2014年1月5日日曜日

ありがとう FN1242A


FN1242Aがついに秋月から姿を消した。これまで何度か在庫の危機があったが、実は、新潟精密からFN1242Aを引き継いだ会社が在庫を持っており、その度に秋月に供給をしてきたのだ。

昨年11月に秋月の在庫が切れたが、なんとか最後の在庫が秋月に出荷された。そして昨年末あたりにこの最後の在庫が終了した。もはや正規のルートからFN1242Aを購入することはできなくなった。

秋月さんはこの貴重なチップをわずか800円という低価格で販売してくれた。ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいだ。

だが、これほど早く在庫がなくなったのには驚いた。多くの人たちが、枯渇を見込んで殺到したのだろう。もちろんチャイナ等の業者が値上がりを見込んで大量購入したのかもしれない。

それほど人気のあるDACチップだったのだ。こんなに人気のあるDACチップなのにもう二度と製造されることはないのだ。現代の経済社会では良いものが生き残るとは限らないのでありその見本のようなものだ。

今後は感謝しつつ手元にあるチップを大切に使っていくしかない。

ありがとうFN1242A、そして旧新潟精密さん。






1 件のコメント:

  1. WEB上で見かけるチップの写真見ると、0322ばかりなんですね。
    これは2003年の第22週目に、パッケージ&マーキングされたロットを意味します。
    マニュアルの最後のページにも書いてあります。

    私の仕事はパッケージ後のファイナルテスト(出荷検査)のプログラムを
    書くことだったのですが、納入したのが2003年4月の中頃で、五稜郭の桜を
    新潟精密の方々と見に行ったりしました。

    出荷検査ができるようになったのが5月以降、
    パッケージ&マーキングされたのが第22週って5月末~6月初だから、
    相当短期間しか生産されなかった、てことのようです。

    LUXMANとか民生品の中身のロット番号がいくつだったのか気になりますね。

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