オーディオラックの上段にあるのは、ASUSのスティックPCだ。横にあるAnkerのモバイルバッテリー5V3Aで駆動している。Windws10がさくさく動くPCがまさかモバイルバッテリーで動くとは!
その下の段は、AsoyajiDAC(デュカロン版)だ。取り合えずの処理で、基板等への入力電源を商用電源から全て切り離し同じAnkerの5V3Aバッテリー3台に繋いでいる。
DDC800mA+DAC700mA+デュカロン2台120mA+デュカロンヒーター2台1480mA=合計3100mAなので容量的には2台で十分だが、持続時間のことも考慮し3台に分散した。
これまた衝撃的な音だ。とにかくSNが高く静かだ。その静かさの中からデュカロンが音の粒を一つ一つ浮かび上がらせてくる。空間が前後に広がる。音の迫力が増す。特に低域の沈み込みなどは息をのむ。そして音の響きが心地よい。どの楽曲にも音楽性が蘇り聴くのが楽しい。安価で手軽なモバイルバッテリーを繋ぐだけでこれほどの効果があるとは思いもしなかった。
モバイルバッテリーの容量も今や10000mAや20000mAが当たり前で、うちのDACでは3つ使って2日は楽に持つ。
安いので充電済みの予備を3つほど用意しておけば、バッテリが-切れたときに交換するだけでOKだ。充電時間も4時間ほどと短い。
これほどお手軽だとフロー充電も不要かもしれない。とにかく音が素晴らしいのに安くてお手軽だ。
お手軽なようでお手軽ではなかったバッテリー駆動だが、今回の実験で、モバイルバッテリーが十分に実用に耐えることを確信した。
質問です、バッテリーの場合の電源インピーダンスはどの様に処理されるのでしょうか?
返信削除是非ご教授願います。
私はバッテリーではどうにもできないので、商用電源からいかに高音質再生するかの可能性の研究しております。しかしバッテリーではどうにもできないのです。よろしくお願いいたします。
こんばんは。asoyajiオーディオ設立、おめでとうございます。
返信削除DACのバッテリー駆動、興味津々です。いつか、USB専用、バッテリー駆動に改造したいと思っていました。その時は、是非相談させて下さい。キットのアンプ程度なら組み立て経験あるので、自分でも出来るかもです。
バッテリー駆動がそのシステムに合うかどうかはシステムのレスポンスに依存するところに大きいと思います。ファイト電源は究極的にはケミコンレス、無帰還電源でその真価が発揮されますので、いつかはそのような電源をご検討ください。レスポンスが高いシステムですと新しい世界が広がると思います。
返信削除モバイルバッテリーはどのようなものをお使いですか?一般的に内部のセルはリチウムポリマーの場合3.7Vか3.6Vのセルが並列で格納されていると思います。5Vを供給でしたら昇圧回路がはいっていますが、どのような昇圧回路なのでしょうね。それを含めた電源供給での音質の評価ということですね。
返信削除寺本さん、たくぼんさん
返信削除電源インピーダンスはICの電圧変動にどう対応するかという問題ですね。デカップリングコンデンサを使って電源回路のインピーダンスを下げるのが最大の対策ですが、当然に、電源回路自身が安定していることが重要です。その点でもファインメット電源の安定性は群を抜いています。ファインメット電源を極めておられるたくぼんさんのご指摘もごもっともです。私も今後もファインメット電源の研究を続け進化させていきたいと思います。これからもどうかご支援くださいますようお願いいたします。
モバイルバッテリーは、Ankerのものです。リチウムイオン電池は、3.7Vで電池型の18650もしくは板状のリチウムポリマーで。これをそのまま使うと5Vへの昇圧回路が必要です。ただし、2個をシリーズで繋ぎ7.4Vを5Vに降圧するケースもあるようです。このメーカーは詳細を公表していないので実際はよくわかりません。通常最も簡単な昇圧回路はスイッチングレギュレーターを使ったものでしょう。当然にノイズが乗る可能性はあるでしょう。降圧ならリニアレギュレーターが使えます。できれば降圧型がいですね。そのあたりメーカーはあまり公表してないようです。
返信削除いたちょうさん
返信削除ありがとうございます。近いうちにまた聴きに来てくださいね。ちょっとびっくりするほどの音になっていますので。
モバイルバッテリーによる音質向上は大変興味深い気がします。
返信削除リニア電源でLT3042超ローノイズのレギュレーターを使うと音質がよくなるという報告があります。バッテリーのローノイズ性が効果があるのでしょうか。
DACの電源の追求はあまり報告がなく、メーカー製でも普通の三端子レギュレーターを使っているというのが現状だと思います。さらなる音質向上のチャレンジを期待しています。