2018年10月1日月曜日

モバイルバッテリーと電源ケーブル

先日、ようやくケースの発注をしました。会社を立ち上げてから9か月近くも掛かったことになります。長かった! 到着は10月末当たりで、そこからシルク印刷の後、組み立てに入り発売は11月中旬過ぎになるかと思います。

3月にMJのオーディオフェスティバルに参加し、5月に青山で試聴会を開催し、直ぐに販売できると思っていたのですが、いろいろ問題がおこるものです。初めてのことで止むを得ないことばかり。こればかりは自分がどんなに焦ってもどうにもならないことで、現状を受け止めやっていくしかありません。

閑話休題

その間、バッテリー駆動に関する発見がいくつかありました。

USB電源ケーブル
まずは、バッテリーとDACを繋ぐ電源ケーブルです。最初はスマホ用の充電用ケーブルを代用していましたが、これではだめだということがわかりました。オーディオグレードのバッテリー用電源ケーブルなどどこにもないので止む無く自作したのですが、線材によって大きく音が変わることがわかりました。

取り合えず手元にあった、テフロン線(撚り線、銀メッキ、MIL規格)、オヤイデ102SSC、VFF等では、全体に何か覆いかぶさるような感じがします。そこで手持ちのOFHC(単線、銀メッキ、MIL規格)を使ってみると、あらゆる付帯音が取り払われて必要な音だけが出てきます。

まさか、こんなに変わるとは思いませんでした。バッテリー駆動であっても電源ケーブルは重要なようです。これはDACだけでなく、バッテリー駆動のPC、ルーター、HUBの電源ケーブルにも当てはまります。

商用電源でも電源ケーブルで音は変わりますが、バッテリーでも電源ケーブルで音が変わるのですね。これまで、オーディオにバッテリーはダメだと思われていた方々も電源ケーブルまでは対応しきれてなかったのではないかと思います。
電源ケーブル(USB typeA-MicroUSB)
USBケーブル
ついでに、電源ケーブルではありませんが、USBケーブルにも絶大なる効果があります。電源ケーブル同様余計な付帯音が消えて必要な音だけがしっかりと現れてきます。逆に、他のUSBケーブルが如何に余計な付帯音が付いているかが良く分かります。
また、長さも関係があって、50cmだと少し硬く、60cmだと硬さがとれてちょうといい感じになります。僅か10cmですが不思議なものです。
USBケーブル
*上記ケーブルは、数名の方に試聴していただきましたが、非常に好評でした。
欲しい方には、電源ケーブル1本6千円、USBケーブル1本1万円(8千円を改定しました)でお作りします。長さは60cm~1mです。( asoyaji@gmaii.com 迄)


バッテリー
そして、もう一つはバッテリーです。これまで主にアンカーのバッテリーを使ってきましたが、最近、日本トラストのバッテリー(MPB-32000,MPB23000)がいいと聞きました。

ところが人気があるのかどこを探しても売り切れです。しかしよく探してみると、このバッテリーはどこかのOEM品(中国製?)で、全く同じ製品が別の会社からも売られています。POWER ADDという会社からも「Pilot Pro2 23000mAh」という名前で販売されていたので購入しました。サンワサプライも同じものを販売しています「700-BTL017BK」。

これまで買ったアンカー等のモバイルバッテリーに比べると大きく(125×185×20mm)、かなりしっかりしています。音も群を抜いて良いと思いました。何より、充電用アダプターを抜き差しても、放電側に途切れることなく供給されるのが非常に使い勝手が良いです。


バッテリ駆動は、バッテリーやバッテリー用電源ケーブルで音が大きく変わります。オーディオ用バッテリーの世界は、まだまだ未知な部分が多く、今後、更に検証、追及が必要かと思われます。



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