内は電源ケーブルでうじゃうじゃし鬱陶しかったのが、ケーブルがなくなりすっきりして気持ちがいい。

小さな基板がメインコネクタと一体になってマザーボードに差し込まれる。12VCPU電源コネクタをマザーボードに差し込み、外部DC12V入力コネクタをケースに取り付ける。
ATX電源は、3.3V, 5V, 12V, -5V, -12V,の電源の他に、PS-ON, PWR-OK、5Vスタンバイ (5VSB)を用意しなければならないが、PicoPSUはこれもやってくれる。小さくて便利な優れモノだ。これはお勧めだ。

ControlPC


ControlPCには、LANポートが2ポート必要になる。スイッチ経由でControlPointやメディアサーバーと接続するポートと、AudioPCと直接接続するポートだが、デュアルポートのLANアダプターを使えばPCI-Eスロットは1つで収まる。そこで、マザーボードは、PCI-E1スロット付きのMini-iTX「Asrock H270M-ITX/ac」に決めた。
ただ、このマザーボードを入れるケース選びには相当苦労した。Mini-ITX用で、PCI-E用スロットが1つ使えるケースというのが、全く見当たらないのである。Mini-ITX用のケースには、ほぼ拡張スロット用の穴が開いていないのである。

しつこく探していると、ようやくヤフオクでHTPCのB3を見つけた。アルミ削り出しの筐体で非常にしっかりとしている。PCI-Eも1枚出すことができる。これはまさにピッタリのケースだ。
CPUは、COREi5
メモリは、DDR4 4GB、ControlPCとAudioPCに各1枚づつ使用

起動用ストレージは、M.2 NVMe SSD。これまでのControlPCに使っていたサムスンのNVMe SSDをそのまま使った。OSを再インストールすることもなくすんなり起動し、そのまま使用できた。PCI-Express

LANアダプターは「インテル PRO/1000 PT デュアルポート サーバ・アダプタ EXPI9402PT」だ。1枚で2ポートあるので便利。PCI-Express



AudioPC


AudioPCでは、LANポートとUSBポート用の基板を2枚使うので、PCI-Expressスロット2レーンが必要となる。そこで、マザーボードは、MicroATXでPCI-Expressスロット4
レーン付の「ASROCK H270M-Pro4」を使うことにした。
ケースは、リニア電源と同じメーカーの「HDPLEX H5」が堅牢なアルミ筐体で見た目もまずまずなので使ってみることにした。
しかし、届いてから、リアパネルに、PCI-E基板用の縦穴がLowplofile用1つしかないことに気が付いた。これは困った。PCI-E基板を2枚取り付けなければならないのに。PCI-E基板の穴は他にも3つあるがすべて横向きで、マザーボードのスロットに差したままでは使えない。ではどうするか。リアパネルに横向きに付取り付けて、延長ケーブルでスロットに差し込むのである。これは失敗だ。もう少し良く見て買えばよかった。

取りあえずLANアダプターをLowplofileにしてマザーのスロットに差し、USB基板を横に取り付けて延長ケーブルでマザーボードに接続した。延長ケーブルは使いたくないが止む無しなので、せめてのノイズ対策として、ケーブルにアルミホイルを3重に巻き、その上からテフロンテープを巻いて絶縁した。少しはましかな。
その際、Lowplofile用ブラケットを取り付け用のネジ穴が甘く全く締まらない(使い物にならない)。止む無く3Mネジにナットで締めた。

更に、正面パネルの真ん中の電源ボタンだが、これまたお粗末。押しボタンスイッチを正方形のアルミ板でバネで押し戻しするようになっているが、その調整の為にネジを中途半端に緩めて使うことになる。押した感じも最悪。これはちょっと使いたくないのでLEDのみ使用して、電源スイッチはサイドパネルにモーメンタリースイッチを取付けて使うことにした。

CPUは、Corei3、これは以前のControlPCの使いまわし。

起動SSDは、インテルのM.2 SSD、128GB。M.2は驚くほど速い。これを使うと他のストレージを使いたくなくなる。まさに爆速だ。PCI-Express。
LANアダプターは「インテル Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CT」PCI-Express
USBカードはJPLAYお勧めの「JCAT USB Card FEMTO」、これまで使う機会がなかったがようやく出番がやってきた。外部電源、内部電源をジャンパーで選択できるようになっているが、内部もリニア電源→pico経由の電源なので、今回はこれをつかうことにした。
内部の電源ケーブルは5V(赤)と12V(黄)の両方が来ているので、黄色は切断・絶縁し、赤の5Vのみ使う。PCI-Express

以上がJPLAY専用PCの部品概要だ。さて、音はどう変わるかな。