トランスの出力がAC20V（ピーク28V）で、三端子で10Vも落としたので3.3Wが熱となって、びっくりするほどの高温となった。
データシートでこの三端子が3A、125℃までOKとなっていたので、このくらいなら問題ないと思ったのが間違いだった。
ノイさんのアドバイスで、10Ωの抵抗を入れたが、抵抗にも対熱性があり、電源で使う抵抗は普通の抵抗ではだめということも知った。セメント抵抗という5Wや10Wの熱にも耐えるものがあるのだ。ただし、10Ω5Wのセメント抵抗も70度近い熱を発した。
しかし、発熱はできるだけ抑えるに越したことはない。熱を抑えるには、三端子の降圧をできるだけ小さくすることが肝心で、ここを押さえてトランスの出力を逆算するのがトランス設計の基本なんだということがなんとなくわかった。初めにトランスありきで、あとは三端子で好きなように落とせばいいではだめだったのだ。
18V出力するとして、電位差を2V程度に抑えれば消費電力も0.66W程度になるから、さすがに発熱はほとんど問題なくなるだろう。ブリッジで2.4V落ちるとしてトランス出力はピーク22V、実効値で16V程度とする。
やはりあれこれやるよりトランスを変えるのが最もスマートだ。RSコンポーネントで以下のトロイダルトランスを注文した。
・VA定格 80
・入力電圧 2 x 115Vac
・出力電圧 2 x 18Vac （18*100/115=15.6V）
・出力電流 2.222A
これで上手くいくだろう（と思うのだが）、まあ初めての自作電源で今回は勉強になった。
こんばんは、
返信削除今はyamahaのPA6を使っていますが、そのうち自作をしようと思っていたので非常に参考になります。
ALIX内にレギュレータがあるので外部電源はレギュレータなしにして大容量コンデンサー作戦を考えていましたがasoyajiさんの評価をまってレギュレータも検討したいと思います。
ところで、18VだとALIX自体があつくなりませんか？
yanさん
返信削除ブログ見ていただいてありがとうございます。いつもVoyageMPDではお世話になっています（謝）。
今回も、yamahaのPA6にしようかと思ったのですが、中をあけてみると、とても簡単なつくりなのでこれなら自分でもできると思っていました。部品代もPA6程度でできますし。
大容量コンデンサ作戦いいですね。シンさんもやってましたね。
私もやってみたいと思ってます。
ALIXは18Vでも熱くはないですが、ケースがほんのり暖かい感じです。さすが消費電力6Wです。