2017年10月8日日曜日

チャンデバ作り直し

いつからだろう。少なくともこの数カ月は、どうにも音がしっくりこない。

位相がずれてる、ノイズが出る、音割れがするといった症状が続く。スピーカーの調整と言うことでいろいろやってきたがどうにも成果が出ない。ツイーターが壊れたのか? 

その間ベルウッドさんやケンリック細井さんの訪問がありいろんな指摘をうけたが改善されない。

結局、ツイーターが逝かれたのだろうと、ツイータもしくは2WAYスピーカーの買い替えを検討したのだが、

最後にと思い、チャンデバを分解し基板の点検をした。すると、入出力端子で接点不良を発見、また、バッファ基板の右チャンネル出力のターミナルブロックの3本のうち1線がゆるゆるな状態であることを発見。

これだ! と前のめりで修理したのだが残念ながらそれでもノイズや音割れがつづく。手持ちの全てのオペアンプをとっかえひっかえしてもだめ、発振するオペアンプもある。

どうもチャンデバが怪しい。ということで、チャンデバを全面的に作り直してみることにした。

うちのマルチは、フルレンジに、高域と低域を軽く乗せているだけなので、現在の12dB/octをより緩やかな6dB/octに変更することにした。

なので回路も非常に単純。結線をしっかりする為に、信号線も電源線もターミナルブロックをやめてXHコネクタを使うことにした。両ウイングを張り出したLH0032が使えるように、上部はオペアンプとカットオフ周波数を変更する為の抵抗のみとして、部品及び配線は全面的に裏面とした。
作製前
新規作成

















新しいチャンデバが完成(まる1日掛かった!)

早速、オペアンプを装着し再生。 一発で音が出た!

ツイーターが綺麗な音で鳴っている。位相のずれもノイズも音割れもない!
おおおおお、これ!これ!これ!この音!やっと元の音が戻ってきた!

結局、ツイーターには何の問題もなかった。やはりチャンデバに問題があったのだ。
以前はいい音でなっていたのだから一体いつからおかしくなったのだろう。
まあ、これでこの数か月悩んできたスピーカに関する問題が全て解決した。

次に、オペアンプが無事かどうか確認した。すると、悲しいことにLH0032が6個中5個がノイズと音割れがする。あー虎の子のLH0032がほぼ全滅とは!チャンデバだけでなくLH0032も壊れていたのだ。

チャンデバの命はオペアンプ。手元にLH0032、MUSE02、OPA627BP他沢山のオペアンプがあるが、LH0032が文句なしに高音質だ。圧倒的なエネルギー感、切れの良さ、スピードこれを聴いたら他は聴けないと思うほどだ。これが逝かれていたとは!絶句。急遽、ebayで10個再調達した。

取り合えず、バッファにMUSE02、ハイパスとローパスにOPA627BPを使った。んんん?
LH0032と遜色のない音がでている。流石、MUSE02とOPA627BPだ。LH0032が来るまでは、しばらくこれでいくことにしよう(もしかしてこのままで行けるかも)。

追記:久しぶりにオペアンプの動向を探ったら、新日本無線から「MUSE03」がでていますね。なんとシングルなのに中に2つのオペアンプが入っているとか。聴いてみたいですね。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。

    私もターミナルブロックでのトラブルを経験しました。
    プリアンプの電源とボリュームの配線をターミナルブロック経由でした。
    あるときボリュームを回しても片チャンネルから音が出ず、シャーシをコンコンしたら
    音が出て・・・・これはどうしたことかと。
    結局、ターミナルブロックのネジゆるみでした。

    このプリアンプは改造の計画がないのですべて はんだ付けにしました。
    またDAC系はまだ改造するかもしれませんのでコネクターにしてあります。

    ターミナルブロックはゆるみやすいので要注意ですね。
    自作サイトで有名なぺるけさんもターミナルブロックは使ってはいけないとのコメント
    がありました。

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    1. ターミナルブロックはかなり強く締めても緩みますね。今回よくわかりました。本当は半田付けがいいのですが、また、基板をひっくり返して改造する可能性もあるので、XHコネクタにしました。今後は気を付けたいと思います。

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