PCオーディオは、なかなか厄介です。PCのハードウエア、USBやLANアダプター、LinuxやWindowsのOS、再生ソフトウエア、スイッチ、ケーブル、様々な要素が絡み合い混迷を呈しています。
皆さんそれぞれ相当のご苦労を積み重ね、お金も時間も掛かる割には結果が見えないジレンマを抱えておられる方も多いのではないかと思います。
目的は一つ。ノイズのない澄み切った誇張のないバランスのとれた自然で空間感もある実在性のある解像度が高く滑らかな音。あれ、1つじゃあなかったですね。
今日は、当方での「PCオーディオを最高の音にする」方法をご紹介しようと思います。
(前提)
PCオーディオの命は楽曲です。すでにうちでは10TBに到達しようとしています。内蔵ディスクを使う手もありますが、PCの構成が大きくなり負荷が増し電気を喰います。PCの負荷を軽減し、膨大な楽曲を管理するにはやはり独立したNASは必須です。ここではNASを使ったPCオーディオを前提として話を進めていきます。
1.高音質化の肝
以下の2点です。簡単です。たったこれだけで驚くほど高音質化します。
① NASをPCとIPV6で直結する
方法は「HQPlayerを最高の音にする(4)」の「3 HQplayer-PCのネットワークドライブの設定」を参考にしてください。
② LANケーブルを「CAT6A」から「ゴア線」に替える。
2.接続形態による音の違いの変化
① NASとPCをCAT6Aケーブルで直結する。
音がキツク雑音があることが良く分かります。ゴア線LANケーブルを使わないといつもの音かもしれませんが、ゴア線LANケーブルを使うと明らかにCAT6Aの雑音を感じてしまいます。
② NASとPCをスイッチを介してゴア線LANケーブルで接続する。
キツサガ無くなり雑音も消えます。しかし、まだどこか気になります。これもゴア線LANケーブル直結を知らなければいつもの音かもしれません。
気になるのはスイッチの雑音です。日本テレガートナーの高級スイッチを使えば解決するかもしれませんが、そもそも直結でOKなので、NASとPCの接続にはスイッチは不要かと思います。
③ NASとPCをゴア線LANケーブルで直結する。
キツサも雑音も全くなく、気になる感じも皆無で気持ちよく音楽を聴くことができます。解像度が増し焦点が一段あった感じです。空間感をより一層感じます。空間感が出ると音が薄まることがありますが、しっかりと厚みのある本物の音です。なにより音が滑らかです。ゴア線LANケーブルを使うと確実に高音質になります。
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