あまりにいい音なのでS氏と一緒にWATZの真空管プリアンプをそっくり作り変えた。カップリングコンは、OKAYAのメタライズド・ポリプロピレン・フィルムコンHCP0.47μFを使った。
完成後、ヒーター電源が真空管なしだと6.3Vでるのだが、真空管を装着すると電圧降下し2V程にしかならないトラブルが発生。どうやっても6.3Vにならず、S氏に修理依頼したところ、トランスの6.3V出力が、電流不足で電圧が出ていないようだとのことで、ヒーター電源を別トランスにしたところ、問題なく6.3Vが出力された。やはりトランスの問題だったようだ。
電源トランスは東栄さんのP-35だが、S氏のもWATZのも問題なく電圧がでているので、個体の問題だろうか。いずれにしてもトランスで問題が起きたのは始めてのことで思いもよらぬことだった。
さて、いろいろあったがなんとか音出し。
おおお、低域が驚くほど出てくる。これは凄い。カップリングコンをWATZでは0.1μFだったのを0.47μFに増やした効果かもしれない。デジタル部をいくらやってもこれほどの低音を出すことはできなかった。やはり音作りに真空管プリは必要なのだった。
FULL MUSICの真空管と相性はばっちりだ。
12AU7は1本で0.3Aの電流が必要で2本なら0.6Aとなりますがトランスの電流容量は0.6以上だったのでしょうか?カップリングコンデンサーの容量変更は回路にフィードバックがかかっている場合はやらない方が安全です。時定数が変わって発信する場合があります。
返信削除匿名さん
削除トランスは東栄P-35なので6.3Vで2Aあります。トランスを変えて問題が解決されたので、やはりトランスに問題があったように思われます。
カップリングコンはフィードバックは掛けていませんが今度の参考にさせていただきます。
気に掛けていただき感謝します。ありがとうございます。