2011年4月10日日曜日

自作 JSP方式ウーハーの作成

JSP方式ウーハーは、小さなユニットで重低音を出すことができる画期的な方式だ。しかも、その作り方が公開されている。
JSP方式自作へのヒント http://www.jsplab.jp/hint/index.htm

S氏の後面開放型スピーカーにも、JSP方式のウーハーが追加されている。Yamaha JA-3504Bでも十分な低域が出るのだが、JSP方式の小口径フルレンジユニットによるスピード感ある超低音の音が加わることによって、中域、高域までもが更に豊かな音に変わる。

そこで、私も自作することにした。作業場はS氏オーディオルームの1階作業場だ。作業場があり、たいていの工具が揃っているので、ここで製作するのがベストだ。というかS氏に製作を手伝っていただける。というか毎度のことだが、メインに製作するのはS氏で私がそのお手伝いをするのだ(苦笑)。

JSP理論によれば、箱の内径は、縦33.5cm×横33.5cm×奥行き41cm、ダクト内径は、直径4.0cm×長さ24.5cm、ダクト数4本とすると共振周波数(Fd)は32.5Hzとなる。エンクロージャーの容積が46リットルなので、ユニットは14~18cmまで使えそうだが、ダクトの容量を考慮して14㎝を使うことにする。



板 例によって自作オーディオラックで使用したゴムの木の集成材を使った。
上下 385×410×25  4枚
左右 335×410×25  4枚
前後 335×335×25  4枚

板は、ネジや釘を使わず、ボンドとビスケットジョイントというブナの圧縮材で接続する。専用の工具で溝を削りビスケットジョイントで繋ぐのだが、圧縮されたブナの木がボンドの水分で膨張することでしっかり接続されるという理屈だ。魔法のボンドと呼ばれているらしい。

ビスケットジョイントの溝をあける。





バッフルにフルレンジユニット用の穴をあける。




次に、ダクトの穴をあけて、塩ビ管を差し込む。





ビスケットジョイントとボンドで組み立てる。これで3日ほど乾燥させる。


いろんな道具が出てきた。正確にしっかりと作り上げるには、やはり道具が大事だと痛感した。付きあっていただいたS氏に大感謝です。

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