中学1年の頃にラジカセが発売された。英語の勉強をすると言って買ってもらったラジカセに、レコードやラジオの音楽を録音して聴くのが当時の若者達の最先端だったように思う。
高校では、不良はロック、まじめはフォーク、ミーハーは歌謡曲と、三つの勢力に分かれ、ジャンルを問わず音楽に力があり、世界中に音楽が溢れていた時代だった。当時は一般の家庭には、たいてい家具のようなステレオ装置があり、オーディオやコンポなどは無かった。
当初はモノラルだったラジカセも、大学生になる頃には、FMが聴けてステレオになり、スピーカーが大きくなり、タイマーなども付くなど、進化を続け筺体も巨大化していった。
アイワのステレオラジカセ「TPR-810」はラジカセの最高峰ともいうべき人気機種で我が愛機であった。
しかしラジカセは便利だったが、カセットテープが山積みになる、テープが絡まりぐちゃぐちゃになる、曲の頭出しや巻き戻しに時間がかかる、テープに表裏があるなど、テープの使い勝手は今ひとつ。
「いつかジュークボックスのように楽に曲を選曲できるようになったらいいな」というのがその頃の夢だった。
やがて、ソニーがウオークマンを発売し、ラジカセで録音したテープを外出先で聴くといった新しい音楽スタイルが生まれた。その流れがiPodにつながっている。
そして、iPodからPC音楽が注目されるようになってきた。PC音楽は、若い頃夢見たジュークボックスそのものだ。テープも無く絡まず巻き戻しも必要ない。今や、PC音楽こそが私の音楽スタイルだ。
今年はPCオーディオ元年なのだそうだ。私のPC音楽歴は、かれこれ10年近くになるが、これを機に私もPC音楽に関するブログを始めてみようと思った。
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