2017年6月30日金曜日

デュカロン切り替え回路

デュカロンは、Stanby機能のないバイポーラ出力が標準だ。NDKさんによれば、Stanbyを付けるとCMOS出力となり精度が落ちるのだという。

もちろん、我が家のデュカロンもバイポーラ出力でStanbyがないので、XMOSのS1,S2信号を受けてデュカロンの45MHzと49MHzを切り替える回路を自作している。

切り替えに使うICはスリーステートバッファで、これまで、74VHC125を使っていたが、今回、より高速な74LVC125(上写真左)に交換してみた。これまでより、より静かに、より滑らかになった感じだ。

また、DAI基板には外部クロック24.576MHz(固定)を入れられるので、デュカロン49.152MHzをD-Type Flip-Flop74LCX74(上写真右)で1/2分周して入れた。やや粗さのあったCDPが驚くほど良い音になった。これは効く。

最近、デュカロンの音が本当に良いと感じる。ファインメットトランスとデュカロンは一生の宝物として大切に使っていきたい。


19 件のコメント:

  1. 切り替えSW用ICもつまるところCMOSプロセスで作られている?と思うので
    例えばPCM入力が2つ付いたセレクター基板を通して45MHzと49MHz入力を分けて
    入れる様ににしてお気楽さんの基板の様に周波数カウンターが付いていれば
    その信号を元に切り替え信号を制御すればデュカロンからのクロックをダイレクトに
    DDCへ入力出来そうな気がします。(間違ってないかな(^_^;)
    デメリットは切り替えが一部手動になることDDCが一個じゃ足りない。
    セレクターが入るための音質劣化があると思いますが、
    そこは天秤をかけて音が良ければ良い様に思います(お金かかりすぎですが(^_^;)
    ぶっちゃけ
    ダイレクト入力と切り替えSW回路通過での音の差はあるのでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. 一番は、切り替えスイッチ無しで、デュカロン2個を周波数に応じて手動で取り換えながら使うことです。機械式スイッチで切り替えてもいいかもしれません。友人からリレーを使う方法を勧められています。

      削除
  2. 74LVC125AもCMOSデバイスなので、機械接点の高周波リレーを使って切り替えるのはどうでしょうか?
    例えば、OmronのG6KU-2F-RF DC4.5 (これは、切替時にのみ駆動電流が流れるLatchingタイプです。他の電圧のものもあります。表面実装タイプ)
    http://www.mouser.jp/ProductDetail/Omron-Electronics/G6KU-2F-RF-DC45/?qs=sGAEpiMZZMt%2fATQILEa77at8RoM0K5HZ4Go4WieYhME%3d
    駆動回路例は、http://www.omron.co.jp/ecb/products/pdf/relay_cyuui.pdf の16頁。
     Non-latchingタイプでも良ければ、DIPソケットに刺さるG6K-2P-RF DC4.5というのもあります。
    http://www.mouser.jp/ProductDetail/Omron-Electronics/G6K-2P-RF-DC45/?qs=sGAEpiMZZMt%2fATQILEa77Y22zF%252bNS6WZlDibI4vzF9E%3d

    返信削除
    返信
    1. bunpeiさんから紹介していただいた話元の方ですね。
      やはりCMOSICを使わず、機械式リレーがいいのでしょうね。
      さっそく検討してみたいと思います。

      削除
    2. G6KU-2F-RF DC5
      コイルの定格電圧は5Vでもいいですよね。

      削除
    3. S1,S2信号(どちらか一方でもOKですかね)を入力してラッチ式でコイルを切り替えてやれば簡単ですね。でもラッチ式は表面実装タイプしかないんですね。

      削除
  3. 表面実装のものでも寸法さえ合えば、表面実装→DIP変換基板を使えばDIPソケットに挿せると思います。
    S1,S2信号については知らないのですが、Omronの回路を使うとすれば、回路定数をうまく選べば片方でよさそうですね。ただしどちらかの周波数で信号が流れっぱなしになるのと、切替電流をしっかり流すためにバッファーを入れた方がよさそうですね。
    コイルの定格電圧は、Diによる電圧降下分を考えて4.5Vにしましたが、それで良いのか実際に試していないので分かりません。

    返信削除
    返信
    1. 表面実装→DIP変換基板を探してみます。S1,S2信号はXMOSから出てくるNDKのNZ2520SDのStanby信号です。
      データシートでは、NDKのNZ2520SDのStanby信号は0.7V以上となっていますが、実際に何Vかわかりませんが、これではコイルは作動しないですね。やはりOmronの回路を使わないとダメなようです。回路定数が分からないのでもう少し勉強してみます。

      削除
    2. データシートをよく見ると2.54ではなくて2.2mmピッチでした。カッコ悪いですが、「秋月の連結ソケット(両端オスピン・表面実装用)16P」 akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03635/ の足を曲げて何とか乗らないでしょうか?
      回路定数については、ググると製作例がありますね。 eu11.stripper.jp/pulcino/blog/archives/000032.html
      Omronの回路を使わないで、秋月で売っている「フルブリッジドライバ 7V BD6211F-E2」 akizukidenshi.com/catalog/g/gI-05087/ のスタンバイモード,正転モード,逆転モードを利用してもできそうですね。S1,S2信号の後にそれぞれ単安定か555をつないで10ms強幅のパルスを作り、FIN, RINを駆動するとか。

      削除
    3. 秋月の連結ソケット使えそうですね。
      回路についてお調べいただきありがとうございます。もう少し勉強してみます。また、パルスのラッチでなくても、単純に電圧を掛けるだけ方式についてももう少し調べてみます。いろいろありがとうございます。

      削除
    4. バッテリーで動作させるのでなければ、Non-latchingタイプでOKですね。
      G6K-2P-RF型で、どちらかの周波数で常に20数mA流れるので、S1 or S2信号の後にバッファを入れる必要があります。ピッチ変換も不要になります。

      削除
    5. その方が簡単そうですね。DIPソケット版が使えるし。S1,S2信号をバッファを通してコイルの両端に入れればいいですね。

      削除
    6. G6Kシリーズは、半導体計測基板でも使っていてお奨めです。

      フラパケのリレーを変換基板介してDIP化するのは本末転倒です。
      基板パターンに直結させて、信号経路の電気的特性向上を狙う為のフラパケですから。

      DIPソケットは、値段が張りますけどMAC8製PD-70とかで埋込にして、リレー下面にGND銅箔貼る が最適です。

      PS.
      USBメモリ借りっぱなしで申し訳ありません。
      例のプレーヤは、長納期なフラットケーブル部品が7月半ばに入荷したらリリースです。
      1号機はAsoyaji様にお送りしますのでお楽しみにお待ちください。

      削除
    7. 半導体計測屋さん
      MAC8 DP-70を、リレーのPIN間隔でユニバーサル基板に埋め込み、表面実装用リレーのPINを下に伸ばしてMAC8 DP-70に差すということですか?

      例のプレーヤーどうなったか楽しみですね。到着をお待ちしております!

      削除
    8. 半導体計測屋さん
      おっしゃる通りで、本来ならば表面実装にしてプリント基板上にマイクロストリップラインを形成したいところです。iModelaなどを持っていれば、自分で削るんですが。

      削除
    9. サンハヤトの変換基板SSP-122がありましたので、G6KU-2F-RF DC4.5 (Latchingタイプで、アースタブは長手方向に出ています)を載せてみたところ、微妙ですが載りました。信号ラインとアースタブが干渉しないように、少し斜めに取り付けた方がよさそうです。
      裏の1.27mmピッチにつながっている配線パタンをすべてカットし、銅箔テープを裏面の電極以外の全面に貼り付けて、パタンを半田付けですべて接続すれば、この基板はFR-4, 厚さ1 mm,2.54mmピッチ側のパタンの幅が1.5 mmなので、特性インピーダンスは約56Ωになります。信号は付け根から極細同軸で引き出す予定です。パタンの残った部分はカットかな。

      削除
    10. 入手性とか価格とか納期とか問題無ければ、フラパケ品ではなく、DIP品を選んだ方が良いです。で、只のDIPソケット使うのではなく、PD-70の埋込ソケットでユニバーサル基板に搭載。

      フラパケ品を選ぶことになったなら、変換基板その物で、切り替え器基板として仕上げてしまう。
      その方が電気的特性的に有利だし、そもそも長寿命なので、交換は何年も先の話になるだろうから「簡単に交換」を考えずに造っちゃう。

      こんな考え方でいいと思います。

      ラッチ式かノンラッチ式かは、電気的特性的には常時電流を流す必要が無い、ラッチ式の方が有利な気がしますが、、制御信号はめんどくさくて悩みどころですね。
      まぁ、全てはDUCALONの性能を引き出す為と。

      削除
  4. S1かS2のどちらか1つの信号だけをバッファ(信号電流を増幅して20数mA流すため、オープン・コレクタのTrスイッチで可,コイルの片側はコレクタ、反対側を電源に接続します。但し、コイルと並列に逆方向に逆起電圧吸収用のダイオードを入れる必要があります)に通します。リレーの接点は、電流を流さない時片側,流した時反対側に切り替わるスイッチとして働きます。
    Latchig型のリレーには永久磁石が入っていて、コイルに電流を流すと接点の支持部品がそれにくっついて保持し、接点を逆方向に切替えるためにはコイルに反対向きに電流を流して引離すイメージです。それで、電流は一瞬だけ流せばよいのです。
    これに反し、Non-latching型リレーには永久磁石は無く、コイルに電流を流している間だけ電磁石で接点の支持部品を引っ張って接点を切替えるので、電流を流し続ける必要があるのです。

    返信削除
    返信
    1. Latchig型のリレーのコイルは永久磁石で、接点の支持部品を一瞬電流を流して逆転させてやるということですね。よくわかりました。
      S1orS2信号をTr入れて、コイルの片側をコレクタに、反対側を電源に、コイルと並列に逆方向のダイオードを入れるということですね。コイルは一定以上の電圧をかけるのではなく20数mAを流すことで動作するのですね。こちらもよくわかりました。
      詳しい説明ありがとうございます。やってみたい思います。

      削除