しかし! たくぼんさんが友人の製作するファインメットを積極的に紹介し始めて、ついに私も禁断の道に足を踏み入れてしまった。
ファインメットは、そこらの高級オーディオ-アクセサリーとは全く異なる。
ほんとうに凄い音がでる。元の音を完璧に近く再現してくれる。
まずは、ファインメットビースを試してみることから始めるのがいいだろう。
電源の出力あたりに付けるだけで音が変わる。色がつくのではなく、素材の音がしっかりと出てくるのだ。
アンプやスピーカーに高額なお金を投資するなら、そのお金でファインメット・ライントランスを使ってみることをお勧めする。
これまでのオーディオの常識が吹っ飛ぶ。
これだけで、システム全体が一気に高級オーディオに早変わりする。
音楽を聴き始めらたほんとうに止められなくなる。いつまでも聴いていたくなる。
酷い録音の音源も、驚くほど気持ちよく聴かせてくれる。
そう考えれば決して高くはない。
量産できないので、価格はやや高めだが、ビーズとライントランスが、価格を遙かに上回る幸せを運んでくれる。ビーズは1個ラーメン一杯くらい。
新大陸への誘い
http://tackbon.ldblog.jp/
ファインメットとは (日立金属HPより)
http://www.hitachi-metals.co.jp/product/finemet/index.htm
■概要
1988年に日立金属(株)が世界に先駆けて開発した新軟磁性材料で、超微細な結晶粒組織と高飽和磁束密度と優れた軟磁気特性を有する合金です。
一般にはナノ結晶軟磁性材料と呼ばれており、このファインメットがナノ結晶軟磁性材料の先駆けとなりました。アモルファス合金を結晶化させることにより製造され、アモルファス合金を結晶化すると軟磁気特性が劣下するというこれまでの常識を覆した点、結晶粒径が小さくなると軟磁気特性が劣下すると考えられていたのを覆した点でも革新的な軟磁性材料です。その優れた磁気特性から、ノイズ関連、電源関連、通信関連等の用途に適する高性能磁性部品用軟磁性材料として今後の発展が期待されています。
ファインメットは、Fe(-Si)-Bを基本成分としこれに微量のCuとNb,Ta,Mo,Zr等の元素を添加した合金溶湯を単ロール法等の超急冷法により一旦厚さ約20μmのアモルファス金属薄帯とし、これを磁心形状に成形加工後結晶化温度以上で熱処理し結晶化させることにより製造します。これにより、結晶粒径が約10nmというナノ結晶組織と従来実現できなかった高飽和磁束密度と高透磁率・低磁心損失特性を実現しています。
* 薄くて脆いらしい。20μmという極薄の帯状のものを、おばちゃんが手作業で巻いて成形した後、熱処理で固めるようで、量産はできないらしい。
特長
高飽和磁束密度
高透磁率
低磁心損失
低磁歪(磁歪零も可能)
温度特性良
経時変化小
高周波特性良(薄帯、薄膜、高抵抗)B-H曲線の形状制御可(幅広い応用に適用可)
応用