今、ネットワークオーディオで最も話題になっているのがルーン。なにせ楽曲に関する情報がインターネット経由でどんどん表示されるところが画期的で便利だと評判です。
1.ルーンのネットワーク構成
ケース1
・スマホ:ルーン・リモート(コントロール)
・PC1:ルーン(コア)楽曲を管理したりインターネットに繋がったりとルーンの中心
・PC2:ルーン・ブリッジ(アウトプット)出力だけなので非力なPCやラズパイでOK
ケース2
・スマホ:ルーン・リモート(コントロール)
・PC:ルーン(コア、アウトプット)コアと出力、PCは1台でOK
ケース3
スマホ:ルーン・リモート(コントロール)
NAS:ルーン・サーバー(コア、アウトプット)コアと出力、PCは不要
超簡単なルーンネットワークの構築
ルーンは、他のネットワークオーディオと比べて、専門的な知識がなくても、複雑な設定をしなくても、インストールするだけで本格的なネットワークオーディオが簡単に構築できてしまう超簡単ネットワークオーディオです。
ルーンサーバー対応NASを使えば超簡単
ケース2が最も基本的な構成で、ケース3は、PCをルーン・サーバー対応のNASに代えたものです。こうするとPC無しでネットワークオーディオが構築できます。これは驚きで、ネットワークやPCの知識が十分でない人には画期的なアプローチになります。
ただし、ルーンサーバー対応のNASはcoreiCPUを使うなどPC並みの高スペックが必要で、私のQNAPTS-231PのようなARMではインストールすらできません。
fidataをお持ちなら是非ともこの方法をお勧めします。
2.実際の構築(ケース2の場合)
(1)ルーンのインストール
まずは、PCに、ルーンをインストールします。試用版で試すのにもクレジットカードの登録をしないと先に進まないので注意が必要です。PCのスペックは最低でもcorei3はほどは必要かもしれません。図のように機器を接続します。
「既存のコアPCを探して使う」か、「このPCをコアPCにする」かを聞いてくるので、「このPC」を選びます。
ここでNASのIPアドレスと共有フォルダー名を入力します。QnapであればQfinderで簡単に調べられます。
「ネットワーク共有を追加する」で以下のように入力します。ユーザー名、パスワードは、必要なら入力します。ゲストのアクセス権を拒否にしていなければユーザ名、パスワードは不要と思います。
(2)OUTPUTの選択
実際に再生する際に、ゾーンの中から再生に使うOUTPUTを選択します。これで楽曲を選択しPLAYボタンを押せば再生が始まります。
(4)ルーン・リモート
通常、上記ルーンPCは一切操作せず起動させておくだけです。後は、全てiPadやスマホのルーン・リモートで操作が可能です。
インストールするだけで、ルーンPCで設定した内容が全て表示されるので、楽曲を選択して再生するだけです。
以上で終了です。あっけないほど簡単です。この辺りはネットワークやPCに詳しくない方々にとって救いの神ともいえるでしょう。
3.フォルダーツリーがないのは致命的
ほんとうに簡単に構築できるルーンですが、私にとって致命的な問題があります。それは楽曲を選曲する際にフォルダーツリーを使えないことです。
ルーンでは、楽曲を選択するには「アルバム」「トラック」「アーティスト」から選ぶしかありません。ところが、NASに保存されている7500程の全てのアルバムが、(クラシックもロックもJAZZも)、ABC順にごちゃまぜに一覧表示されます。
しかし、そもそもアルバム名やファイル名を規則正しく付けて保存してきたわけではないので、その名前や規則性はほぼ信用できません。
実際に、気軽に聴きたい楽曲を1つ探すのに大変な時間とストレスを要します。これではとても気軽に音楽を聴こうという気になれません。
なぜ、フォルダーツリーがないのか理解に苦しみます。
本格的な楽曲ライブラリーを持っている人には致命的な問題で、どんなに簡単に構築できたとしても、ルーンは選択肢から外さざるを得ないでしょう。
4.日本語にルーン情報のメリットなし
また、ルーンの最大の特徴である情報の表示についても、確かに外国の楽曲には情報が表示されているのですが、日本の楽曲には全く情報が表示されていません。しかも情報は全て英語です。このあたりも話題性はありますが、日本語にとっては厳しい現実かと思います。
外国の楽曲だと情報が英語で表示される
日本の楽曲には情報すら表示されない
ケース2
・スマホ:ルーン・リモート(コントロール)
・PC:ルーン(コア、アウトプット)コアと出力、PCは1台でOK
ケース3
スマホ:ルーン・リモート(コントロール)
NAS:ルーン・サーバー(コア、アウトプット)コアと出力、PCは不要
超簡単なルーンネットワークの構築
ルーンは、他のネットワークオーディオと比べて、専門的な知識がなくても、複雑な設定をしなくても、インストールするだけで本格的なネットワークオーディオが簡単に構築できてしまう超簡単ネットワークオーディオです。
ルーンサーバー対応NASを使えば超簡単
ケース2が最も基本的な構成で、ケース3は、PCをルーン・サーバー対応のNASに代えたものです。こうするとPC無しでネットワークオーディオが構築できます。これは驚きで、ネットワークやPCの知識が十分でない人には画期的なアプローチになります。
ただし、ルーンサーバー対応のNASはcoreiCPUを使うなどPC並みの高スペックが必要で、私のQNAPTS-231PのようなARMではインストールすらできません。
fidataをお持ちなら是非ともこの方法をお勧めします。
2.実際の構築(ケース2の場合)
(1)ルーンのインストール
まずは、PCに、ルーンをインストールします。試用版で試すのにもクレジットカードの登録をしないと先に進まないので注意が必要です。PCのスペックは最低でもcorei3はほどは必要かもしれません。図のように機器を接続します。
「既存のコアPCを探して使う」か、「このPCをコアPCにする」かを聞いてくるので、「このPC」を選びます。
(2)NASを登録する
左メニューの下の方にある「設定」をクリックします。
「保存場所」で「フォルダーを追加」をクリックします。
NASを使うので「ネットワーク共有を追加」をクリックします。
ここでNASのIPアドレスと共有フォルダー名を入力します。QnapであればQfinderで簡単に調べられます。
「ネットワーク共有を追加する」で以下のように入力します。ユーザー名、パスワードは、必要なら入力します。ゲストのアクセス権を拒否にしていなければユーザ名、パスワードは不要と思います。
左にNASが表示されるので、右の共有フォルダーを選択します。
「保存場所」のフォルダーに以下のように表示されればOKです。
USBケーブルでDACに接続すると、OUTPUTが自動的に表示されるので、使いたいものを「有効」にしてゾーン名を付けておきます。
(3)ゾーンの選択
実際に再生する際に、ゾーンの中から再生に使うOUTPUTを選択します。これで楽曲を選択しPLAYボタンを押せば再生が始まります。
通常、上記ルーンPCは一切操作せず起動させておくだけです。後は、全てiPadやスマホのルーン・リモートで操作が可能です。
インストールするだけで、ルーンPCで設定した内容が全て表示されるので、楽曲を選択して再生するだけです。
以上で終了です。あっけないほど簡単です。この辺りはネットワークやPCに詳しくない方々にとって救いの神ともいえるでしょう。
3.フォルダーツリーがないのは致命的
ほんとうに簡単に構築できるルーンですが、私にとって致命的な問題があります。それは楽曲を選曲する際にフォルダーツリーを使えないことです。
ルーンでは、楽曲を選択するには「アルバム」「トラック」「アーティスト」から選ぶしかありません。ところが、NASに保存されている7500程の全てのアルバムが、(クラシックもロックもJAZZも)、ABC順にごちゃまぜに一覧表示されます。
しかし、そもそもアルバム名やファイル名を規則正しく付けて保存してきたわけではないので、その名前や規則性はほぼ信用できません。
実際に、気軽に聴きたい楽曲を1つ探すのに大変な時間とストレスを要します。これではとても気軽に音楽を聴こうという気になれません。
なぜ、フォルダーツリーがないのか理解に苦しみます。
本格的な楽曲ライブラリーを持っている人には致命的な問題で、どんなに簡単に構築できたとしても、ルーンは選択肢から外さざるを得ないでしょう。
4.日本語にルーン情報のメリットなし
また、ルーンの最大の特徴である情報の表示についても、確かに外国の楽曲には情報が表示されているのですが、日本の楽曲には全く情報が表示されていません。しかも情報は全て英語です。このあたりも話題性はありますが、日本語にとっては厳しい現実かと思います。
外国の楽曲だと情報が英語で表示される
Roonをちゃんと使いこなしていますか?
返信削除ちゃんと使えたら目的の楽曲探すのにそんな膨大な時間も労力も必要ないですが?
タグを使いこなしていればフォルダビューやフォルダツリーなど必要ないんですよね
ファイル管理にタグを使っていますか?
使ってないんでしょうね
タグ?! 7万曲の楽曲に今更タグ付けなど無理です。20年近く前からため込んできたリッピングデータですから。リッピングソフトもどんどん変わりましたしね。最近、始めた人は最初からタグを付けてるんでしょうね。タグをつけてもABCとアルバム、アーチストでは検索は無理でしょう。特にクラシックは絶望的です。
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