2015年9月20日日曜日

最強DAC


今日は、友人が最強DACを担いで我が家に来てくれた。その概要は、SDtrans ES9018DAC DuCULoN SONY PremiumSDカード チョークインプット電源(4系統)。

我が家のFN1242Aタンデム・デュアルモノと比較試聴したのだが、とにかく驚愕の音だった。音がどっしりとしていて、超がつく程の安定感があり、高域、中域、低域と全体にバランス良くかなりの厚みがある、もちろん解像度は高く余韻も十分だ、滲みや歪や背景ノイズもなく非常に心地よい、まるでベンツのようなハイクラスの音なのだ。9018はもう少し線が細く繊細で少し引いたような音だと思っていたが、まるで違った。

一方の、1242Aタンデムは、中高域の伸びがよく、ボーカルのリアル感が凄くこれも悪くはないのだが、低域の厚みが足りない音だということがわかった。比べてみて初めて気がついたことで、とても貴重な体験となった。

追記
低域の厚みが足りないと書いたが、少しニュアンスが違うかもしれない。
最強DACは、高域から低域まで一貫してどっしりと太く厚いのである。これを聴いてしまうと、他のDACがどれも薄っぺらく感じてしまう。しかしこれらのDACも単独で聴いている限りはどれも素晴らしく感じるのである。これはDuCULoNとソニーSDカードの影響も大きいようだ。1242Aでこの厚みを出したいと思うが可能だろうか。

9 件のコメント:

  1. 音は聴こえないのでわかりませんが、写真の印象を
    とにかく目の前の基板の山、そして山。

    圧巻です。

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    1. ほとんどが電源関係です。ファインメットトランス、チョーク、整流平滑基板、TPS基板、コンデンサなどです。見た目も音も圧巻でした。

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    2. やっぱり電源ありき、ですね。
      箱庭オーディオの小生としましては、なかなかそこまで踏み込めない世界です。

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  2. 初めまして。毎回興味深い記事を楽しみにしています。
    とにかくとんでもない電源構成ですね…
    この物量をタンデムに入れたら、どうなるのでしょうね…

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    1. 我が家で2系統です。これはその倍の4系統です。ファインメットトランス+ファインメットチョークを使ったチョークインプット方式での半波整流です。

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  3. これを聴かれましたか。
    私も1ヶ月前にNDKの狹山工場でデュカロンの社内デモがやられると言う話を聞きつけてこのシステムを聴きに押しかけて行きましたよ。その時はSONY PremiumSDカードは未だ使われてませんでしたが、その時点でも凄い音だなと感じました。私の場合デュカロンとSDTransは同じでDACが9018K2Vでしたがこれを聴いて又9018Sに舞い戻ってしまいました。K2V + デュカロンでのNoBandWidthのメリットよりも9018SS + デュカロンでの音の滑らかさに軍配が上がってしまいました。

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    1. やはりDuCULoNは凄いです。値段も凄いので悩んでいます。

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  4. Bunpeiです。早速ブログ記事におまとめいただき深く感謝申し上げます。
    このDACは、中島千明さん製作のSDカードトランスポートボードとES9018 DACボード、他のいろんな部品を組み合わせただけのものですが、部品の選択や電源回路は、私のまわりのいろんな方の知恵と部品調達力のたまものです。
    特に、多くの部品の選択とファインメットコア部品を多用した半波整流DC回路は、新潟県妙高市の三水音響さんのノウハウによるところが多く、この場を借りて御礼申し上げます。
    また、日本電波工業のOCXO発振器DuCULoNの性能に負うところも大きいです。さらにSONY製の音楽再生用メモリカード SR-64HXAの使用で一段と高音質になりました。

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    1. Bunpeiさん
      1242Aでこの音の厚みが出れば最高なんですが、果たして可能なのかどうか。DuCULoNの力も大きいと思います。欲しいですが値段も凄いのですね。

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