「正負出力低電圧電源基板」がうんともすんともいわない問題は、トランジスタの足を全部反対に付けていたからだった。データシートを見て確認したので間違いないと思っていたが、データシートの図は下から見た図なのだそうで、私は上から見た図だと思い込んでいた。それで、足が全て反対になってしまった。
トランジスタを全て外し、(こんな時、はんだシュッ太郎は本当に役に立つ!)、新しいものに付け替えた。たったこれだけですんなり+-15Vが出た。慎重にDACに繋ぐと問題なく音も出た。
非常に簡単なことだったが、こんなことがさっぱり分からなかった。沢山の方々からトランジスタが反対とご指摘をいただかなければ、部品を全取替えするつもりだった。それでもトランジスタの足の方向は思い込んでいるから再度間違えたろう。結局同じことの繰り返しで修復できなかったはずだ。
無事音が出たことを確認してから、新しい電源基板3枚をケースに納めるため、底板にドリルで穴を開け直し、全部の基盤を再配置した。
MUSEで問題なく音がでていることを確認してから、恐る恐るLH0032に替えてみた。意外なことに音が出た(一瞬壊れていないのか!と思った)が、出力が非常に小さい。これはだめだ。やはり壊れているようだ。もう深夜なので明日もう少しやってみようと思う。
皆様、お騒がせしました。
翌朝。
LH0032のデュアル基板の部品を全部取り外し、チップコンデンサとフィルムコンデンサを取替えた。多回転抵抗は、問題なく10kΩなのでそのまま再度取り付けた。
恐る恐る音だしをしてみる。おおおおおーーーーーー!!!!!!ちゃんと音が出ている!!!
片瀬さんのご指摘どおりチップコンデンサがダメだったようだ。LH0032は壊れていなかった。嬉しい!!
LH0032が無事復活 |
自作有段者の方々からすれば、こんな初歩的なミスや知識不足でバタバタ騒いで!と思われていることと思う。 確かに、慎重さを欠いた作業ミスと、基本を知らない部品取り付けなど、ほんとうにお騒がせだった。
ただ、お蔭様で、部品外しの腕は更に向上、トランジスタの足の方向も勉強した。何よりも沢山の方々からいろいろアドバイスをいただいたことが有り難かった。
今後は、これに甘えず、皆様にご迷惑をおかけしないように注意、勉強していくつもりだ。ただ、また無謀な挑戦もやっていくと思うので、今後とも見捨てずにどうかよろしくお願いします。
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