家では、DACとパワーアンプの間にプリアンプ(いわゆる電圧増幅アンプ)を使わずに、オートトランス(トランスの巻き線比を変更することでボリュームを変える)を使ったTVCを入れている。
しかし、DAC内にオートトランスを入れてしまえばTVCはなくても済むし、DACをパワーアンプに直結できる。非常にシンプルな構成だ。
まずは、オートトランスの代わりに東京光音のアッテネーターを使ってみた。普段はセレクターに使っている右側の巨大なツマミをアッテネーターにつなぎボリューム・ツマミとした。
音は、TVCとはやや感じが異なる。TVCの方が圧倒的なリアル感がある。東京光音のアッテネーターも悪くはないが、少しTVCには及ばない。抵抗1本しか通していないがなんとなく抵抗の入ったような音になる。
TVCは改めて凄いと感じる。
TVCには前段にファインメットコアのライントランスTLT1595が入っており、巻き線比が2.5倍なので、電圧も2.5倍に増幅される。次段にはファインメットコアのオートトランスが入っており、巻き線比を変えることで音量を変化させている。
電源、抵抗を1本も使わないので、音は鮮烈そのものだ。やはり抵抗1本でも微妙に音の感じが違う。まあ、オーディオは線材や機器を変えると必ず音が変わるので、東京光音のアッテネーターが悪いのではなく、やっぱり自分はTVCの音が好きだったということだ。
東京光音のアッテネーターの代わりにオートトランスを入れようかとも思うが、TLT1595の増幅も捨てがたいし、オートトランスも入れるとなると流石にDAC内部が手狭になる。
やはり、TVCは別筐体で独立させた方が良いようだ。
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