VoyageMPD や LightMPD 以来のLinuxですが、Windowsベースのものも含めて、これまでの高音質とは次元の違う音です。余計な付帯音が消え見通しが良くスカッと抜けて本当の音を余すことなく再生しているといった感じです。これはちょっと衝撃的です。

Daphileのネットワーク構成図
ミニPCのDaphileを直接操作することはできず、電源を入れて起動しておくだけです。完全な黒子です。これオーディオ用PCとしては理想的ですね。
インストールは簡単なのですが、実際は少し戸惑うところもあります。まずは、インストールや設定などの作業はメインPCのブラウザから行い、すべてうまくいったら、iPadで再生を楽しむ使い方がいいでしょう。
用意するもの
USBメモリー2個と、PCを2台用意します。PCは、通常使用しているメインPCと、Daphile用PCです。メインPCは作業用です。再生を楽しむときはiPadを使います。
PCの事前準備
PCの要件
PCの事前準備
PCの要件
Daphile用PCの要件は以下の通りです。ディスク空き容量2GB以上、メモリ512MB以上のx86ベースのPCが必要で、ARMベースのラズパイなどは使えません。
当方はラテパンダ(Intel Quad Core 1.8GHzプロセッサ、2〜4 GBのRAM、32〜64 GBのオンボードフラッシュメモリ搭載)とASUS UN42(Celeron 2957U(1.4GHz) SSD32GB、メモリ2GB)の両方で試してみました。
Daphile のインストール
USBメモリにDaphileを書き込む
ホームページから、Daphile ISOイメージをダウンロードします。
ホームページから、Daphile ISOイメージをダウンロードします。
これを真っ新なUSBメモリに書き込みます。「USBWriter」というソフトを使います。
ミニPCをUSBメモリで起動する
Daphile用PCの電源を切り、このUSBメモリを挿し込んでから電源を入れてください。
起動と同時に「Delete」キーを押し続けるとPCのBIOS画面が開くので「起動」の設定で、USBメモリから起動を選び、このUSBメモリを起動して下さい。
内蔵ストレージの初期化
この画面が出たら「F1」を押します。
ここで内蔵ストレージの初期化ができます(最初、これに気が付きませんでした)。
よって、Gpartedなどで別途初期化をしておく必要はありません。
キーボード選択画面が出ます。日本語がないのでEnglish(US)を選びます。
Wi-Fiを使うか聞いてきますが、ここではそのまま「リターン」です。
内蔵ストレージの設定をするか聞いてくるので「Y」にします。
インストール先のドライブを初期化します。「2」を選びます。
注意メッセージが出て、PINコードをそのまま入力します。
ほぼ瞬時に終わります。何かキーを押します。
Daphileが起動
IPアドレスを貰い受けネットワークに接続したら起動です。この画面がDaphileの画面で、メニューも何もありません。キーボードもマウスも使えません。
メインPCからDaphilePCにアクセスする
次に、メインPCのWEBブラウザーに、上記、DaphileのIPアドレスを入力しネットワークからDaphilePCにアクセスします。 するとDaphileの画面が現れるので、引き続き「Settings」をクリックします。
IPアドレスでなくても、以下でもアクセスできます。
http://daphile.local
http://daphile
DaphilePCの内蔵ストレージにDaphileをインストールする
「settings」を選びます。
「System Firmware」を選び、「New Installation」を開きます。
上記で初期化したドライブが白く表示されるので選択します。
「Install」をクリックします。
パーティションが解放され、 新たに、DaphileBoot 1GB、DaphileData 1GB以上の2つのパーティションが作成されます。DaphileのシステムファイルとGRUB-bootroaderがDaphileBootにインストールされます。setthingsの内容はDaphileData に保存されます。
「System name」、複数のDaphileを使用する時に判別できるよう名前を変えます。1つか使わないならそのままです。「Save Settings」をクリックします。
「OK」をクリックします。
USBメモリを抜いて「Restart system」をクリックします。
リスタートしています。
新たに、内蔵ストレージからDaphileが起動しました。これでインストールは終了です。
DaphilePCの内蔵ストレージからDaphileを起動次に、メインPCのWEBブラウザーに、上記、DaphileのIPアドレスを入力しネットワークからDaphilePCにアクセスします。 するとDaphileの画面が現れるので、引き続き「Settings」をクリックします。
IPアドレスでなくても、以下でもアクセスできます。
http://daphile.local
http://daphile
DaphilePCの内蔵ストレージにDaphileをインストールする
「settings」を選びます。
「System Firmware」を選び、「New Installation」を開きます。
上記で初期化したドライブが白く表示されるので選択します。
「Install」をクリックします。
パーティションが解放され、 新たに、DaphileBoot 1GB、DaphileData 1GB以上の2つのパーティションが作成されます。DaphileのシステムファイルとGRUB-bootroaderがDaphileBootにインストールされます。setthingsの内容はDaphileData に保存されます。
「System name」、複数のDaphileを使用する時に判別できるよう名前を変えます。1つか使わないならそのままです。「Save Settings」をクリックします。
「OK」をクリックします。
USBメモリを抜いて「Restart system」をクリックします。
リスタートしています。
新たに、内蔵ストレージからDaphileが起動しました。これでインストールは終了です。
これでUSBメモリは不要となるので、USBメモリを抜いてPCを再起動します。メインPCからDaphileにアクセスできればインストールは終了です。
settingsで設定
次に、いくつかの設定をします。
IPアドレスの固定
IPアドレスはDHCPで自動取得しているので、そのままで問題ありません。
ただ、IPアドレスが変更になることがあるので、私は、固定にしています。
NAS(外部メディアサーバー)の登録
外部ストレージのNASを登録します。「Strage」の中の「Network drives」で次のように入力します。
通常は、「\\192.168.0.4\music」のように書きますが、
「192.168.0.4:/music」と書きます(自分の環境に合わせて書き換えてください)。

設定を保存します。上手くいくと右端に緑のチェックが付きます。失敗すると赤い
がでます。これが出るとエラーです。やり直してください。追記
NASの共有フォルダーへのアクセス権を、読み込み/書き込み(RW)にしておかないと、失敗します。以下は、QNAPの場合です。
DACデバイスの確認
Daphile用PCをUSBケーブルでDACと接続します。「Audio Devices」でDDCデバイスが認識されているか確認します。
まだまだいろんな設定がありますが、取り合えずこれで音がでると思います。
再生
「Audio Player」の「Music Folder」をクリックすると、先ほど登録したNASが表示されています。「Network Drives」がそうです。
iPadからアクセス
ここで、2の構成に移行し、iPadのブラウザーからアクセスします。楽曲を再生する時はiPadを使い、設定などをする時はメインPCを利用するのがいいでしょう。
無線ルーター(親機)のネットワークは、家庭内LANとは異なるネットワークアドレスにします。家庭内LANが、192.168.0であれば、192.168.2 などを使います。
構成は驚くほどシンプルです。Daphile用PCのテパンダとiPadだけです。ラテパンダは起動したまま24時間365日放っておくだけです。ディスプレイも不要の完全黒子です。
iPadの画面
iPengでもコントロールできます。
驚きの高音質
音質ですが、ちょっと言いにくいのですが、非常に高音質です。何か余計なものが取れてスカッと抜けた感じです。JPLAYFEMTOと並んでこれまでに聴いた最高の音かもしれません。
PCオーディオの究極の目的は、昔レコードで聴いた音を再現または超えることですが、Daphileで聴く音は、昔聴いたレコードを思い出させます。アルディメオラのエレガントジプシーのFlight Over Rioなどは、まさに、昔、聴いたレコードの音です。本物感が凄いです。
Linuxの音はどちからというと綺麗だけと中低域が何か物足りず、音の太いWindowsに移ったのですが、Daphileの音は全体に力強くスカッとしていて、中域も低域もしっかりと出ています。
ラテパンダとASUSU NU42ですが、
Daphileは、起動しておくだけで、直接、操作することすらできません。余計なアプリも機能もサービスもなく、完全に音楽再生だけに特化しています。これほどシンプルなLinuxは見たことがありません。オーディオ用PCの理想です。
Linuxなのでドライバ―不要なのですが、DSD512までのDSDネイティブに対応しています。もちろんASIOドライバーなしです。どうやっているのかは不明ですがびっくりです。
なお、忘れずにPCのBIOSで標準オーディオを無効にしてください。
DLNAやOPENHOMEに比べ、ネット―ワークは非常に安定しており、楽曲のコントロールが効かないというこもありません。
インストールはちょっと面倒ですが、できてしまえば超シンプル。NASも使えてiPadも使えます。それがなんと無料です。

































































