一般的にはオペアンプの差動合成回路でIV変換も兼ねて合成するが、ここではもちろんトランスを使う。
下写真は、ファインメットワールドのTLT-0615SSだ。
これまでの結線は以下のとおり。これまでは、DAC出力時にパラで束ねてトランスで差動合成していた。トランスの中点は1次側も2次側も結線しそれぞれ1巻き線として使っていた。
しかし、今回の結線では(下図)、差動をそのままトランスに入力する。トランスの1次側は巻線を二つに分けて繋ぐ。2次側は中点を接続し1巻きとして使う。
今回の結線では、明きらかに滲みのないくっきりとした音となり解像度も上がった。従来も滲みはないと思っていたが、はっきりと分かるほどの変化があった。これには驚いた。
この方法はFN1242Aに限らず、差動出力のDACなら何でも使える。電流出力型のDACであっても、IV変換も同時にやってくれるので、オペアンプの回路も電源も不要。これほどお手軽なのに
音質は最高なのであるから、ファインメット・ライン・トランスを使わない手はないだろう。
なお、写真のDACとトランスを結ぶ茶色の線(ゴア線)は、通常のケーブルと交換するだけで、バランスがよくなりすっきりとした音になる。解像度も上がり非常にありがたい。不思議だが本当に効果がある。
市販してないが、ファインメットワールドでトランスを買うとこの線も分けて貰える。
パラを重ねるときも、トランスで磁気合成した方が音がぶれませんね。
返信削除トランスでやると違いがはっきりわかりますね!
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