先日のベルウッドさんの指摘で、ツイーターを逆相で接続すると、どこか違和感のあった高域と中域のつながりがドンピシャに合い、違和感の待ったくない非常に美しい音になった。スピーカーケーブルを元々+-逆に繋いでいたわけでもなく不思議に思う。
下の写真で赤い収縮チューブが+、黒いのがーだ。+側のケーブルには文字が書いてあり、-側のケーブルには灰色の筋が入っている。普通こうした色の筋の入ったケーブルがー側ではないだろうか。これが正しければ、間違いなく逆相接続で音のつながりがピッタリと合ったことになる。
逆相接続で高域と中域のつながりが自然となり非常に気持ちの良い音になったので、もしやと思い、再度、諦めていたタンノイを繋いでみた。
おお、あの違和感が消えた。元々予想していた中域がより余裕のある音になり、やはり8cmより断然気持ちが良い。
というわけで、元のフルレンジが復活したばかりだというのに、僅か3日でタンノイに戻ってしまった。
追記
その後、友人からこのアルパインのツイーターの取説があり、音を聴いて通常接続と逆相接続を切り替えて使うように書いてあるとのこと。確認すると確かにそう書いてある。ということで、当初から逆相接続は推奨されていたということでした。
こんにちは。
返信削除位相の管理って、案外難しいんですよね。クロスオーバーのスロープ設定にも基本的に依存しますし、そもそもユニット自体の極性が反転しているケースもありますので。
当方は、
1.まずタイムアライメントを物理的位置あるいはディレイ設定で合わせる。
2.クロスオーバーのスロープ特性に応じて、-12dB/octなら逆相、-24dB/octなら正相を最初は基本にする。
3.タイムアライメント、位相、周波数レスポンスを測定しながら、微調整する。
という感じです。
位相がおかしいと何だかな~という違和感があるものですし、周波数レスポンスにも大きく影響しますので、念の為最終的には測定しておいた方が確かかもしれませんね。
ゴンザエモンサン
削除このあたりは手探りの試行錯誤ですね。うちのネットワークはフルレンジを基本とし、これに高域と低域をマルチアンプで足す、といった使い方をしています。
PCのOSの違いで高域が強かったり中域が強かったり違いがありますし、スピーカーを変えればまら一からやり直しです。真空管プリアンプの出力段のアッテネーター抵抗を外し、トランスに交換すると特性も大きく変化しました。これをこの1カ月で一気にやったので調整に相当手間取っています。
タイムアライメンは、カーオーディオでよく使うやつですね。うちでも、左右スピーカー全体の距離・角度は完全に同距離・同角度で、また、各スピーカーユニットのユニットの位置も前後させて最も音が乗った場所に決めています。これが少しでも違うと、弦楽器の高域が小さくなったりするので重要です。
位相は、単に、+-の逆相だけでなく、コンデンサの特性が悪く位相がずれるという人もいます。(電流の位相が電圧のそれより90度進むのずれのことではありません)。
耳で違和感を感じるのは、位相のずれなのか、ユニットの周波数特性なのか、はたまたカットオフの位置が悪いのか、試行錯誤しかありません。特に困るのは、周波数特性が低域から高域までフラットであったとしても音がいいわけではないことです。凸凹の方が良く聴こえたり、人それぞれの耳の感性の違いもあるので、なかなか、厄介ですね。