2014年11月29日土曜日

アナログ越え(ブレークスルー)

PCオーディオがついにアナログオーディオを超えた。

先日、時間をかけて十分に試聴した上で、師匠S氏から、RaspberryPi(I2S)+タンデム基板は、「アナログを遙かに超えた!」「これまで超えることのできなかったリアル感を超えた!」との絶賛の声が届いた。

自分の耳は信用できないが、S氏の耳は確かだ。私1人のプラシーボではなかったのだ。これで、ようやくRaspberryPi(I2S)+タンデム基板が如何に凄いかを語ることができるようになった。

アナログ越えを実感することができるのは、楽曲を再生した瞬間だ。かつて、ターンテーブルに針を落とした瞬間に感じたアナログの感覚が見事に蘇ってくる。これまでのPCオーディオとはまるで次元の違う音。こんな音が出るのか?!と驚愕する。


背景にノイズが全くない。極めて静かだ。

音と背景の間が非常に深い。音が際立っている。

小さい音もこれまで聴こえなかった音も聴こえる。

散りばめられた音の定位がはっきりわかる。

音の広がりも素晴らしい。

データの中にある全ての音が残らず再生されているのを感じる。


音が太く力強くインパクト感が凄い。

ただし滲んだり広がったりボケたりして太いのでない。

音に滲みがなくっきりと際立ちながら太いのだ。

高域から低域までの再現性は素晴らしく、特に低域には驚かされる。

ベースが見事に響き、ドラムが太く力強く心地良く鳴る。


音のリアル感に唖然とさせられる。

生ボーカルはまるで実際に目の前にいるようで、

その吐息がかかりそうなほどのリアル感だ。

デジタルの声は、本人の実際の声とまるで違うように聴こえることがあるが、

まさに、あの人の声、アナログで聴いたあの声、

歌い手の声の特徴が嘗てないほど感じられて感動してしまう。


とても全てを言葉で説明できない。

全てがこれまでの次元を遙かに超えてるのだ。


間違いなくアナログを超えた。


古いCDの音が驚くほどの音質で蘇る。

痩せたところ、擦れたところ、低音の感じなかったところ、全て見事に再現されている。

いい加減なリマスターやハイレゾやSACDより遙かに素晴らしい。

もちろん真面目なハイレゾやSACDは、その情報量の多さを感じることができて更に凄い。



これは、RaspberyPi(I2S)がタンデム基板の潜在能力を目いっぱい引き出した結果ではないだろうか。

PC(RaspberryPi)が直接I2S信号を出力するという夢のようなことが実現したことも大きい。RaspberryPiのリサンプリング能力も特筆すべきだ。32bit192kHzへのリサンプリングを何の苦もなくやってのける。これは凄いことだ。

そして、なによりタンデム基板だ。その流れを簡潔に書くとこうなる。

RaspberryPiからのI2Sを受けて、192kHzの場合は、BCKを4倍した49MHZでマスタークロックを生成、Si5317+74LVC574Aのコンビによるジッターの除去、前段チップのFN1242A(デュアルモノ)で、フルーエンシーフィルター、Δ∑変換、そしてタンデム基板の目玉である、テストモードによるDSD512出力、これを後段チップのFN1242A(デュアルモノ)のフィルターを使いアナログ変換出力。デュアルモノによる差動出力を、そのままファインメットトランスTLT-1595CC×2に入力し、ボリューム用のファインメットオートトランス×2を通してパワーアンプへ。

RaspberryPiの電源は、ACアダプター+USBノイズフィルターで、タンデム基板の電源はチョークインプットだ。


RaspberryPi(I2S)とタンデム基板で、一気にブレークスルーし、PCオーディオはアナログを追い越してしまった。これからどうする?とりあえず、じっくり昔の楽曲を聴き直してみることにみることにしようと思う。次のことはそれからだ。

2 件のコメント:

  1. 大変ご無沙汰しております、えふです。

    究極のシステムが出来上がったとのこと、asoyajiさんのコメント記述からその感動が読みとれます。

    私は、迂闊にもこの一連の動きを見過ごしてしまいました。タンデム基板を入手された皆様が羨ましいです。

    FN1242A未使用品の手持ちは、2個しかありませんので、せめてテストモードの検証はしてみようと思います。

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  2. えふさん
    お久し振りです。
    これが究極かどうかはわかりません。何が肝なのかもまだよくわかりませんが、まるで、違うことは確かです。テストモードについてわこらないことがあれば、メールください。

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