日曜日に、友人にいただいたfujiwaraさんの「平滑コンデンサ付き正負出力定電圧電源基板」1枚と自分で購入した同じくfujiwaraさんの「正出力定電圧電源基板(TYPE-E)」2枚を自作したことが発端だ。
こいつがうんともスンとも言わない。
こいつは2枚とも一発で動いた。
My Any Style さんの「正負出力PN-POWER基板」を取り外そうとしたとき、致命的なミスをした。電源を切るのを忘れてネジを外した時、スペーサーと基板の裏側のどこかの回路が触れて「バチン!!」という鋭い音がして何かが弾け飛んだのだ。よくみると、マイナス側のトランジスタが真っ二つに割れて上の部分が弾け飛んでいた。うわー!やってしまった!これが第1のトラブル。
どうしようと思いながらも、出来立ての電源基板を取り付け、DACDDCとの接続は外して、必要な出力がでているか確認をした。
「正出力定電圧電源基板(TYPE-E)」2枚はしっかりと5Vを出力している。OKだ! ところが、「平滑コンデンサ付き正負出力定電圧電源基板」のほうは、出力がまったく出ていない。テスターはびくとも動かず0mVのままだ。何か間違えたかと思い、部品リストと基板図と基板を何度も確認したが、トランジスタの足の方向も全て問題ない。説明書にあるジャンパも間違いない。それなのに+側も-側も全く出力がでてこない。もうどうにもならないので諦めた。これが第2のトラブル。
それで、しかたなくMy Any Style さんのPN-POWER基板の砕け散ったトランジスタを新しいものに交換して、電源を通すと問題なく+-15Vが出ているので、DDC、DACを繋ぎ音を出してみた。ところが、なまったく音が出ない。と思った瞬間!何かが焦げるような匂いがしてまたもバチン!!と何かが弾けた。またトランジスタ?と思ってみたがトランジスタは無事だ。それじゃあ何だ?
基板を全部はずして確認すると、何とFN1242基板の出力前のマイナス側のコンデンサがパンクしているではないか。何でDACが?!これが第3のトラブル。オペアンプは大丈夫だろうか?
とりあえず電源基板の出力を再確認すると、正出力定電圧電源基板2枚は問題なく5Vを出力している。しかし、PN-POWER基板の方は+側は15Vだが、マイナス側は3~5V程しか出ていない。どうもトランジスタだけでなく、他の部品もやられたようだ。しかたなくマイナス側の部品を全部新しいものに取り替えると、なんとかマイナス側も-15V出るようになり修復できた。
それで再度全ての基板を繋ぎ音を出してみると、なんとも心が冷える、音がでない。そして、またも焦げ臭い匂いが!! 慌てて電源を切った。まさかLH0032が逝ったのか?確かめるため一番安いMUSES8820に取り替えると何と音がでる。あーこれで決まりだ。LH0032が逝ってしまった。焦げ臭いにおいはLH0032だったのだろう。これが第4のトラブル。
なんということだ。新しい電源基板は全ての部品を全く間違いなく半田付けしたのに動かない。これまでの電源基板がぶっ壊れる。DSD-DACのコンデンサがパンクする。そして、せっかく苦労して辿り着いたLH0032が逝ってしまった。
これまで上手くいっていた付けが一気に回ってきた感じだ。
幸いLH0032は先日追加で注文したので、後2週間ほどで届くだろう。それまでは、MUSEで我慢しよう。
asoyajiさん
返信削除とんだ災難でしたね。
LH0032がどうしても手に入らない時は言って下さい。
手持ちが後6個ほどありますし、今後使う予定もありませんので。
今日はXMOSの水晶発振器を22.5792MHzと24.576MHzのセットに交換し、ファームにも手を入れて176.4kHzを再生できるように改造しました。
オリジナルよりは解像度が高くなった気がします。
プラシーボ満開状態かも知れません。
Phoenicia さん
返信削除まあこれが自分の実力です。これまで上手くいきすぎたんです(笑)。
LH0032ありがとうございます。もしだめならよろしくお願いします。
PCMを聴くならやっぱりクロックですね。水晶発信器やファームウエアまで書き換えられるなんて羨ましいです。
私もそこまでできるようになりたいものです。またいろいろご指導ください。
±15V電源のトランジスタの向きが全て間違っている様に見えます(エミッタ、ベースが全部逆)。
返信削除匿名 さん
返信削除動かないのでそうかもしれません。
データシートでは、
--------
|. . . |
|1 2 3 |
乀__ノ
1. エミッタ
2. コレクタ
3. ベース
と書いてあるので、基板のEにトランジスタの1がくるよう差し込んだのですが。やはり間違ってるんでしょうか?
とにかく動かないので、全部逆にしてみようかと思います。
基板を差し上げました、Oです。
返信削除どうやら部品の向きや、IN、EXTの接続など写真で見ても違うようです。もう一度良く確認して頂いた方が良いです。すべてを逆に接続などすると、大変なことになりますから、一つ一つ確認して、一度すべてのTRを外してから行った方が確実です。マニュアルと共に、以下をご参照下さい。
http://easyaudiokit.hobby-web.net/bekkan/renewHPA/renewHPA.html
ここの真ん中あたりに記事があります。向きのミスはいつもあることですから。あとは、一応この文言も確認下さい。
マニュアルR1の部品表でNPNとPNPの誤記がありました。マニュアルR2を参照願います。
<修正>2009.4.1
p.12ページの部品表、トランジスタの番号が間違い
(誤)Q6,7,13,14,18,19
(正)Q6,7,13,14,20,21
そういえば、LH0032変換基板上のセラミックチップコンデンサの状況どうでしょうか?
返信削除もし焦げたのがそれだったらそれを取れば音が鳴るかも・・?
ダメだったらすみません。
匿名さんが仰る通りトランジスタの向きが逆だと思われます。
返信削除データシートの表示はトランジスタを足の側から見込んだ図ですのでご注意下さい。
FETも反対だろうとは思われますが、使っている接合型FETは反対でも同じ動作をするので問題ないでしょう。
Oさん
返信削除教えていただいたURLの藤原さんの「リニュアルその2」にトランジスタの方向を間違えた写真が拡大で載ってました。やはり私のは全部方向が逆ですね。
マニュアルとデータシート通りに完璧だと思ていたんですが。Phoenicia さんご指摘のとおり、データシートは上からの図だと思い込んでいました。
マニュアルはR2を見ていますがもう一度確認します。わざわざありがとうございます。
Phoenicia さん
返信削除データシートって下から見た図なんですね!!知りませんでした。
上から見たものとばかり思い込んで間違いなおと思っていました。これじゃ話になりませんね。納得しました。ありがとうございました。
また一つ勉強させていただきました。
asoyajiさん
返信削除>また一つ勉強させていただきました。
こちらこそasoyajiさんのHPに出会わなかったらVoyage MPDをインストール出来ないままでいたかも知れません。
今後共よろしくお願いいたします。
片瀬さん
返信削除そうですね。試してみます。これで動けばラッキーです!
度々スミマセン。
返信削除大事なLH0032を壊さないために。
出力のDCカットコンデンサは外されているとレポートされてましたね。
このままだと、大入力が入った状態でケーブル抜き差しなどして出力RCA端子を誤ってショートするとLH0032が昇天される可能性があります。
コンデンサの付いていた場所に100Ω程度をいれましょう。
これは発振防止にも効果があります。
Phoenicia さん
返信削除ブログに書いたとおり、トランジスタを全部外して足の方向を反対にして付け直したところ無事稼動しました。ほんとうに助かりました。ありがとうございました。
今はMUSEを付けているのでDCコンデンサを復活させました。LH0032が届いたら100Ω抵抗試してみたいと思います。