FN1242Aは電圧出力DACなので、本来はトランスなしで、アンプ直結が可能だ。これまでは基板の半田付けと音出し確認がメインだったが、全部の基板の確認ができたので、トランス無しに挑戦してみた。
まずは、FN1242A(デュアル×2)をアッテネーター+アンプと直結。うーん。音が歪んでいる。これはだめだ。そこで、抵抗を交換できるよう基板を作成した。
10KΩの抵抗を入れてみる。ブーン!例のハムノイズが凄い!音は出ているが小さい。これだめ。
飛んで750Ω。ブーン! 依然としてハムノイズが気になる。音量もやや小さい。だめ。
100Ω。ハムノイズがない。音量もまずまず。しかしボリュームを上げるとハムノイズがする。だめ。
33Ω。音量を上げてもハムノイズはない。音量もOk。しかし、音が歪む。こりゃだめ。
ということは、33Ω~100Ωの間で、音が歪まずハムノイズもない抵抗値がありそうだ。
今、手元にはこの間の抵抗がないので試せないので残念だが、60Ω前後だろうか。
少し音が歪み、少しハムノイズもあるそんな状況も考えられる。
まあダメならルンダールを使えばいいのだが。
先日からの試行錯誤で抵抗値とハムノイズと音量と音の歪みの関係が以下のとおり判明した。
* 抵抗値が大きいと、ハムノイズも大きく、音量は小さい、音の歪みもない。
* 抵抗値が小さいと、ハムノイズも小さく、音量は大きくなるが、音の歪みが出てくる
抵抗値 大<------------>小
ハムノイズ 大<------->無
音量 小<------------>大
音の歪み 無<-->大
↑
このあたりが最適な値なのだが!
まあ、こんなのは私が知らないだけで、オーディオ理論の常識なのだろうと思う。
追記2013/9/16
昨日、0Ω~100Ωで10Ω間隔で抵抗を買ってきて試してみたが、いずれの場合でもハムノイズが残り、音が歪んだ。結局、トランスなしではハムノイズと音の歪みの両方を満足する抵抗値はなかった。
この結果を踏まえて、初めてトランスの存在意義を実感した。
トランスは偉い!
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