Direttaは「USBメモリ」で提供されます。PC2はUSBメモリとともにライセンスされたPCとなります。USBメモリを挿してUSBメモリから起動して使用します。PC2へのインストールは一切不要です。このPC2をUSB-DACに繋ぎます。USB-DACは通常USB-DACなら問題なく使えるようです。
もう一つ、PLAYERとしてのPC1が必要で、こちらはDiretta用のASIOドライバーをインストールできれば、これまで親しんできた様々な再生ソフトが使えます。
PC1とPC2をネットワークで接続します。PC1にLANportが1つだと上図1のようになりますが、LANportが2つあれば、上図2のようにネットワークを完全に分けることができて理想的です。1つをPC2と直結し、もう一つを従来のLANに接続します。無線ルーターやNASを繋げばより使いやすくできます。PC1とPC2の間はDirettaで伝送されます。
オリオスペックでは、PC1にJRMCを、タブレットでJREMOTEを使い再生をコントロールしています。
オリオスペックモデルでは、USBメモリでDirettaが提供されていますが、最終的には、Diretta基板がDACの中に入り、DACが直接ネットワークで接続されDirettaデータ伝送されるのが最終目標かと思います。
いずれにしてもオリオスペックさんの話では、Direttaはネットワークが非常に安定しており安心して使えるとのことでした。
Direttaについて
(資料を読んでの私の理解は以下の通りです。間違いがあるかもしれません。)
「電源に含まれる高周波ノイズはLPFで取り除くことができるが、低周波ノイズは取り除くことができない。しかし、データを短い期間で搬送し平均化することでこの低周波ノイズを抑制することができる。このデータ伝送技術がDirettaである。」
うーん。低周波ノイズですか。これまで聴いたことがありませんでした。オーディオの世界ではノイズと言えば高周波ノイズです。しかし、実は低周波ノイズも発生していて、それを伝送方式で抑制できる技術がDirettaということなのですね。
一般的に、低周波ノイズはAC商用電源に含まれているもので、低周波用のEMC対策技術も進んできており、低周波用フェライトコアや低周波除去シートなどいろいろ対策品もあるようですし、電源にバッテリーを使えばこの問題は発生しないのではないかとも推測します。
しかし、電源対策とは別に、伝送方式でこれを抑制できるという考えはこれまでになかったもので非常に面白いです。単に、低周波抑制に留まらず、オーディオデータのネットワーク伝送の様々な問題点を解決してくれる可能性も期待できます。
これをモジュール化してDACに内蔵すれば、DACがネットワーク対応になりUSB伝送も不要になります。
今後、ネットワーク技術はオーディオの中でも大きな比重を占めることは確実で、Direttaは、新しいネットワーク技術の中心になるかもしれません。今後も、Direttaの動きに注目していきたいと思います。
オリオスペックのDiretta targetPC導入しました。店頭で試聴したところ、安価なDACでしたが、いい音が出ていて即決でした。
返信削除DACはLinux対応が必要だそうで、私の手持ちDACのうち、USB接続で再生できるものと再生できないものがありました。
MUTEC MC3+USBでDDC機能を使ってみたところ、音が出たので、よかったです。
私は送り出し側をJPLAYにしましたが、音に余裕感が生まれたように感じます。
JPLAYでは威力を発揮しないとフォーラムに書いてあったと思います。
返信削除yoさんのお蔭で確認できませんが。
Direttaの真の狙いは、DACをネットワークすることです。現在の形はその前段階のものです。DACのモジュールが開発されてこそDirettaの効果が分かります。
返信削除asoyajiさんはDirettaのライセンス契約を締結済みでしょうか。そうでは無い場合、他社が開発したものにコメントするべきではないと思います。真の狙いは開発者しかわからないですよね。
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