2018年1月10日水曜日

ネットワークオーディオ

数年前、PCオーディオは、いつも使っているPCにFoobar2000やJRIVERなどをインストールし、内蔵HDDやNASの楽曲をPCのUSB経由で再生するものであった。
しかし、最近の動きを見ると、PCオーディオの世界においても、ネットワークオーディオが主流に躍り出てきた感がある。

PCオーディオにおけるネットワークオーディオの構成要素は、コントロールポイント、レンダラー、メディア・サーバーとこれらを繋ぐLAN環境である。

●コントロールポイント
・簡単に言えば=>スマホ、タブレット
ネットワークオーディオを管理するPCとソフト。PCはメインPCを使ってもいいが、アプリをインストールすればタブレットやスマホでも使えるので非常に便利。
コントロールポイントソフトには、LINNのKinskyとKAZOO、Upplay、AudionetRPCなどがある。
コントロールポイントを立ち上げると、最初にネットワーク上のメディア・サーバーとレンダラーを検索する。発見すると、画面上にメディア・サーバーの楽曲ツリー、レンダラーのプレイリストが表示される。
メディア・サーバーの楽曲ツリーの中から楽曲を選び、レンダラーのプレイリ・リストに送り再生ボタンを押すと、メディア・サーバーから楽曲がレンダラーに引き渡されて、レンダラーが再生を開始する。

●レンダラー
・簡単に言えば=>音楽再生専用PC
音楽再生に特化したPCと再生ソフトウエア。JPLAYやFoobar2000など。USB-DACとUSBで接続されている。再生が始まると、USB経由でDACに音声信号が送られる。負荷が小さいのでminiPC等で十分。一度設定すれば、普段は電源を入れるだけの黒子となる。音質は、ほぼこのレンダラーで決まる。

●メディア・サーバー
・簡単に言えば=>NAS
楽曲の入ったHDDを搭載したPC。NASもメディア・サーバーである。中に楽曲をネットワーク上のコントロールポイントやレンダラーに受け渡しできるようメディア・サーバーというソフトが稼働している。MinimServer、Towenky、AssetUPNPなどがある。

PCオーディオ革命
上記構成要素の中で、最も音質に関係があるのがレンダラーだ。負荷が小さいのでminiPC
等で十分で、これだけでも十分に音がいいのだが、WindowsのプロセスをカットしOSを極限まで搾り上げると、音質が激変(向上)する。この変化は驚くばかりで、プロセスカットこそがPCオーディオ音質向上の最大の解であることは間違いない。今後、プロセスカットは、PCオーディオにとって革命的な発見となるだろう。

ただしプロセスカットは非常に危険なので、AsoyajiAudioでプロセス化とした究極のレンダラーPCを安価に提供すべく現在開発中だ。乞うご期待!

追記
マイクロソフト社に確認したところ、こうしたやり方での販売は認められないとのことで、断念せざるを得なくなりました。
ただし、ユーザー様から依頼を受けるなら問題がないとのことなので、今後、対応を検討していきたいと思います。