2010年10月10日日曜日

(自作)アンプ・スピーカー切替機

以前買ったLUXMANのスピーカ切替機「AS-5Ⅲ」。4台のスピーカーが切替できて非常に重宝している。手持ち3台のスピーカーが切替可能になると、今度は、3台のアンプも切り替えたくなった。しかし複数のアンプ、スピーカーの切替を1台で製品は非常に高価だ。
LUXMAN AS-5Ⅲ
そこで自作を思いついたが、切替機の主要部品であるロータリースイッチが非常に高価であることを知り驚いた。

例えば、4台のスピーカーまたはアンプを切り替えるには、4回路4接点のロータリスイッチが2個必要になるが、セイデンのオーディオグレードのロータリースイッチNo56042(2段4回路2~6接点)は1個27,800円もする。2個で55,600円だ。製品なら10万円以上もするので安上がりだが、それでもやはり高い。1個数千円の安いロータリースイッチもあるが、許容電流が1A以下で使用には不安がある(56042の許容電圧・電流は250V,5A)。
セイデン No56042
もっと安く作れないかとマルツパーツをうろうろしていると、4極のごついトグルスイッチを見つけた。接点もしっかりしてそうだし、許容電圧・電流も250V,9Aとセイデンのロータリースイッチを上回る。
これを2つ組み合わせれば3台のスピーカーを切り替えられる。アンプ切替機といっても、アンプから出てくるスピーカーケーブルを切り替えるだけだから簡単だ。価格も1個1千円ほどで安い!
日本開閉器工業 トグルスイッチS-42
早速、トグルスイッチ(4極)2個、端子台(8端子)2個、アルミケースを購入。トグルスイッチが1個約1千円、端子台が1個約400円、アルミケースが約800円だったと思う。合計で3千円足らずだ。安すぎる。

製作は、電気ドリルでアルミケースに穴を開けて、トグルスイッチと端子台を取り付けて、スピーカーケーブルを短く切って配線し半田付けするだけ。非常に簡単だ。後ろの端子台に、3台のアンプからのスピーカーケーブルを接続し、残った端子からAS-5Ⅲに接続する。これで、アンプ3台とスピーカーを3台を切り替えることができる。もう一台作り2台接続すれば、AS-5Ⅲも不要だ。

左側のスイッチを手前に倒すと「デジタルアンプ」、奥に倒すと「右側のスイッチへ」、右側のスイッチを手前に倒すと「アナログアンプ」、奥に倒すと「AVアンプ」に切り替わる。心配した音質の劣化は全く感じない。見た目を気にしなければこれで十分だ。なお、アンプ2台ならトグルスイッチ1個でOK。

イメージは図は以下のとおり。図にはないが、アンプとスピーカーは端子台を介して接続している。
できあがり写真。






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