いまさらなのだが、キング・クリムゾンのDVDーAが昨年発売されていた。40周年記念なのだという。えっもう40年?と思うが、1969年にデビューだから間違いなく昨年で40周年だ。
ギタリストのロバート・フィリップを中心に結成され、以後、メンバーチェンジと解散・再結成を繰り替えした。あのEL&Pのグレック・レイクもセカンドアルバムまで在籍していた。デビュー作は、いわずと知れた『クリムゾン・キングの宮殿』だ。プログレッシブ・ロックのカリスマ的アルバムで、ビートルズのアビーロードをヒットチャート1位から引きずり下ろしたと言われたほど当時絶賛された。
なにせ、クリムゾンは凄まじい。部屋で少しボリュームを上げるだけで、近所から苦情だ来ることは確実だ。これまでのロックがぶっ飛んだ。短い特徴のあるリフをギターで繰り返し、ソロのアドリブを繰り出す、レッドツェッペリンやディープパープルなどのいわゆるハードロックとは一線を画すものすごさだった。
そして、今は、DVD-Aだ。かつての2chのCDでは、各パートの空間を飛び交う音がミックスされてごちゃごちゃになりノイジーなところが、またよかったのかもしれないが、やはり、こうして5.1chを聴いてみると、それぞれの音がしっかりと分離されて空間を飛びノイジーではないのだ。
恐らく、クリムゾンが出したい音がしっかりと届いている感じだ。マルチチャンネルには合わないものも多いが、クリムゾンは正に水を得た魚のごとくマルチチャンネルにぴったりだ。クリムゾンこそマルチチャンネルで聴くべき音楽だ。
こうなったらレッドも買ってみよう。イエスやEL&Pはどうだろう。「展覧会の絵」や「こわれもの」をDVD-Aで聴けたらさぞかし凄いだろうに。と思って調べたら、「展覧会の絵」はDVD-Vedeoで、イエスも「こわれもの」が唯一DVD-A化されていた。
いずれにしても、どれも40年近く前の音源で、よほど保存状態が良くないと聴くに耐えないかもしれないが、このクリムゾンの音源はよほど保存状態が良かったのか素晴らしい。
これを聴けば、マルチチャンネルが恋しくなるのは必至だ。
前置きばかりになったが、次に、FireFaceUCで、5.1chを4chで聴く。
asayojiさんはまた懐かしいものを聴かれますねぇ。
返信削除私とほぼ同年代でしょうか。
私が大学に入ったのが1971年で、当時は結構ロックが熱い時代でピンクフロイドやらEL&PやらオシビサやらYESやらもちろんツェッペリンやらキングクリムゾンやら、プログレッシブロックを中心に夢中になって聴いていました。今もLPレコードは持っていてたまに聴いたりしています。
大学3回生(関西では3年生のことをこう言います)のころからはジャズ喫茶にはまってしまってロックはあまり聴かなくなったので、その後出てきたクイーンなどはほとんど聴いていません。
どういうわけかバロック音楽は大学に入ってからずっと好きでバッハ・ヘンデルを中心に聴いており、今に至っています。で、今はもう少し時代をさかのぼって中世ルネッサンスの音楽も聴いています。
innkeeper さんは私より6年ほど先輩ですね。ブリティッシュ・ハードロックは中学、高校の頃が全盛でした。クイーンもよく聴きました。国内ではフォークソングですね。私も大学時代は、ジャズですね。吉祥寺の近くに住んでいたので、ファンキーやアウトバックにはよく行きました。
返信削除バロックは音楽の原点というか心が洗われる感じがします。