2010年9月30日木曜日

RASTEME RDA-520

オーディオ誌でフルデジタルアンプで高音質かつ低価格と紹介されていたので、秋葉原に行く機会があれば、コムファディオに寄ってみようと思っていた。
先月秋葉原に行く用事があり、コムファディオに寄ってみた。写真で見るよりは小さいと思ったが、持ってみて驚いた。重い! フルデジタルアンプだが、電源はトロイダルトランスだ。筐体はアルミで金色、RASTEMEのロゴが太くて野暮ったい。

USB入力、SPDIF入力(光、同軸)、SPDIF出力(光、同軸)があり、フルデジタルアンプなので、アナログ入出力はない。

音は評判通り相当良い。ただ店のスピーカーは今ひとつで、音響をまったく考えない設置状態でまともな環境ではないが、高音が綺麗で低音が力強く悪くない。しかも価格はキャンペーンで4,000引きの¥43,250円だ。ほんとに安い!

めったに秋葉原には来ないし、その場で購入し家に持ち帰った。重い!

tX-USB -> USBケーブル -> Monitor01 USD -> デジタル同軸ケーブル -> RD-520

まず驚くのは、小さい筐体で、デジタルアンプにも関わらず、音が太く、高音が綺麗で低音がしっかりと出ることだ。CROWND-45、TA-DB790 に全く負けていない。これは我が家では十分な音だ。USB->RD-520 直に接続すると、やや柔らかい音がするがMonitor01USDを入れることで、ノイズが消え解像度が増している。

大きなアナログアンプは重く腰も痛めるし何よりスペースを取り邪魔だ。それに比べて、RD-520は小ささくUSB接続で取り回しも簡単だ。

フルデジタルアンプは、デジタル入力し、デジタルのまま増幅する。しかも、小さく高音質で低価格。いうことなしだ。

6 件のコメント:

  1. 私もRDA-520を購入しました。asayojiさんと同様、USB直づけだとコンピュータのノイズがかなり盛大にのります。MacOS+iTunesでも再生中のみホワイトノイズがのります。音源にホワイトノイズがあるものは、ホワイトノイズが強調されて聴こえます。フェライトコアをつけると若干よくなりましたが。

    Monitor01USDからのcoax接続でノイズが消えたとのこと、凄く興味が沸きました。できましたらMonitor01USDについても教えて頂けませんか?

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  2. MUSILAND Monitor 01 USDの記事見つけました。ありがとうございました。光にすることで、電気的なノイズと分離されるのかと思いましたが、同軸でもノイズが消えるのですね。同軸を選択されているのはジッターの影響が少ない可能性が高い方を選択しているということでしょうか?宜しくお願いします。

    Macで使える同様の商品を探してみます。

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  3. nobuさん。コメントへの返事が遅くなり申し訳ありません。ブログをはじめて2ヶ月ほどですが、誰か読んでくれている人がいるとは思ってもいなかったので、見過ごしていました。すみません。

    光ケーブルは、電気的なノイズを拾いませんし非常に安定して信号を流してくれます。一方、同軸ケーブルは金属ですからノイズも拾うし音も変わります。ただし、光の平坦な音より同軸の様々に変わる音を比べてみたく同軸にしました。

    同軸ケーブルを使うには、USBを光や同軸に変換する装置が必要でそれが、DDC(デジタル・デジタル・コンバーター)でした。できれば、USB入力で24bit/192kHzを受けられるDDCがないか探すと、イタリアのM2TECHのHifaceがありましたが、形が気に入らず、他にないか探しているうちにMonitor01USDを見つけました。

    中国製ですが、FPGA(プログラム可能なICチップ)を使って独自にUSBの転送をコントロールし24bit/192kHz転送を実現していました。国内でそんなことのできるメーカーはありません。中国企業の技術水準の高さに驚かされ、即購入しました。

    買ってみてわかったのですが、USB->光、USB->同軸への変換や、24bit/192kHZへの対応だけでなく、ノイズが消え、ジッターが低減され、音質が向上したことがはっきりとわかりました。RD-520は、USB直につなぐと多少のノイズがあるのですが、ほんとうにノイズが消えます。

    ただし、Windows7のWASAPIを使うと、同軸では24bit/192kHzが通らないのが残念でした。LINN RECORDの24bit/192kHzの配信楽曲を聴くのを楽しみにしている私には困ったことで、とうとうREM FireFaceUCに交換してしまいました。しかし、24bit/96kHzまでなら全く問題なく安定動作し非常にすばらしいパフォーマンスを発揮してくれます。

    安い中国製ですが、技術的水準も高く、馬鹿にできません。今、国内メーカーに元気がなく、一方で欧米のメーカーが非常に元気がいいようです。中国もいずれ出てくることでしょう。

    MACをお使いなんですね。先にも書いたM2TECHのhifaceもしくは最近発売のhiface EvoがMacにも対応しています。

    今最高のものと言えば、私も使っているFireFaceUCです。MACにも対応しています。Monitor01USDも素晴らしいのですが、FireFaceUCは、プロ用の機器で、デジタル。アナログ含めて入出力が多く、ADC DDC DACと多機能で、しかも音質は非常に高音質です。

    もう遅いかもしれませんが、ご参考になればと思います。

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  4. 書き足りなかったので追加します。同軸でノイズが消えるのではなく、Monitor01USDのノイズとジッター低減技術のおかげです。

    DDCは、USB->光、usb->同軸の変換だけでなく、ノイズやジッター低減や電源対策などがなされています。このあたりもメーカーの腕の見せ所です。

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  5. Asoyajiさん、FireFAceUCは知りませんでしたし、詳しい情報深く感謝です。これからもブログ頑張って下さい。

    私がコムファディオに行ったときは、位相が無茶苦茶で、片チャンネル逆に接続されていることを見つけるのに一時間位かかってしまいました。試聴環境が悪いのでノイズの程度は一切分りませんでしたよ。

    Monitor01USDは予想外にしっかりした製品なのですね。きっとRDA520内蔵のTenor製のUSB-I2C変換のDDCがあまりよろしくないか、構造上仕方無いかのどちらかでしょうね。かなりがっかりしています。USBはジッターの影響を受けにくいと聞いていたので、なんとかUSBで行きたかったのですがあきらめます。

    なるほど、asoyajiさんはオーディオ的な遊びを残しておくために同軸ですか。恐れ入りました。

    Macは標準でoptical出力があることを見つけたので(ヘッドフォン端子と共有でした。:なんだかとても汚い感じがします)、今週末まずそれで試してみます。

    ノイズの問題だけでなく、定位がシャープになってくれるといいのですが。思えば真空管アンプのセッティングにも数年かかりました。どうあがいても今まで所有していた真空管アンプには近づけない気がしてなりませんが、もう売ってしまったのであきらめずに頑張ります。

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  6. RDA-520のUSBは、USB1.0対応で標準ドライバーでOKですが、24bit/96kHzまでしか対応していません。このあたり、ラステームには、Monitor01USDのようなUSB技術がないのかと思っていたら、なんと、先日、USB入力のみのデジタルアンプ「RUA-220」を発売しUSB2.0,24bit/192kHzに対応しました。ラムテームなかなかやります。最近、注目度急上昇ですね。

    ところで、PCからの出力で最もジッターの少ないのは光です。ただしジッターが少ないことと高音質であることは別です。音質は、MACの内蔵オンボードサウンドの音質になります。一般的にはオンボードサウンドは、それほど高音質とはいえず、最近は、USB→DDC→DAC→AMPという流れで外部の高音質機器を使うのが主流です。

    RDA-520であれば、
    PC(USB出力)→(USB入力)DDC(光・同軸出力)→(光・同軸入力)RDA-520 
    となると思います。

    DDCの代わりにFireFaceUCのようなオーディオ・インターフェースを使うことできます。

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