S氏のXMOSは、基盤のToslinkの手前から直接リード線を出しRCA端子に繋いでいる。パルストランスによるアイソレートをしていないのだ。正直、驚いた。普通はグランドループによるノイズを切る為に必ずパルストランスを入れているからだ。しかも、SPDIFはエラー訂正のない伝送方式だからなおさらである。
最初見たとき、これではまともに音が出ないかノイズまみれだと思った。
ところがどうだ。極上の音でなっている。正直、それはないだろうと思ったが、これは真実だ。しかも光出力に比べても圧倒的に高音質だ。これほどの音がでるならパルストランスなど必要ないと思わざるを得ない。
かつて、ノイズの巣窟であるPCからの音声出力が、サウンドカードのSPDIF出力しかなかった時代に、同軸出力すると盛大なノイズが乗った。その為、パルストランスによるアイソレートは必須だったのだ。その証拠にほとんどのサウンドカードが光出力のみ搭載し同軸出力は搭載していなかった。
しかし、いまや時代は変わった。音声出力はUSBが主流となり、USBデバイスのノイズ対策は飛躍的に向上した。
実際に何時間も音楽を聴き続けたが、全くノイズの影響を感じなかった。それどころか、他のDDCに比べ圧倒的な高音質であった。クロック交換も必要ないと思うくらいだ。
きつねにつままれたような気持ちだが、これは真実だ。となれば、DDCからの同軸出力が非常に簡単になる。光の手前から線を出すだけでいいのだから。
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