待望の特注ESS9038PROの4ch差動合成ライントランス(TLT10410ssWJ)が届いた。
9038DACチップ出力は8chの差動出力であるが、基板内で2chを1chに結線合成し4ch差動となっている。
ライントランスの一次側は、4ch差動出力を受けられるように、3×4=12入力端子が出ている。端子3つで一組(両端と中点)だ。
通常のライントランスと並べた写真が下だ。右が通常のライントランス。
早速、交換。
音だし。
化けた?!
うーん。音が良くなったというより、深みと空間感が恐ろしく向上している。ダイアナクラールの歌う口元がわかるくらいの定位感で圧倒的な実在感だ。深みがあって豊かで非常に心地よい。耳に聴き疲れが感が全くない。AK4497のソリッドで明るく力強い音とは傾向が違って面白い。個人的にはAK4497が好きだが、これは気持ちよくて聴いているうちに眠ってしまう。
やはり9038PROの本来の差動8チェンネル出力をそれぞれトランスで差動合成することで、9038の本来の音を余すことなく聴くことができているのだと思う。
9038をお使いの方は是非ともこのトランスで差動合成されることをお勧めする。
*これにデュカロンのクロックを入れればAK4497+デュカロンと双璧の史上最強のDACになることであろう。
このライントランスを繋ぐ際は、OPアンプ使わないで、DAC出力端子に直結って事でしょうか?
返信削除そのとおりです。
削除2次側の負荷抵抗はどうしておられるのでしょうか(次段の入力抵抗に依るでしょうが)?
返信削除TLT1010の場合は2.1 kΩ前後を使っている例を見ますが。
全く必要ありません。通常トランスは、インピーダンス調整や出力電圧・電流の調整等の為、抵抗やコンデンサをシリーズで付けたりパラったりしないと音が歪んだりノイズが出るケースがほとんどです。しかし、さみず音響のファインメットライントランス1010は、このままで歪もノイズもない素晴らしい音が出てきます。もちろん周波数特性もフラットです。これほど見事に何も要らないトランスを私は他に知りません。トランスの調整で散々苦労してきた私にとってこのトランスはありがたい神トランスです。
削除テストの結果ですと、OPアンプ<トランジスタIV<真空管IV<トランスIVの順になります。
返信削除ただオペアンプやトランスは9038に対応できるものが見当たりません、そこで9038専用にファインメットIVトランスを開発いたしました、ただしいきなりではなく今までの積み重ねがあってのことなんです、不安でも興味のある方には試聴貸し出しもいたします。今製作してますのでお時間くださいね。
いいモノ造りましたねぇ。
削除電源ノイズとか、ゼロクロス歪とか、抵抗の熱ノイズとか、全くもって無縁ですものね。
ファインメットは磁気飽和レベルが高いから、サチって歪むことないし、いいことだらけですね。
コンデンサ使わずに、バランスでもアンバラでも出せるし。
ありがとうございます、
削除目標が定まってますから、あとは使う方の好みで如何なようにも、9038の120mAがネックとのことで皆さまIV変換に困られてる様で、こちらは140mAまでの対応、問題なしで、究極のIV変換ではないでしょうか。ESSも困ったちゃん作ってくれますね。
実はこちら他にも使い回しができます、基本はライントランスなのであとは工夫だけです。
これもエージングが必須、またまた化けます。現状でも傾向はよく見えます。
欠点はちょっと高価ですからね、オリエントコアの1−15倍、パーマロイの約5倍、アモルファスの約3倍・・・仕方ないですね。
次は8入力で! レジスターの操作で単出力から8パラ出力までの音質の比較をしてみると面白いかもです。
返信削除基板上で片側8パラが4パラに合成され4ch差動出力となっているので残念です。
削除次回、やなさんが対応してくれるといいのですが。