2013年5月9日木曜日

Bug Headの波形

もしやと思いBug Head Emperor の波形を測ってみようと思い立った。比較するのはFoobar200だ。
予感が的中というか、なんと驚いたことにLRCK(左チャンネル信号)の波形が違う。

Foobar2000の方は、LRCK(左)もSDATA(右)も半周期遅れた矩形波が交互に重なった形をしているのに対し、BugHeadの方は、重なりがなくしかも周期がかなり長い。

Foobar2000のLRCKの周期と周波数は、
 周期 16DIV×0.05μS =  0.8μS  周波数 1/ 0.8×10^-6 = 1.25MHz あたり。

BugHeadのLRCKの周期は、
 周期 6DIV×2μS =  12μS   周波数 1/ 12×10^-6 = 0.083MHz = 83KHz あたり。

BugHeadのLRCKの周波数が約83KHzってどういうことなのか???これの意味するとことは私の知識では不明だが、やはりBug Headは何かが違うようだ。


# 5月10日
kouさんのご指摘で、Bug Headの波形の方が正しい波形で、Foobar2000の方が何かおかしいらしいという事がわかりました。

オシロの波形が見れるようになったことが嬉しくて、思わず勇み足をしたようです。m(_)m

#5月10日
Foobar2000がおかしいのではなく、これはDoPの仕様のようです。DoP以外のドライバーで再生すると通常の波形になることから間違いありません。JRMCでも同様でした。

I2Sの波形をこうして見たことがなかったので、勝手に騒いでしまいました。相変わらずで恐縮です。






12 件のコメント:

  1.  再生ハード環境は何でしょうか?fooba2000とBug Headで同じ再生環境でしょうか?

    foobar2000の方は、DSDのNomal modeの波形だと思います。DSDの場合、3本インタフェースである点はI2Sと同じですが
    BCLKに対してLchとRch個別に送りLchとRchおよびDATAのビット位置を示すLRCKがありません。DSDはPCMのように16bitとか24bitで1つのサンプリングデータを表すのではなく1ビットのデジタルパルスの密度で表すためデータの位置を示す信号が不要です。
    http://multidac.blogspot.jp/2012/02/xmosdcsdsd.html  の一番下のロジアナ波形がDSDのNomal modeの波形でロジアナとオシロの違いでわかりづらいかもしれませんが、foobar2000の波形もこれと同じ変化パターンになっています。

    むしろBugHeadのほうがI2S(PCM)の波形としては正しいです。LRCKはサンプリング周波数と一致するため、44.1kHzの場合LRCKも44.1kHzになるはずです。83kHzは実際には一番近い88.2kHzになっているものと思います。
    I2Sは、SDATAにLchとRchが多重されていて、LRCKが”High"レベルの時はLchのデータを"Low"のときはRchのデータであることを示しています。

    http://www.asahi-kasei.co.jp/akm/japanese/product/ak4399/ak4399_f03j.pdf
    AK4399のデータシートの19pageからI2Sの波形が載っています。また21page Figure8はDSDのタイムチャートです。

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  2. kouさん
    お恥ずかしい限りです。素人の浅はかさ全開です(冷汗)。

    でも改めてkouさんに教えていただいたお陰で、わかったつもりで実はふやふやだったことが、より理解が深まりありがたく思っております。

    再生ハードは、以下の通りです。
    PC → UDA → ジッタークリーナー(SCLK) → P2D→ FN1242AQuad → FireFaceUC → AMP

    オシロはUDAのI2S出力でジッタークリーナーに入れる前の波形を見ています。

    確かにkouさんの言う通りで、LRCKはLchかRchかを示す信号で、SDATAはLchとRchの信号がSDATA多重に入っているので、信号が交互に重なっているのが正しいのでした。

    というこで、Bug Headの方が正しく、Foobar2000の方が普通ではないということになりますね。

    しかも再生した楽曲がPCM 44.1kHz 16bitなのに、LRCKがDSDの波形というのもおかしな話ですね。

    Foobar2000がDopで再生していることに関係があるのかもしれません。先日新しいsacd decoder(foo_input_sacd-0.6.4)に更新したんですが、ソフトウエアでDSD変換できるようになったと聞いています(その設定はしてないんですが)、それが何か影響しているのかもしれません。

    またまた謎が・・・。

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    1.  sacd decoder(foo_input_sacd-0.6.4)でソフトウエアでDSD変換できるようになったのですか。
       それならば、Foobar2000がPCMをDSDに変換してDoP化して出力。
       UDAはDoPを受信してI2S出力にDSDとして出力、P2DはDSD信号が入力されたためPCM=>DSD変換はせずにそのまま出力といったところですしょうかね。
       FireFaceUCが入っていますが、FN1242AQard=>AMPで直接接続できるように思いますが、何の役割をしているのでしょうか?

       PCM=>DSD変換はそのアルゴリズムなどで結果がかなり差がでるようなので、foo_input_sacd-0.6.4とP2Dでとちらのほうが良いのかは興味のあるところです。また、その他のリアルタイム/非リアルタイムのPCM=>DSD変換もありますし。

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    2. KOUさん
      >sacd decoder(foo_input_sacd-0.6.4)でソフトウエアでDSD変換できるようになったのですか。
      すみません。どこかで聞いたような気がしたのですが、確認もしてませんし、添付ファイルにも書いてないので違うと思います。でもDoPと何か関係しているのではないでしょうか。

      >FireFaceUCが入っていますが、FN1242AQard=>AMPで直接接続できるように思いますが、何の役割をしているのでしょうか?

      確かにその通りですが、FireFaceUCをプリアンプのように使っています。デジタルもアナログも全てFireFaceUCを通してアンプに入るようにしています。
      そしてPC上のTotalMixですべてをコントロールしています。ボリュームもトータルミックスです。TotalMixで入力と出力をどのようにでも接続できるので非常に便利です。

      現在FireFaceUCに入れているのは、以下の3つです。
      USB  ←PCのUSB出力
      3、4 ←アナログプレーヤーの出力
      7、8 ←FN1242ADACの出力
      光   ←CDP

      FireFaceUCの出力
      1、2 →パワーアンプ1→ポンせんべいフルレンジ
      3  →チャンデバ1 ハイ→パワーアンプ2→ツイーター左
                 ロー→パワーアンプ3→ウーハー左
      4  →チャンデバ2 ハイ→パワーアンプ2→ツイーター右
                 ロー→パワーアンプ3→ウーハー右

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    3.  sacd decoder(foo_input_sacd-0.6.4)でソフトウエアでDSD変換については、UDA出力をオシロで見てDSD波形であったことから、できているのだと思います。foo_input_sacd-0.6.4をインアクティブにしてオシロ波形の変化が見られI2S波形になるようであれば先ず間違いないように思います。

       FireFaceUCですが、この接続ですと、FN1242DACでDA変換したものをFireFaceUCでAD変換、TotalMixで選択後再度DA変換ということになり、余分にDA/AD変換することになるのはあまり好ましくないと思います。またせっかくP2D等でDSD変換していることがFireFaceUCでPCMでDA/AD変換することになって、本来の目的のDSDでDA変換の意図が薄れてしまうのではないかと思います。

       ソースがPCMの場合はFoobar2000等による再生時の出力先をUDAではなくFireFaceUCにしてUDAからFN1242AQardのルートをバイパスするか、またはFireFaceUCなしの構成を検討されてはいかがでしょうか?

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    4. kouさん

      FireFaceucについては、それを言われると頭が痛いです。
      やっぱりそうですよね。ご指摘の通りです。

      プリアンプやアッチネーターも考えたのですが、相当に部品を厳選しないとかなり音質が変わります。一方、FireFaceUCが、あまり音質もかわらず非常に便利なので目を瞑ってきたのです。

      kouさんのシステム構成などを参考に根本的な見直しを考えてみたいと思います。
      ボリュームをどうするか。
      DACから3系統のアナログアウトを出せるといいのですが。

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  3. asoyajiさん、こんにちは。

    オシロスコープで波形のチェックとは、興味深々です。

    その後もいろいろなアプリを比較していますが、やはりBug Headは孤高の存在と思います。その仕組み、仕掛けの秘密がオシロスコープの結果から多少でも推察できるとなると、、、

    トライアンドエラーは必要みたいですが、この後日談が待ち遠しいです。

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    1. ゴンザエモンさん
      いやはやお恥ずかしい、完全な勇み足でした。知識不足と(Bug Headはきっと波形も違うのかも知れないとの)思い込みがあったもので。

      本当に今日も一日Bug Headは素晴らしいと嘆息を漏らしておりました。
      ところで、今日Bug Headのアップデート(2.16)しました。
      アップデートはしてくれるんですね。

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  4. アップデート2.18出ましたよ!

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    1. おおっ!と思ってのぞいたら、なんと2.20になっていました。

      https://www.facebook.com/pages/Bug-head-technology/221354151338856

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  5. Intel i5 cpu 使用で U4 F0 で Slow Voice であきらめているときは
    Theread を U2 F2 にすれば 難なく Black X2 はplay できます。
    素晴らしい音を堪能できるとおもいますので報告します。

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    1. 今回は、音響周りのバグの修正などを完了したとのことで、音の静けさが一層増している感じがします。

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