2011年4月21日木曜日

自作 後面開放SP(ぽんせんべい)+ウーハーの再作成(2)

横浜ベイサイドネットで注文したネットワーク・パーツが届いた。

コイルは、ウーハー(ローパス)用で、クロスオーバー周波数を130HZ(6db/oct)あたりにしたいのでインダクタンス4.7mHのものを使う。

コイルで重要なのはDCR(直流抵抗)。0.1Ωでダンピングファクターが半分になるらしく音質への影響も大きい。DCRはなるべく小さなものが良い。

コイルには、下図のようにコアコイル、空芯コイル、銅箔コイルがある。
・コアは、大音量入力で歪が発生する場合もあるようだが、巻き線が短くDRCが非常に小さく価格も安い。
・空芯は、歪が無くて音がいいと評判だが、巻き線が長くなりDCR(直流抵抗)も高くなる。線を太くしDCRを小さくしたものは価格が高い。
・銅箔は、DCRも比較的小さく音質もいいが、まさに高級オーディオグレードで非常に高価。

鉄心コイル     空芯コイル    銅箔コイル
Jantzen                  Jantzen              DIY.AUDIO
¥2,910                 ¥3,310          ¥16,980
(インダクタンス4.7μFのコイル)   

コイルはインダクタンスが大きくなるほど高価だ。クロスオーバー周波数を低くするには、インダクタンスの大きなコイルが必要になり、コスト負担も大きくなる。結局、Jantzenの P-コアコイル(15AWG)4.7mH を選んだ。


このコイルは「Permite75」というJantzenが独自に開発したコアを使っており、驚異的な低ヒシテリシスを持ち、磁気飽和が起こりにくく、DCRも0.26Ωと非常に低く、15AWGというゲージで、耐入力400Wという性能を有する。重量も590gでどっしりとしている。

コンデンサは、5kHzあたりをハイパスしたいので、容量は4.7μFとした。ただし、フィルムコンデンサも材質による価格差が凄く、Jantzenの最高グレードの silver の価格は、standard の13倍もする! silver はいずれ使ってみたいが、今回はとりあえず安価な standard を選んだ。


standard ¥640      superior ¥4,100      silver ¥8,100
(Jantzen フィルムコンデンサ 4.7μF)

早速、取り付け。


ツイーターは、S氏が新潟のSP01.JPで見つけた後面開放(?)タイプのリボンツイーター。メーカーはフィリップスと書いていあるが、イアホンやヘッドホンのあのフィリップスだろうか?


後面に穴があいていて、音が前だけでなく後方にも広がるので、後面開放型のJA-3504Bとは相性が良く音が自然な感じで繋がるはず。


ネットワークを配線して完成!全体はこんな感じ。


後ろから見ると、こんな感じ。


そして音出し。正直感動した。低域が加わったことで中域や高域の音に厚みが増し、音質が一気に数段階向上している。堅いゴムの木が音をしっかりとグリップして歪みのない透明感のある美しい音を出してくれている。

低域は、低域の音そのものも大事だが、高域、中域の音を補完して音全体に厚みを加えより豊かにし音のリアル感を一層増してくれる。低域はそうした意味で非常に重要で、今回はその効果をはっきりと感じることができた。これはウーハーを自作した甲斐があったというものだ。

ツイーターも後面型にしたので、高域も後方に広がりYamaha JA-3504Bとのつながりがより自然でスムーズになっている。

心配した歪みも全くなく、各ユニットの繋がりも問題ないようだ。レンジも広く、太く豊かでリアル感も増している。何とも美しい音で大いに満足だ。ただし、これはあくまでS氏のオーディオルームでの視聴であって、我が家でここまで鳴らすことは難しいかも。

残るは、フェルトで後面の振動を抑えること、そして、再びサランネット作成だ。これは次回。