●HQPlayerは、DAC側でやるデジタルフィルター等の信号処理を、なんと再生ソフトでやってしまう。安定しており非常に高音質。全曲アルバム一覧から選んで再生する。使い勝手悪し。
●PlayPcmWinは、WASAPIイベント駆動に対応。選択した楽曲をすべてメモリーに読み込んでから再生する。これも非常に安定しており高音質。ただし、多数の楽曲やハイレゾ楽曲を選ぶとすぐにメモリ不足となる。エクスプローラーからドラッグ&ドロップで再生する。使い勝手悪し。
●JRMCは、マルチメディア統合ソフト。WASAPIイベント駆動対応、メモリ読み込み再生にも対応し、非常に高音質。iTunesのようにアルバムイメージで選曲できるなど非常に高機能で使い勝手も良い。
●cPlayも非常に高音質だが、Windowsの機能をできる限り停止させ、最小限のOS機能のみで稼働させないと、頻繁にノイズが発生し不安定になる。画面回りやリストなどは貧弱。気軽には使えない。
●Frieve Audioは、アップサンプリングした楽曲の20kHz以上の部分を補正して再生してくれる。非常に高音質だが、MP3とWAVしか再生できない。使い勝手もいまいち。
●Wave File Playerは、その名のとおりWAVだけ再生できる。非常に高音質だが、気軽に音楽を聴くためのソフトではない。
●Foobar2000は、豊富なプラグインとスクリプトで自由にカスタマイズできる、非常に使い勝手がいいソフト。音質は高音質だが上記ソフトには少し及ばない。スクリプトのプログラミングができれば最強。
●ulilithは、元はMP3の時代からあるSound Player Lilithで、その軽さが人気。高音質ソフトと高機能ソフトの中間的、平均的なソフトで埋没気味。
●iTunesはいわずと知れたアップルのiPod用再生ソフト。非常に高機能だがFLACに対応しておらず私には使えないソフト。
総合評価1位:J.R.M.C.
音質面ではHQPlayerとPlayPcmWinが断トツで捨てがたいが、なにせ使い勝手が悪すぎ。J.R.M.C.は、WASAPIイベント駆動対応、メモリ読込などの音質の関する機能が豊富で、アルバムイメージによる選曲方法など使い勝手が非常によい。思い込みの勝手な総合評価1位は、高音質かつ高機能のJRMCだ。
音質 | プレーヤー | WA SA PI | AS IO | リサン プリン グ | WA V | FL AC | メモ リ 読込 | 安定 性 | 選曲 | その他 |
4 | HQPlayer(有料) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | × | デジタルフィルター |
4 | PlayPcmWin | ○イ | × | × | ○ | ○ | ◎ | ◎ | × | メモリ全曲読込 メモリ不足発生 |
3 | J.R.M.C.(有料) | ○イ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 高機能 |
2 | cPlay | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | × | × | 不安定 |
2 | Frieve Audio | × | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ | × | 20kHz以上補正可能 |
2 | Wave File Player | × | × | × | ○ | × | ◎ | ○ | × | 非公開、WAVのみ |
1 | Foobar2000 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ◎ | ◎ | カスタマイズ可能 |
1 | uLilith | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × | 軽い |
1 | iTunes | × | × | × | ○ | × | × | ○ | ◎ | 高機能 |
ご紹介の、J.R.M.C.(試用版)を使ってみました。
返信削除DACはRME Babyface(購入)とFireFaceUC(借物)です。 ボーカルではなんとBabyfaceでは非常に生々しく、眼前に迫ってきます。Foobar2000ではこんな音を聞いたことがありません。素晴らしいと思います。良いものをお知らせいただきました。ありがとうございました。
比べてFireFaceUCでは、ニュートラルな音とは思いますが、風を引いた様な音調で、聞いていて楽しくありません。
ちなみに、SPはアルテックA5+パイオニアPTR-9、パワーアンプは上杉さんの無帰還PPです。
パワーアンプにはゴッサムピュアー2のケーブルで直接DACから接続しています。
PCとDAC間はオヤイデのd+USB ciassS です。
ただし、パイプオルガンの低域はBabyface、FireFaceUCとも楽器の形が見えません。少しFireFaceUCがましか?レベルです。
ティンパニもsony777のCDPで出ていた、ダン(太字)という音がタン(破線)と、どちらも同じで。少しFireFaceUCがましか。極端に言いますと、どちらもブーブー、ボーボーと言ったような低域です。低域に節目がありません。かなり落胆しています。
アルテックA5は劇場用で超低域は全く出ません。でも楽器の形、雰囲気はよく出してくれます。特に打楽器の音は聞いていて迫力があり、楽しく音楽を聞けます。
ジャズではドラム、クラシックではティンパニ・ピアノの低音弦など。
Foobar2000でも同じです。低音楽器の形を見える感覚にもっていくためには、DACが問題なのか、再生ソフトが問題なのか?いかがなものでしょう。
低域がしっかりしていない音楽は聞いていて安定しません。楽器の形が見えて初めて音楽が聞こえてくると考えています。
低音は、ドンドン、ボンボンとロックの様にリズムだけ豊かでに出ているのが低音ではありません。
このままでは、PCオーディオに踏み込めません。
高価な「RIN」などでは、この辺りは解決しているのでしょうか。
この、低音楽器の形が見える、再生ソフトとDACの組み合わせをご存じありませんでしょうか?。
よろしくお願いいたします。
匿名さん
返信削除JRMCはWindowsでは非常によくできたソフトで、なぜ皆使っていないのか不思議です。高音質であるだけでなく、楽曲の管理もiTunes並みかそれ以上のことができます。
PCオーディオでは、PC(電源、CPU、HDD、OS、再生ソフト、ケース、クロックその他)、USBケーブル、DDC、DACなどあらゆるもので音が変わります。自分の好きな音の組み合わせを自分で探していくしかありません。やることはたくさんあります。
私もFireFaceUCを使っていますが、低音はしっかりと出ています。風邪を引いたようだとか、ブーブー、ボーボーといった低音ではありません。ジャズではドラム、クラシックではティンパニ・ピアノの低音弦なども非常にしっかりと力強く鳴っています。
低音は、低音そのものの魅力もありますが、低音があることにより、高域や特に中域が豊かになり音に広がりや生々しさが加わります。
PCオーディオは、音の川上の問題を徹底的に解決しようとする動きであって、現在、アナログでいい音が出てるなら、PCオーディオをしっかりやれば、音はもっとよくなるはずです。
そうでないとしたら、今のアナログ系に問題があるように思います。当然に、PCオーディオ系もやるべきことは沢山あります。
PCに問題があるか、アンプとSPの組み合わせが悪いのではないでしょうか。アルテックA5が悪いとはいいませんが、これを鳴らしたいならそのための最適な組み合わせを考えるべきです。PCオーディオをやりたいのなら、真空管でなくオペアンプ系なども考えてみる必要がありそうです。
いずれにしても、再生ソフトとDACの組み合わせの問題ではないと思います。
初めまして。
返信削除「HD TRACKS」で検索していたら、こちらのBLOGを見つけました。
高音質再生SOFTWAREのわかりやすい紹介ありがとうございます。
この中では、iTunes位しか知りませんが、参考にさせていただきます。
もう半年前の情報で、Windowsで使うには、Foobar2000、JRMCが最高ですが、今はほとんどVoyageMPDで音楽を聴いており、プレーヤーはMPD専用のGMPCを使っています。
返信削除この記事を参考に、JRMCを昨日(2011年7月27日)から使っています。
返信削除いろいろ出来るので便利そうですが、その分設定が難しいです。
現状「WASAPIって何?」「WASAPI Event Styleとどう違うの?」って感じです。
こちらのBLOGの記事等を参考に勉強しながら使っていこうと思います。
JRMCは盛りだくさんです。音も良いしiTunesに負けないと思うのですが。
返信削除J.R.M.C.(試用版)はどこからダウンロードするのですか?
返信削除探しても見つからないので教えてください。
自分もA5を使っています。
この人はPCオデオ初心者なのかな
返信削除FB2kは設定でオンメモリで再生できるんだけどね。
>>FB2kは設定でオンメモリで再生できる
返信削除v1.1.11はPlaybackからfull file bufferingがなくなっているが
スクリプトでやれるのかな。
>v1.1.11はPlaybackからfull file bufferingがなくなっているが
返信削除>スクリプトでやれるのかな。
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